レベルアップしたい人必見!ライターとしてのポートフォリオの作り方

レベルアップしたい人必見!ライターとしてのポートフォリオの作り方

ライターとしてある程度経験を積んだ人におすすめしたいのが、ポートフォリオを作ること。これまでの実績や作品をまとめたポートフォリオは、自分のライターとしての実力を証明してくれるものです。

クライアントへの営業材料やプレゼンの資料としても使えるので、作っておくと今後のライター活動に役立ちます。

ポートフォリオって必要なの?

ポートフォリオとは、クリエイターが自分の作品やこれまでの実績を集め、まとめたものを指します。いわゆる作品集のようなものです。形式は特に決まっておらず、冊子のような紙媒体で作ることもあれば、ポートフォリオ用のWebサイトという形で作る場合もあります。

ポートフォリオは、ライターを始めとするクリエイターが転職活動や営業活動を行なううえで重要な資料となってくれるものです。

ライターの場合、相手に一緒に仕事をしたいと思わせるためには、ライターとしての実力や実績を相手にきちんと示すことが必要になってきます。しかし、履歴書や職務経歴書といった一般的な書類だけでは、ライターとしてのセンスおよび文章力などのスキルを相手に伝えるのは難しいですよね。

そこで役立つのがポートフォリオなのです。

たとえば、ライターであれば、記事サンプルや過去に自分が執筆した記事の情報などをポートフォリオにまとめておきます。紙にまとめたものを持ち歩いたり、スマホやPCですぐに閲覧できる状態にしたりしておけば、突然営業のチャンスが訪れたときでも安心です。

ライターとしてこれまで作ってきた成果物を示すことができるため、その場で説得力のある営業活動が行なえます。

仕事を依頼するクライアント・企業側としては、どんな文章を書くライターなのかを知ったうえで仕事を任せたいと考えるものですよね。このとき、客観的な評価材料があれば安心して依頼ができます。

ライターとして自分を売り込んでいきたいのであれば、ぜひ作成することをおすすめします。

ポートフォリオを作る目的とアピールすべきこと

ポートフォリオを作る目的は、クライアントや応募先企業に自分のライターとしての実力や強みを知ってもらうことです。

ライターは形のある物を売るのではなく、アイディアや文章を作る力といった見えない物を売り込む仕事です。しかし、実物がない状態で商品の魅力を説明するのは難しいことですよね。口頭や文章でこれまでの実績をただ説明するだけでは、説得力が少し足りないかもしれません。

ライターとして自分のよさを知ってもらいたいなら、やはり実際に書いた記事をクライアントや応募先の担当者に見てもらうのが近道です。そのほうが説得力が出ますし、ライターとしての魅力も具体的に伝えられます。

ポートフォリオはいわばライターとしての、名刺のようなものです。どんな文章を書いているのか、どんな記事をこれまで書いてきたのかなど、ライターとしての基本情報が詰まっています。

ポートフォリオを読むことで、クライアント側の担当者はそのライターの得意ジャンルやこれまでの実績、文章の個性などをはっきりと理解できるようになります。

ポートフォリオはこれまでの経歴、成果物をただ単にまとめたものではありません。ほかのライターとの違いを読み手に伝えるためにも、盛り込む内容には十分気を配る必要があります。自分の個性や得意分野などを積極的にアピールできるような、魅力的なポートフォリオを目指しましょう。

ポートフォリオってどうやって作るの?

ポートフォリオのフォーマットは大きく分けて紙とデジタルに分かれます。

紙の場合は、印刷した成果物や実績のデータをクリアファイルにファイリングする、製本するといった形でまとめます。一方、デジタルの場合はポートフォリオ用のWebサイトを作ったり、PDFファイルに成果物をまとめたりすることになります。

どちらのフォーマットで作っても構いませんが、できれば紙版とデジタル版を両方用意しておくのがおすすめ。いろいろなシチュエーションに対応できる分、クライアントや企業担当者に作品を見てもらうチャンスも増えます。

