つらいことも楽しいことも経験のうち!webライターの取材について

つらいことも楽しいことも経験のうち!webライターの取材について

webライターとしてある程度のキャリアを重ね、指定事項に沿ったライティングが問題なくできるようになったら、次のステップへと進んでみましょう。取材を伴うライティングへの挑戦をおすすめします。

観光スポットの写真を撮ったり、関係者にインタビューしたりするなど、記事の内容を裏付けるために取材は欠かせません。楽しいこともつらいことも貴重な経験となるでしょう。ここでは、webライターにとっての取材とはどんな意味を持つのかを解説していきます。

人や場所に出会えるのが取材の喜び

取材を伴う仕事では、単価が高くなったり経費を用意してもらったうえで観光地に行けたりというメリットが発生します。しかし、webライターにとっての最大の喜びは、新しい人や場所とつながれることでしょう。

インタビュー記事であれば、webライターはふだん関われないような人と、貴重な話をする機会を持てます。企業の重役や特殊な経歴の持主へのインタビューはライター自身にもさまざまな発見をもたらしてくれます。ほとんどの場合、読者は編集されたインタビュー内容しか読めませんが、webライターは話の全てを吸収できます。

また、興味のなかった場所を訪れることでライターとしてのアンテナを広げられます。新たなインスピレーションがわき、仕事に活かせる可能性もあるのです。

取材の機会そのものが、webライターのスキルアップにつながります。クライアントの指示通りに動くだけではなく、自分で段取りを組んで動く取材記事はライターの思考力を高めてくれます。テーマや読者への「引き」を考えながら取材をするのもライターの腕の見せ所です。

取材対象を怒らせてしまうことも

取材では毎回、トラブルがなく終わるとは限りません。むしろ、生身の人や物を相手にするのですから、予想通りに進むケースのほうが稀でしょう。

たとえば、観光地の取材であれば天候が大きく作用します。せっかく緻密に立てたスケジュールが、一つのにわか雨で消し飛ぶことも珍しくはありません。また、取材対象が急な用事で来られなくなるなどの変更点も考えられます。

中でも、webライターにつらいダメージを与えてしまうのが、取材対象を怒らせてしまうパターンです。取材対象者は必ずしも取材に協力的な人ばかりではなく、ときには取材を面倒に思っている人もいます。イライラしながら取材を受けている人は、ライターの些細な言動に腹を立て、へそを曲げてしまうこともあります。また、話しやすい取材対象でもライターの物言いに反発してしまい、取材が上手くいかないときもあるでしょう。

ライターが学びたいのは「取材はさせてもらうもの」という教訓です。上から目線で「取材してあげている」と思っていると態度や言葉に表れてしまいます。取材対象への感謝を忘れず、取材先では礼儀正しく振舞いましょう。

取材に最も大切なポイントは「準備」

取材を成功させるためのコツは「準備」です。ゼロから現地に行って、インタビューや撮影を行っても、興味を引くトピックに出会えないパターンがあります。それは、ライターがトピックを見つけ出す努力を怠っているからです。そこで、準備の必要性が生まれます。

取材する人がどんな人で、何をしてきたのかを事前に調べておくと話は盛り上がりやすくなるでしょう。また、取材場所の歴史を詳しく知っておくと、現地に着いてからも取材するポイントをしぼりやすくなります。あらかじめ記事の内容を想定しながら取材を行うとスムーズかつ正確に進んでいくでしょう。

ただし、あまりにも一つのストーリーに固執して取材を行うと「ヤラセ」に近い記事が生まれがちです。記事の設計図は頭の中に広げていても、より優先されるのは新しく出てくる生の情報です。現地に行かなければ分からなかった情報を記事に取り入れると、より臨場感と説得力のある記事ができあがります。

準備は徹底し、そのうえで現地では準備した要素を捨て去る勇気も大切です。「捨てるかもしれない準備」に力を注げるかどうかに、充実した濃い記事をかけるかどうかがかかっています。

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こぶたのまとめ

webライターにとって取材とは

  • 新しい人や場所に出会える喜びがある
  • 意図せずして取材対象を怒らせてしまうことも
  • 充実した取材のためには準備が大切

執筆だけでなく取材もこなせるようになれば、webライターとしての需要は高まります。

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