働く女性の悩みって?転職以外の方法でどう解決する?

働く女性の悩み

仕事に関しての悩みを抱えている働く女性はたくさんいます。あなたもその一人かもしれません。

あなたと同じような悩みを抱えている人は、どれくらいいるのでしょうか?また、その悩みはどのように解決すればいいのでしょうか?

この記事では、働く女性に多い悩みや、その解決方法を、転職以外で紹介します。転職は最終手段ですから、まずは転職をする前に、今すぐできる方法を試してみて下さい。

働く女性の悩みランキング1位は「給与・待遇」

2017年の8月末から9月末にかけて、求人情報サイト「エンウィメンズワーク」では仕事の悩みに関するアンケート調査を行いました。

仕事に関して、どのような悩みを抱えているか、回答結果は以下のようになりました。

  • 「給与・待遇」(53%)
  • 「今後のキャリア」(45%)
  • 「仕事内容」(45%)
  • 「人間関係」(44%)

参考:
⼥性に聞く「仕事の悩み」 調査仕事の悩みトップ3は「給与」「仕事内容」「今後のキャリア」。 ー『 エンウィメンズワーク 』ユーザーアンケート集計結果ー

もっとも多かったのは「給与・待遇」という声です。

全体の過半数を占めました。既婚・未婚を分けて集計しても給与・待遇の悩みがトップであることは変わらず、特に未婚者は59%が悩んでいると答えています。

給与・待遇の悩みというと、かつては男女間の格差が中心でした。しかし、女性の社会進出が進んだ現代では、原因はもっと複雑化しています。職種や業種による格差、雇用形態による格差なども含めて見ていく必要があるでしょう。

「給与・待遇」に次いで多かった悩みは、「今後のキャリア」「仕事内容」で、それぞれ全体の45%です。

「今後のキャリア」「仕事内容」の悩みは、非正規雇用で働く人に多い傾向にあります。

実際、派遣社員として働く女性は、53%が「今後のキャリア」が悩みだと答えています。「雇用の安定性」を悩みとして挙げる人も多く、正社員や契約社員よりも不安に感じやすいようです。

未婚者の場合は、「給与・待遇」を選ぶ人が目立って多く、「人間関係」や「自分の適性」について悩む人も多いという傾向があります。それに対して、既婚者は、「仕事とプライベートの両立」に悩む人の割合が「給与・待遇」に悩む人と同じです。

女性の場合、どのような雇用形態でどういう仕事をするかということと同時に、既婚か未婚かによっても悩みの内容は大きく違ってくるようです。

それでは、それぞれの悩みについて、詳しく見ていきましょう。

給与に人間関係…働く女性の声

アンケートにより、仕事を持つ女性にとって「給与・待遇」「今後のキャリア」「仕事内容」「人間関係」の4つが大きな悩みであることがわかりました。それでは、解決策を考える前に、なぜそのような悩みが生じるのかという原因の部分について、もっと深く掘り下げていきましょう。

給与・待遇が悪い!

「給与・待遇」に対する悩みは、同じ職場で働き続けていくうちに、職務内容や雇用形態の違う同僚との格差を実感して悩み始めたケースがよくあるようです。

正規雇用とほとんど同じ仕事をしていると感じる非正規雇用者の場合、「なぜ給与や待遇に大きな差をつけられているのか」と、もやもやしますよね。「一般職と総合職」「営業職と事務職」「正社員と契約社員」など、同じ会社にいても異なる職種、雇用形態で働く人と比較して大幅に少ないと不満を感じてしまいます。

ステップアップして今とは異なる職種や雇用形態で働くことができれば、給与や待遇が良くなると安易に考えがちかもしれません。しかし、その際はもちろん給与だけではなく、仕事の責任も増します。今より自分の時間が減ったり、ストレスがたまったりといったこともあり得るので、慎重に考えることをオススメします。

今後のキャリアが不安!

「今後のキャリア」に対する悩みは、男性にもあるかもしれません。しかし、男性と女性では悩みの根本的な質が異なります。女性の場合、結婚や出産などの人生設計とも合わせて考える必要があるからです。

男性の場合は、結婚したからといって「仕事内容を変える」「キャリアアップをあきらめる」という選択をすることはまずないでしょう。しかし、女性の場合は、結婚や出産によってキャリアアップを望めなくなるというケースが多いのが現状です。

企業に女性のキャリアアップを受け入れる体制がないことも多く、女性のキャリアアップは厳しいと感じる人が多い傾向にあります。 

先の見えない仕事内容!

