せっかく書いても意味が伝わらない?初心者ライターがやってしまいがちな失敗3つ

「分かりやすい文章」とは何でしょうか?読み手の立場が考えられており、シンプルで無駄がなく、全体の流れがスムーズな文章だと個人的には考えています。
分かりやすい文章は一見簡単そうに見えますが、書こうとすると時間や手間が思ったよりもかかるものです。
ライター歴が短い私ですが、「分かりやすい文章とは何か?」を考えていくうちに、自分なりに気づいたことがたくさんあります。今回はその中から3つ例を挙げて紹介したいと思います。
失敗例その1:読者の立場を考えない
初心者ライターがやってしまいがちなのは、読者を置き去りにした文章を書いてしまうことです。例を挙げてみます。
1)を読んで完全に理解できるのは、ある程度水泳に詳しい人だけでしょう。特定のジャンルに詳しいと、「これくらいなら分かるはず」とつい説明を怠ってしまいがちです。
webライティングの場合は読者層が想定されているので、よく確認するようにしましょう。いろいろな立場に立って想像力を働かせるのもライターの腕の見せどころです。
失敗例その2:同じ意味なのに違う単語を使っている
文章作成も波に乗ってくるとつい思うがままに文章を書いてしまいがちです。けれども、いろいろな単語を使いすぎると意味が通じなくなってしまいます。下記のような例がそうでしょう。
本来「小説」で言い換えられる単語を、3)の文章では「書籍」、「本」、「小説」とバラバラの単語が用いられています。文章が長くなればなるほど、意味も伝わりにくくなるでしょう。4)のように使う単語を統一することで、より無駄のない文章にできます。
表現力の幅も大切ですが、webライティングの文章は分かりやすいのがベスト。伝わる文章を書くためには単語を統一する作業が欠かせません。
失敗例その3:文章同士のつながりに欠ける
文章全体の流れがスムーズでないときは、たいてい文章と文章がつながっていません。
私も文章を書き始めた頃に指摘されたことがありますが、その当時は5)のような文章を書いていました。
5)と6)は同じ文章ですが、文の順番が入れ替わっています。5)はポイントの説明からいきなりキャンペーンに話がとんで、またポイントの説明に戻っています。これでは何を伝えたいのか分かりませんよね。
一方の6)は、ポイントの説明からキャンペーンの説明となっていて、流れがスムーズです。こちら方が分かりやすく感じられるでしょう。文章の流れについて分からない場合には、「似た意味を持つ文同士を近くに置く」ことから意識するといいと思います。
それでも文章作成は難しい?そんなときは「まね」をしてみよう!
分かりやすい文章を作るために意識しなければいけないことは他にもたくさんあります。それらを取り入れながら書いていけば、徐々に文章は上達していくでしょう。
それでも1人で文章を書いていると、「本当にこれで良いのか」と、分からなくなることもあります。そんなときは、「他人のまね」をしてみることをおすすめします。他のwebライターさんが書いた記事をたくさん読んで、文章の流れや単語の使い方、表現方法などを学んでみましょう。学んだ技術を自分の文章に活かすのです。
その手段として「こぶたの鉛筆」の過去の記事をさかのぼって読んでみるのもおすすめです。プラチナライターさんの分かりやすい文章の具体例がたくさん掲載されているので、イメージもつかみやすいのではないでしょうか。
こぶたのまとめ
分かりやすい文章を書くためのポイントはたくさんある。
その中でも今回は「読者視点」、「単語の使い方」、「文章の流れ」について解説。
文章作成に行きづまったら、他人の文章を読んで技術をまねてみるのも上達のきっかけになるかも!?