退職する理由で多いのは人間関係。仕事をする上で大切なこととは?
会社を退職したいと思った時、どのような理由を考えるのでしょうか。今回は、働いている中で退職を考えた理由についてアンケートを実施しました。また、このアンケートからは、仕事をする上で何を重視しているかも明らかになっています。
転職をお考えの方や、職場のことでお悩みの方、独立を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
仕事を辞めたいと感じるとき、どの原因が多いですか?
圧倒的につらいのは人間関係の摩擦
アンケートの結果、「人間関係」が一番多いことが分かりました。
- 人間関係のトラブルが一番ストレスを感じるから。他の理由で辛くても、人間関係が良ければ愚痴を言って発散することができる。(20代/女性/正社員)
- 仕事は「人対人」が基本だと思うので、人間関係は非常に大事。仕事に対する温度差があるのも非常にストレスを感じる。(30代/男性/個人事業主)
- 多少のことは我慢できますが、人間関係がひどいと辞めたいと感じます。(40代/女性/専業主婦(主夫))
- これは「転職理由」としてはNGだが、昔は、ここで書けないほどいろいろなハラスメントがあった。(50代/女性/個人事業主)
他のストレスは我慢できても、人間関係の悪さだけは耐えられないという意見が多くみられました。また、直接トラブルになっていなくても、仕事に対する温度差もストレスになるようです。
このように、人間関係の摩擦は、職場環境におけるストレスでは圧倒的に辛い要素と言えるでしょう。
やりがいや将来への不安から辛くなる
次に多かったのは、「業務内容」でした。
- たまたま出ていた求人に応募したら業務内容が全く合わず、仕事に行くのが苦痛に感じてしまったため(20代/女性/パート・アルバイト)
- 自分がやっていることが、何につながっているのかがわからずやりがいがなくなるときがあります。(30代/女性/無職)
- ある程度の過酷さは我慢してやるが、こちらからの提案を無視された場合は、諦めて辞める決断を下します。(40代/女性/パート・アルバイト)
- 業務内容に満足していたら、労働時間、給与が少々不満でも楽しく仕事できるが、給与が良くても仕事内容が面白くなければ虚しく感じる。(50代/女性/個人事業主)
業務内容と給料とがつりあっていない点を指摘する意見も見られましたが、最も多いのは「やりがい」を感じるか否かが重要であるとの意見でした。
自分のしている仕事は自分のやりたいことなのか、自分の将来にどのようにつながるのかが不安につながる人が多いようです。
働いた分だけ評価してもらえないことへの不満
「人間関係」「業務内容」に次いで多かったのは、「給料」でした。
- やはり、きれいごとではなく、お金がないとやっていけないからです。(20代/女性/正社員)
- 派遣社員として働いていたので、正直仕事が出来ない正社員よりもらってないと思うとバカバカしく感じました。(30代/女性/専業主婦(主夫))
- 働く上で給料の面は一番ナーバスとなり考えるところとなっています(40代/男性/正社員)
- 繁忙期など忙しい時に休みもとれず、残業続きで必死に仕事をしても、給料もそれほどかわらないとふと気が付くと虚しくり、転職ができればと思う。(50代/女性/派遣社員)
20代では、給料が直接生活の維持に関わることを理由としている意見が見られました。
一方、がんばった分の働きと給料が見合っていないことを指摘する意見はどの世代でも多く挙げられています。給料は雇用先からの評価であると考えている人が多いと言えるのかもしれません。
自分の時間を持てないことへの不満
アンケートの結果、4番目に多かったのは「労働時間」でした。
- 好きで仕事をしているわけではなく、生活のためにしているので、息抜きの時間はかなり重要だから。(20代/女性/正社員)
- 長時間の労働や残業が続いていると、仕事を辞めたいと感じます。(30代/男性/正社員)
- 毎日朝9時から夜9時まで働いていたときは、平日買い物に行くことも出来ず、食事も作れずコンビニばかりで何のために働いているのかわからなくなったことがあるので。(40代/女性/専業主婦(主夫))
自分の時間や休息を持てないことへの不満を述べる意見が多く見られました。また、長時間の労働は体力的のみならず精神的にも悪影響を及ぼすという意見も挙げられています。
「労働時間」は主に20代と30代が回答しており、さらに労働そのものに苦痛を感じるとの意見が多いことから、好きではない仕事を長い時間しなくてはならないことに不満を抱いていると言えるでしょう。
職場環境とやりがいが強く求められている
圧倒的に多かった回答は「人間関係」。これに次いで「業務内容」と「給料」、「労働時間」の順となっています。これらの順番から、円滑に仕事ができる環境であることや、やりがいある仕事であることが全体的に強く求められていることがうかがえました。
また、職場からの評価や自分の時間を持てるかというのも重要なようです。
どんなに好きな仕事でも、人間関係が良好でなければ続けるのは難しいという方が多いことから、在宅ワークのような働き方が人気を高めているのも頷けますね。
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■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2017年04月21日~2017年05月05日
■有効回答数:100サンプル