フリーターは老後にいくら必要?計画的に貯金をして老後に備えよう

フリーターは老後にいくら必要?計画的に貯金をして老後に備えよう

フリーターとして生計を立てているなら、老後のお金の備えができているだろうかと心配になることがあるかもしれません。一般的に正社員よりも収入の少ないフリーターでも、老後にお金の心配をすることなく暮らすことはできるのでしょうか。

この疑問の答えを知るためには、まず老後の生活にはお金がいくら必要かを知る必要があります。

さらに、国民年金をどれくらい受給できるかを知っておけば、足りない分は貯金をして準備しておくことができるでしょう。

いくらかかる?老後に必要なお金

生涯フリーターとして生活し、独身の場合を考えてみましょう。一人で暮らしていくためには、最低15万円のお金が必要といわれています。月に15万円必要なら、1年間では180万円です。老後を仮に25年として計算すると、老後に必要なお金はトータルで4000~5000万円となります。

とはいえ、一人暮らしで月にいくら必要かは人によって異なるでしょう。住んでいる地域によって、家賃や生活費の相場は異なります。これまでフリーターとして生活し、少ない収入でも快適に暮らす生活術を身につけているなら、もっと少ない金額でも十分暮らしていけるかもしれません。

反対に、老後の生活が心配なのでもっと多めに予算を取りたいと感じる人もいるでしょう。老後に必要な4000~5000万円の中には、病気や介護などで必要になるお金は含まれていません。より手厚く老後に備えたいなら、老後のために5000万円以上は確保しておく必要があるでしょう。さらに、結婚している場合、2人暮らしにはもっと多くのお金が必要です。

このように、ライフスタイルや価値観は人それぞれ異なるので、「自分はどんな老後を送りたいか」をよく考えて、老後に必要なお金を計算してみることが大切です。

フリーターは国民年金をいくらもらえる?

老後の暮らしをするうえで、主な収入源となるのは年金です。そのため、年金のシステムや受給額についての知識を身につけておきましょう。

年金には、基礎年金である国民年金と会社員や公務員が加入する厚生年金の2種類があります。フリーターは厚生年金に加入していないので、老後に受け取れる年金の種類は国民年金のみです。国民年金のみを受給する人のこれまでの年金受給額を見てみると、月に5万円ほどとなっています。

一方、厚生年金と国民年金の両方を受け取れる人の年金受給額は約15万円となっており、フリーターの年金受給額の3倍です。フリーターがもらえる年金は、会社員や公務員がもらえる年金とは金額に大きな差があるのが現実なのです。

フリーターの老後のモデルケース

では、フリーターが年老いて老後を迎えたときのモデルケースを考えてみましょう。先ほど取り上げた通り、一人暮らしで生活のために必要なお金は月に15万円と仮定します。

老後に受け取れる収入が国民年金のみとすると、毎月約5万円しか収入がなく、約10万円も赤字になってしまいます。1年間で計算すると、120万円の赤字です。老後を25年間とした計算では、トータルで3000万円もの赤字が出てしまいます。

老後は年金を受け取れるからお金の心配をする心配はない、と考えていた人もいるかもしれません。確かに、年金は国の社会保障システムの一環で、国民の老後の安心を社会全体で備えるために制定されました。しかし、受け取れる年金額は、加入している年金の種類や支払った期間・金額などによって異なります。

実際に数字を当てはめて考えてみると、フリーターの生活では年金を受け取っても老後に大きな赤字が出てしまうことがわかります。

フリーターなら今から計画的に貯金をしよう!

フリーターであるなら、老後の不足分を補うためにどうするかを考えなければなりません。老後も働くつもりでいるとしても、年を取ってから若いときと同じペースで働き続けるのは簡単なことではないでしょう。

若いときほど健康ではなくなり、高齢でも受け入れてくれる就職先も限られてきます。そのため、ずっとフリーターでいるつもりなら、3000万円もの老後の赤字を帳消しにするために、今から計画的に貯金をしておく必要があります。

貯金するための2つの大きな柱は、収入を増やすことと支出を減らすことです。フリーターとして生活する中で、さらなる収入アップの道はないか考えてみましょう。

新しい技術を身につける、副業を始める、転職をするなど方法はいくつかあります。増えた収入は貯金に回して、贅沢な暮らしをしないようにしましょう。さらに、加入している携帯電話や保険のプランを見直す、節電する、自炊するなどの方法で支出を抑えることができます。

老後の暮らしについて今からしっかりと考えて、計画的に貯金しておくなら、フリーターでも老後を安心して過ごすことができるでしょう。

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こぶたのまとめ

  • 老後の一人暮らしには、最低月15万円が必要
  • 国民年金は毎月約5万円しか受給できない
  • 老後に備えるためには4000~5000万円ほど必要
  • フリーターなら早めに計画的に貯金をしよう

 

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