「仕事内容」に対する悩みは、どれだけ長く働き続けても行きつく先が見えていることから生まれるようです。

資格を取ったり、試験を受けたりすることで与えられる仕事の幅が広がるような職種であればいいのですが、そうでない場合、「このままだと私には先がないのでは」と不安を感じるようです。

また、多くの作業を任せられていたとしても、社外でも通用する汎用的な経験を積めない場合は、それが悩みになるということがあります。

いくら多くの仕事をこなせるようになっても、職場内だけでしか役に立たない技能は、他社では活かせません。スキルがつかない仕事を続けていると、やりがいのなさや虚しさを感じることもあるでしょう。

また、今の会社を退職し、転職する日がいつか来るかもしれないと思うと、「この仕事を続けていて大丈夫なのか。他のところで雇ってもらえるのか」という今後の不安も出てきます。

人間関係が悪い!

「人間関係」に対する悩みを感じるのは、同じ職場で働き続ける場合だけではありません。職場を定期的に変わる派遣社員でも人間関係を悩みとして挙げる人が多く見られます。

特に、派閥のある職場で居心地の悪さを感じている人が多い傾向です。異動がない職場だった場合、悪くなった人間関係を解決するチャンスが極めて少ないため、仕事に集中しにくい環境が長く続くことになります。

派閥というものは、入っても入らなくても、居心地は良くありませんよね。

人間関係が悪くても、ほかの条件が良ければ仕事はできると最初は考えがちです。しかし、実際に仕事を始めてみると、そうではないということがわかるでしょう。職場はチームやグループで作業することが少なくありません。人間関係が悪いと作業効率にも悪影響を及ぼします。

人間関係の悪さに耐えられず転職しようとしても、職場の人間関係の良しあしは外から見たときにはわかりにくいため、人間関係を軸に転職先探しをするのは、難しいものです。状況が今よりさらに悪化する可能性を考えると、なかなか転職にも踏み切れないのではないでしょうか。

転職以外で、どう解決する?

仕事の悩みを抱えているときは、「転職」という2文字が頭をよぎることもあるでしょう。しかし、必ずしも転職が解決につながるとは限りません。たとえば、人間関係で悩んでいる人が、もっと人間関係の悪い職場に移ってしまう可能性もあります。

そのため、転職は最終手段として取っておくことが大事です。転職以外にも手段はあります。まずは「今何ができるか」ということをしっかり考えるところから始めましょう。

ここでは、悩みの種類ごとに解決策を紹介します。

給与・待遇は相談をするか、副業をする

給与や待遇が悪いと感じているのであれば、「妥当な給与がいくらぐらいなのか」「どんな待遇が希望なのか」を明確にしてみましょう。給与に関しては、いくらほしいのかだけでなく、「なぜその金額が妥当だと思うのか」という根拠も必要です。

また、待遇を上げてもらう代わりに会社にどんな貢献ができるか、ということもはっきりさせておく必要があるでしょう。会社に貢献するビジョンをはっきりさせたうえで上司と交渉すれば、給与や待遇が改善されるケースもあります。しかし、給与が上がる可能性が極めて低い場合や、待遇改善が見込めない場合は、副業するというのも1つの選択肢です。

ただし、副業禁止規定がある場合は、副業で入る金額が少なくても罰則の対象となることが考えられます。まずは、副業禁止の規定があるかどうかの確認をしましょう。

キャリアについては、まずは問題を小さく

女性がキャリアを考える際、仕事だけを切り離して考えるとうまくいきません。私生活も含め、「5年後、10年後に自分はどうなっていたいのか」を考えることが大事です。理想の5年後、10年後を思い描いたうえで、それをどうやったら叶えられるかを考えましょう。

そして、それを叶えるために何がネックになるのか、つまり何が一番、希望する未来を邪魔しそうかを見つけます。原因がはっきりしたら、それに対する対策から始めると良いでしょう。

しかし、実際は、キャリアの悩みの原因が仕事上にないケースもあります。結婚や親の介護など、仕事以外の問題が原因になって将来に「漠然とした不安」を抱いていることも少なくありません。

その場合は、仕事上のキャリアアップ対策よりも、私生活の不安に対する対策をする方が先です。

仕事内容については「何をやりたいのか」

仕事内容の悩みは、今の仕事を続けていても将来スキルアップが望めないというものが目立ちます。そのため、具体的に「5年後、10年後どのような仕事をしていたいのか」「どんなスキルを身につけていたいのか」を明確にすることが大事です。

