一生フリーターでいたいのなら将来について考えておくべきこと

一生フリーターを続けることは不可能ではありません。フリーターは仕事を選ぶうえで自由度が高く、責任も少ないため、気が楽といえます。しかし、正社員に比べ生活基盤が安定しているとは言い難い状態です。

特に、フリーターは老後の生活費の源とされている年金収入が少ないため、これの対策を怠ってしまうと取り返しのつかない事態に陥ってしまう恐れがあります。正社員に比べ、どれくらい年金受給が少ないのか、どのような対策が有効なのかについて紹介します。

一生フリーターを続けることのメリットとデメリット

フリーターを続ける理由は人それぞれです。組織にどうしても馴染めない人、もともと裕福なため無理に働く必要がない人、やりたいことが見つからない人など、その他にも事情はあることでしょう。基本的にフリーターは、正社員に比べると少ない負担で働き続けることが可能です。また、好き嫌いで仕事を選ぶこともできるので、自分の都合で働きやすいメリットがあります。

ただし、当然のことながらメリットだけではありません。いくつかデメリットがあるのですが、なかでも着意しておくべきなのは「年金」についてです。

正社員とフリーターには老後の収入面において、その安定性に大きな違いが発生します。つまり、将来的に受給可能な「年金額」に大きな差が生じるのです。これについては、「知らなかった」では済まされず、気がついた時期によっては手遅れになってしまう恐れがあるため注意が必要です。

フリーターが避けて通れない未来とは

正社員でも、フリーターでも、老いを避けることはできません。そして、いずれは定年と呼ばれている年齢（一般的には65歳前後）を迎えます。この流れは、正社員、フリーター、その他を問わず同じです。

ただし、正社員とフリーターでは、定年とされている年齢以降の生活基盤が大きく異なります。いわゆる、人生のなかで「老後」と区分されている時期の生活です。多くの場合、老後の生活の資金源として考えられているのは「年金」です。原則として、フリーターには国民年金への加入と保険料の納付に関する義務が発生します。そして、受給対象年齢に達した後は、企業の正社員は厚生年金、フリーターは国民年金を受給することになります。

「平成28年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、それぞれの月額の平均受給額は厚生年金が約15万円、国民年金の場合は約5万円です。驚いたことに、月額平均においてその受給額に3倍もの差があるのです。厚生年金のように月額15万円を受給できれば、工夫次第で生活は可能でしょう。しかし、国民年金の月額5万円では、それだけで生活を続けるのは困難です。

【厚生労働省】平成28年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12500000-Nenkinkyoku/H28.pdf

フリーターであり続けるために絶対にやるべきこと

一生フリーターを続けたい人、もしくは続けた人には、年金の月額受給「約5万円」の老後が待っています。要するに、老後の生活を安定させるためには、働いて生活資金を稼ぎ続けるか、もしくは十分な貯蓄を確保しておくかのどちらかが必要になります。

老いと共に体力は減少し、病気などのリスクも高まるため、生活費を稼ぐために一生働き続けるのは現実的ではありません。また、仮に稼ぎ続けることができたとしても、老いるほど働き口は減少し、これに伴い稼ぎも少なくなります。

つまり、フリーターを続けたいのなら、体力があって元気に働ける時期に、可能な限りの収入を得て、それを貯蓄しておくことが極めて重要になります。老後に受給できる年金は月額で5万円程度であるため、普通の生活を続けるためには、必要になる生活費を他から補填（約5万～10万円）しなければならないからです。

webライターはフリーターの収入源として魅力的

フリーターの副業や、別の収入源として効率的なのが、PCを使った仕事です。なかでもお勧めなのが「webライター」です。基本的にwebライターは、仕事場所や時間の制約が少ない場合が多いです。つまり、休日を利用した自宅での作業（執筆）が可能になるため、空き時間を無駄なく収益化することができます。そして最大の特徴は、特別な体力や筋力を必要としないので、生涯を通じて継続できることです。

webライターの主な仕事は、依頼されたテーマ（内容）を規定された文字数に応じて文章化し、記事として仕上げることです。文章や記事は書けば書くほど、表現力や文章力などのスキルアップにつながります。スキルがアップすれば、仕事の単価も高くなり、同じ作業でも収益率が向上します。

要するに、早く始めれば、技術的にも収益面でも有利になり、安定化できる確率も高まるのです。空き時間を活用して、これが実現できるのですから、まさしく一石二鳥といえます。一生フリーターを続ける人にとっては、将来に備えた収入源としてwebライターの仕事はとても魅力的です。

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