『多眼思考』悩みを解決するヒントがこの1冊に詰まっている!

多眼思考

仕事や家庭での悩みは、誰しも1つや2つあると思います。誰かに相談するのもいいですが、この本を読むことで解決のヒントになるかもしれません。「多眼思考」は社会派ブロガーちきりん氏がTwitterでつぶやいた内容をまとめた1冊です。

1つ1つはすぐに読み終わるのですが、どれも考えさせられる内容になっています。凝り固まった考えではなく、ものごとの見方を変えてくれるアドバイスが300も載っているので、悩みを抱えた人にはおすすめの1冊です。

自分の頭で考えることが大切

大人になると自分から本を読んだり、積極的に学んだりしないと考え方がどんどん凝り固まっていきます。普段の仕事や家事もルーティン化しているとむずかしいことは考えずに「作業」として毎日が過ぎていきます。自分で考えるという行為は意識していないとなかなかできません。

しかも、外部からの刺激がないと偏った考えになってしまうことがあるのです。誰かと話をすることで刺激が加わり、考え方を柔軟にすることができますが常に話し相手がいるとも限りません。

そんなときに、この本を読むことで自分では思いつかなかったような考え方を知ることができます。自分の頭で考える重要性を教えてくれる本です。

140文字のつぶやきだけで本質を突く

この本はちきりん氏がTwitterでつぶやいたことを8つの項目にわけて掲載しています。通常の本とは違い、どのページからでも読むことが可能です。140文字の制限があるTwitterでのつぶやきはムダな部分は削ぎ落とされ、ものごとの本質を突いた内容が書かれています。

問題提起している部分もあるので悩みを抱えている人も、そうでない人も、どの箇所から読んでも心に刺さります。とくに悩みを抱えている人には解決の糸口が見つかる可能性が高いのでおすすめです。

私も悩みを抱えていたときに何気なくパラパラとページをめくって読んだつぶやきに「そうだよね。そんな考えもあるよね」と考え方を柔軟にすることができました。本の中の一部に「世界が変わるのを待つより、自分が変わった方が早いですよ。」というつぶやきがあります。

悩んでいる人にとっては「世界」ではなく、たとえば「親」「子供」「友人」などに置き換えることで現状を変えるきっかけになるはずです。ちきりん氏のつぶやきに「はっ」とさせられます。

思考力を高めながら決断力も磨く

この1冊の本は、つぶやきをまとめたものなのでラフな言葉で綴られています。しかし、堅い文章で書かれていない分、スッと胸に刺さります。一言一言が的確に突いてくるので、本音をぶつけられて痛いところを突いてくるなという感覚です。

悩みは誰かに相談できたとしても、答えを出すのは自分です。最終的には自分で決断しなければいけません。思考力を磨くことで、自分は何に悩んでいるのかというところから考え始めます。それを繰り返していくうちに思考力が高まり、最終的には自分で決断を下せるようになるのです。

たくさん考えることで決断力も早くなり、スピード感が上がります。悩みや問題はじっくり考えても事態がよくなる方向へ進むことは少ないです。思考力を高め決断を早くした方が、結果的に事態を悪化させずに解決することができます。

広い視点でものごとを考えることが大切

ものごとの見方を変える300の言葉が詰まったこの本は、誰でも1つは共感や発見があります。必ずしもこの本に書かれていることが正しいわけではなく、自分だったらこの問題に対してどう考えるのか、という思考力がつくのです。

もちろん、悩みがあれば自分に合った章を見ることで解決の糸口を見つけることができます。しっかりものごとを考えるクセを身に付けることが大切と教えてくれる本です。

色々な考えに触れることで、ものごとを柔軟に捉えられるようになります。私も仕事で悩みを抱えていたときに、この本に書かれている言葉がグサッと刺さりました。ただ刺さっただけでなく、行動に起こすことが大切です。この本を読めば、自分の頭で考える思考力と決断力が身に付くでしょう。

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