どうしたら記事を量産できる？執筆スピードの重要性とは

webライターは仕事量と収入がほとんど比例する仕事です。特に初心者はいきなり高額案件を手がける頻度も少ないので、まずは量をこなして収入を確保する姿勢が大切になります。

しかし、ここでライターが壁にぶつかるのが執筆スピードの遅さです。慣れないうちは執筆スピードが上がらずに、収入を増やせなくて困るでしょう。

ここでは、初心者ライターが執筆スピードを意識する重要性や、スピードの身につけ方について説明していきます。

一つの記事を仕上げるのに求められるプロセスは？

最初に一つの記事を仕上げるプロセスを正確に把握し、ルーティーン化しましょう。初心者ライターは工程のチェックリストを見ながら作業を進めていくのがおすすめです。

まず案件を受注したら、運営やクライアントからの「指定事項」を読み込みます。そして、読者層や目的、文体やNG項目を頭に叩き込んでください。

次に記事の構成へと移ります。こちらも指定がある場合は正確に理解しましょう。自分で構成する必要があれば、テーマを踏まえて見出しや小見出しを構成していきます。

そして、リサーチに取りかかります。ネット上で執筆に必要な情報を収集し、参考にできるサイトをメモしておきます。

ここまでの準備が完了して、ようやく執筆に取りかかります。執筆が終わっても誤字脱字が多ければ承認されない恐れがあるので、丁寧に見直しをするのが賢明でしょう。

目標タイムを決めて記事執筆にとりかかる

webライティングでは「完璧」に執筆しようとすると、いくらでも時間が経っていきます。それは「完璧な記事」など存在しないため、目標を高く設定しすぎると推敲が終わらなくなるからです。結果、記事の執筆量は減り、収入も落ちるでしょう。

原稿料が高い連載や出版物の仕事ならともかく、webライティングではある程度のクオリティーをある程度のスピードで量産する資質が求められます。

そこでおすすめなのが、記事執筆前に目標タイムを設定するやり方です。「この記事をこれだけの時間で終わらせたら、スケジュールが楽になる」という観測のもと、目標を決めましょう。もちろん、目標タイムに合わせるため手抜きをするのは論外です。記事執筆に必要なプロセスを全て踏まえたうえで目標を越えられるようになると、ライターとしての成長を意味します。

執筆スピードを上げるにはパターンを多く作る

執筆スピードを上げるには、タイピングや文章力も重要ですが、それ以上に重要なのが記事のパターンを作り出すことでしょう。たとえば、人気ライターの記事を読んでいると同じような構成、言い回しが多い点に気づかされます。記事を量産するためには、全ての記事で新しい構成を一から考え出している時間はありません。ライターの中でパターンを決めてしまい、テーマをあてはめて構成しているから執筆スピードが上がるのです。

たとえば「～をできる3つの方法」だとか「～しないための4つの理由」だとかいった得意な構成を自覚しておけば、さまざまなジャンルに応用が効きます。また、「悪い例を挙げてから良い例を引き合いに出す」パターン、「引用を挙げてからテーマを考察していく」パターンなど得意のパターンが多くなるほど「考える」時間が減るので執筆スピードが身につくでしょう。

「見直し」を行った方がスピードが上がる理由

執筆スピードを上げるためには「見直し」が邪魔だと考える人もいるでしょう。しかし、結果的に見直しがある方が執筆スピードは改善されます。

まず、最後に見直しの時間があると思えるからこそ、執筆中に手を止めなくて済むからです。

見直しをしないつもりで執筆していると、一文一文に過剰なこだわりが出てしまい、考えながら書く時間が増えます。結果、執筆時間はどんどん長くなるでしょう。少しくらい荒い文章でもとにかく完成させて、最後に見直しで整えれば執筆時間は短縮されるのです。

また、見直しを省くと承認率も下がります。修正依頼で指摘される箇所も多くなり、一つの記事に取られる手間が大きくなるのです。また、どんなに早く仕上げても内容が悪すぎて非承認になれば元も子もありません。執筆量を増やしたいからこそ、見直しというプロセスは大切なのです。

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