フォーマットを決めたら、次にどんなツールを使って作るのかを考えましょう。

ポートフォリオにはフォーマット同様、実際の作成方法に関しても細かい決まりはありません。読みやすいものに仕上げる自信があれば、手書き、オフィスソフトなど自分の好きなツールで作って大丈夫です。

ただ、見やすいポートフォリオを楽に作りたいのであれば、既存のポートフォリオ作成ツールや作成サイトを使うと便利です。

ポートフォリオ作成ツールやポートフォリオ作成サイトには、豊富なテンプレートがある、操作がシンプルといった特徴があり、初心者でも効率よくポートフォリオを作成できます。しかも、無料で利用できるサービスが多いのもメリットです。ツールやサイトによって個性があるので、自分に合ったものを探してみましょう。

実際の構成については、先輩ライターたちが実際に作ったポートフォリオが参考になります。たくさんの人がネット上にポートフォリオをアップしていますので、作成前にチェックしてみてはいかがでしょうか。

見やすいポートフォリオを作るコツと注意点

せっかくポートフォリオを作るのであれば、相手にとって読みやすく、かつ魅力を感じてもらえるようなものにしたいですよね。

そこで、ここでは見やすいポートフォリオを作るコツや作成上の注意点を紹介します。

全体のコンセプトを統一する

魅力的なポートフォリオを作るためには、全体のコンセプトを統一することが大切です。得意ジャンルの記事を紹介していくにしても記事のチョイスにまとまりがないと、何を伝えたいのかわかりづらいポートフォリオになってしまいます。

また、クライアントに合ったコンセプトを考え、それに合わせて作品を選定することも重要です。

作品集・実績集という意味合いのあるポートフォリオですが、掲載する作品の数が多すぎると読みにくくなってしまいます。相手の負担を減らすためにも、載せる内容はある程度絞り込む必要があるのです。

このとき心がけたいのが、あくまでクライアントに合わせて内容を考えるということ。クライアントによって興味を惹かれるジャンル、記事は違います。

たとえばグルメ記事を求めているクライアントであれば、グルメに関連しそうな実績がメインになるように構成していくと相手の心に響きやすくなるでしょう。

誰に読んでもらうのかを考えつつ、内容に一貫性の感じられるポートフォリオを作りましょう。

自己紹介文を入れる

ポートフォリオには簡単な自己紹介文も載せておきましょう。

実際にクライアントが仕事を任せるうえでは、これまでの実績だけでなく、ライター本人の人となりも重要な判断材料になります。

自分の経歴、手持ちのスキルを効果的に伝えるためにも、ポートフォリオの最初のページに自己紹介文を載せておくとよいですよ。長々と書くと読みにくい構成になってしまうので、経歴やこれまでの実績、今後の抱負などを簡潔にまとめましょう。

相手が知りたい情報をきちんと明記する

記事の実物や実績などを掲載するときには、依頼者側が知りたいと思える情報も添えるようにしましょう。

具体的には「紹介文」という形で、クライアント名や作成記事のコンセプト、企画内容、クライアントからの評価・要望などを成果物ごとに簡潔にまとめておきます。

可能であれば、記事の掲載先、執筆期間や報酬についても書くとよいでしょう。具体的な数字や情報を示しておけば、クライアント側も安心して仕事を依頼できます。

著作権に関するルールや守秘義務を厳守する

ポートフォリオを作成するうえでは、著作権に関するルールや守秘義務を守ることも大切になってきます。

ライターとして作った成果物の著作権は、依頼先の企業に帰属することが多いです。また、契約内容によっては守秘義務が発生していることもあります。

余計なトラブルを避けるためにも、著作権や守秘義務に関するルールは厳守しましょう。署名付きの記事以外は掲載先が特定されないような形で記事内容をポートフォリオに掲載すると無難です。

しかし、掲載先が特定されないように記事を紹介することが難しいことも多いでしょう。

その際は、必ずその成果物の依頼主に事前に許可を取り、その上でクライアント名や記事の掲載先、報酬についてポートフォリオに記載しましょう。

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