「自分が身に着けるべきスキルが何か」を明らかにし、「どうやったら身につけられるのか」考えることで、今の仕事をしながらでもある程度は習得することができると分かるかもしれません。

そのスキルが今の会社内で身に着けられないものだとしても、社外で学べば身につけられる可能性もあります。例えばプログラミングなどは自分で書籍を買って勉強したり、スクールに通ったりして、仕事をしながら学ぶことができます。

その場合、今の仕事は生活資金と勉強資金を得るために必要なものと考えることで、ひとまずはモチベーションを下げずに淡々と続けることができるかもしれません。

人間関係の悩みはとにかく相談

人間関係の悩みは、自分1人で抱えていても解決しません。誰かに相談することが大事です。ただし、社内の人間関係は、社内の人に相談してはいけません。一見対立しているように見えても、実は見えない部分でつながっている可能性があります。つまらないことで、さらに人間関係を悪化させてしまうことがないように注意が必要です。相談相手や愚痴をいう相手は、できるだけ友達や家族など社外の人にしておきましょう。

ただし、人間関係が悪化し、我慢の限界に達している場合は、立場が上の人に相談するのも1つの方法です。上司に動いてもらわなければ解決しないケースもあるので、慎重に見極めるようにしましょう。

社外での活動が解決に導くことも

仕事の悩みが強く、もやもやした気持ちが晴れない場合は、とにかく職場から離れて一度冷静になることをオススメします。

職場と家との往復だけを繰り返していると、生活に占める仕事の割合が大きくなるので、ずっと悩みのことばかりを考えがちです。心を病んでしまわないためにも、とにかくいったん職場から気持ちを離すのも大事です。

そこで、職場の外で何か活動を始めることをオススメします。
職場から離れて自分の居場所を持つことで、良い気分転換になったり、もしかすると悩みの突破口を見つけたりできるかもしれません。

社会人サークルに入ったり、習い事を始めたりして、社外の人間関係を充実させると心が軽くなります。

また、個人で小さく仕事を始めてみて、「働く」ということを見つめ直すのもオススメです。
会社が禁止していないなら、副業を始めてみてはいかがでしょうか。月1~3万円程度でも、個人で収入源を持つとメリットがたくさんあります。

まず、副業をすると副収入を得ることができるので、単純に収入がアップします。給与の悩みを抱えている場合は、これだけで解決することもあるでしょう。月3万円でも収入が増えると、とても助かるのではないでしょうか。

また、ほしいスキルがある場合、副業を通して身につけることも可能です。資格が必要な場合でも、ある程度実務がなければ、就職にはつながりません。取得した資格を活かせる副業を見つけて、しっかりとしたスキルを身につけておくということも将来のスキルアップにつながります。

「本当はこんな夢があった」というのであれば、本業ではなく、副業で小さく始めるのも1つの方法です。

たとえば、ネットショップなどであれば、比較的簡単に始められます。いきなり大きな店舗を構えられなくても、商売の基本は身につけられるので、必要なノウハウを身につけるためにも、経験を積んでおくと良いでしょう。

小さくても夢を叶えることで、新しい世界が開くことができます。もしかしたら、小さく始めことが、将来的は本業となって大きく花開くかもしれません。

職場で人間関係などの悩みがあっても、会社外で収入源があれば「いざとなったら今の副業を大きくして退職することもできる」と自分に言い聞かせ、嫌なことをサラっと流す余裕もできるかもしれません。

大きな額は稼げていないとしても、「私はこんなスキルがあるから、この会社にこだわる必要もない」と考えることで、意外と大きな心の余裕が生まれます。

心の持ちようで周りの見え方が変わることもあるので、個人で収入源を持つことで、自信や冷静さを持って人間関係の悩みを小さくすることもできるかもしれませんね。

まずは、できることから始める

働く女性にとって、仕事の悩みは避けられないものなのかもしれません。何の悩みもなく仕事をしているという人の方が珍しいといえます。

そのため、全てが嫌になってとにかく転職をしたとしても、また同じような悩みにぶつかってしまう可能性があります。転職回数があまり多いと次の転職時に不利になりますから、失敗したときの痛手は計り知れません。いきなり転職を考えるのではなく、職場に在籍しながら解決する手段がないか考えてみましょう。

転職という大きな決断の前に、今の自分ができることを仕事として始めてみるのも1つの方法です。

欲しいスキルを手に入れるために行動したり、個人で収入源を増やしたりと、積極的にアクションを起こしてみましょう。

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