介護とWebライターとの両立は可能?

介護とwebライターとの両立は可能?

親が高齢になってくると考えなければならない問題のひとつに介護があります。親の健康状態や環境などそれぞれ事情は異なりますが、何らかの形で直面する人は多いのではないでしょうか。仕事との両立ができるのかどうか気になる人もいると思います。

Webライターは比較的介護と両立しやすい仕事といわれていますが、実際はどうなのでしょうか。

介護はどれくらい仕事に影響が出るのかという問題を中心に、自分の経験から解説します。

介護はどれくらい家族の仕事に影響する?

一般的に問題とされているのは、家族が仕事をする時間が介護によって奪われてしまうことです。私の経験で言えば、親の介護は兄弟で分担して協力し合っていたので、全員仕事を続けることはできました。しかし、それでも影響が出たのは確かです。介護の中心になったのは親と同居している兄弟でした。自営業ですが、介護が進むにつれ時間が取られていき、実際に顧客からの信頼を落とすこともありました。

健康状態がまだそれほど悪くなければ、訪問介護やデイサービスなどを利用すれば家族も比較的楽です。大変なのは立ち合いや送り出すときくらいなので、時間のやりくりはできます。私の親も時々訪問介護を利用する程度でした。1人では難しい入浴がメインです。

入浴の時間は希望の時間帯で予定してもらえることが多く、朝や夕方に入れてもらえれば自分の予定は組みやすくなります。デイサービスも同様です。朝の送り出しと夕方の帰宅時に自宅にいればいいので、サイクルができてしまえば楽でした。

問題は健康状態が悪化したときです。たとえ施設内にいるときでも、一旦健康面に問題が起これば家族にすぐ連絡が入ります。そうするとすぐに行かなければなりません。施設の方針などもあると思います。ただ、一般的に病院の受診や何らかの処置が必要なときは家族の同意や立ち合いは必要です。

介護サービスや制度をどう利用するか

まだ介護を経験したことがない人の中には、施設や介護サービスを利用すればいいと考えている人もいるでしょう。確かに、医療設備の整った施設への入居なら、家族の負担は減るのかもしれません。

しかし、完全に負担がないわけではありませんし、入居できない場合もあります。何か起こったときにはすぐに家族が駆けつけたり、同意書を書いたりすることがどんどん増えていきます。

何より実際に困ったのは、デイサービスやステイと呼ばれる宿泊サービスは利用に限度があることです。詳しい説明をよく聞かないまま集中して利用してしまったことで、自宅での介護を余儀なくされることもありました。介護保険は利用できますが、家族の負担割合も結構あります。

介護を控えている人は、自分の住む自治体の制度や介護施設について事前に調べておく方がいいと思います。また、施設内で着用するものがあらかじめ指定されていたので、それに沿ったものを買い揃えるにも時間が取られました。

在宅で働くことで介護との両立はしやすい

高齢者になると、本当にちょっとしたことで体調は変化します。何かあったときにすぐに対応できるには、時間が拘束されやすい仕事は難しいと感じました。実際に突発的なことが起こると、一番駆けつけやすかったのは在宅ワークの私でした。

これが通常の会社勤務であれば、遅刻や早退と次第に仕事への影響は大きくなってしまうでしょう。周囲にも迷惑をかけることになります。実際に、友人の中には親の介護で退職した人もいます。介護で仕事に影響しないよう配慮された制度もできていますが、現実的な利用は難しい部分があります。

Webライターをはじめ、在宅ワークなら仕事と介護の両立は可能といえます。介護を控えている人は、今から少しずつ移行しておくのも良いかもしれません。

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こぶたのまとめ

  • 介護では家族が直接関わることが意外と多い
  • 施設と制度の利用はどれくらい可能か調べておく
  • 在宅ワークなら介護との両立はしやすい

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