耐震性能は大丈夫?家で過ごす時間が長い人は自宅の地震対策が重要!

在宅ライターの地震対策

在宅ワークをしている人は自宅で過ごす時間が長くなります。そのため、家にいるときに地震が発生した場合に備えておくことが重要です。

家の地震対策を考える場合、3つのポイントがあります。1つ目は建物の耐震性能、2つ目は家具などの安全性、そして3つ目は避難です。そこでこれら3つについてお伝えします。

仕事場としての自宅の耐震性能を高めたり、家具の安全性を確保したりすることで安心して仕事に集中できるようになるでしょう。

建築時期で耐震性能は変わる

家を仕事場にしている在宅ワークの人などは、自宅で地震に遭遇しても大丈夫なように家の耐震性能を確保しておくことが大切です。

注意すべきポイントは、住宅を建てた時期が昭和56年5月31日までに建てられたものかどうかです。その時期までの建物は、古い建築基準法に基づいた建築物で、耐震性能も現在の基準より緩やかな基準に沿って建設されています。そのため、そういった建物の場合は耐震改修などを行って安全性を確保しておく必要があるでしょう。

耐震補強の工法としては、壁に筋交いを入れたりダンパーを設置したりするなどさまざまな方法があります。費用がかかることが気になる人もいるかもしれませんが、自治体の補助や節税制度を上手く活用して経済的負担を最小限度に抑えることもできます。

その他の対策をどんなに完璧に行ったとしても、家の耐震性能が低く地震で倒壊してしまったというのでは十分な地震対策とはいえないでしょう。まずは住宅の耐震性能を十分なものにすることが重要です。

家具やパソコンを固定することが大切

2つ目のポイントは、家具やパソコンなどを地震が来ても揺れないように固定しておくことです。特にタンスや本棚など背が高く大きな家具については、地震で倒れてくると命に関わる事故につながる可能性がありますので、しっかり固定する必要があるでしょう。

雑貨店などで販売している天井との間に設置するつっぱり棒のような道具を使って固定することをおすすめします。そういった道具を使用したとしても大地震が来た場合は倒壊を100%防げるわけではありませんので、寝室には背の高い家具を置かないようにすることも大切です。

また、パソコンなどの小さめのものについては、チェーンなどでつないで一定の範囲以上に移動しないようにしておくとよいでしょう。激しい揺れが発生した場合はパソコンなどの器具が凶器に変わってしまう可能性があります。完全に固定してしまうと作業性が落ちてしまいますので、チェーンなどを活用して固定するのがおすすめです。

また、パソコンが壊れても困らないようにバックアップはきっちりとるようにしましょう。

避難経路の確保と集合場所の確認

家や家具の耐震対策ができたら、3つ目のポイントである避難経路と集合場所の確認もしておきましょう。平常時には気が動転しているわけでも焦っているわけでもありませんので、避難経路をイメージすることは難しくないでしょう。しかし、災害時には気持ちが動揺していますし、避難経路上の風景も一変している可能性がありますので、道がわからなくなる可能性があります。

そういった場合に備えて避難経路は頭の中でイメージするだけでなく、実際に一度は自分の足で歩いて確認しておくことが大切です。実際に自分の目で見ておくことによって、災害の影響で多少見え方が変わったとしても正しい避難経路を進めるようになるはずです。できれば、避難経路は複数用意しておくことも大切です。

さらに集合場所の確認にも気を配ることを忘れてはいけません。地震災害が発生すると家族などとの連絡が取りにくくなります。そのため、家族と合流するための集合場所を事前にきっちり決めておくことも重要です。

地震はいつやってくるか予想ができません。いつきても問題ないように対策しておきましょう。

こぶたのまとめ

  • 昭和56年以前の建物は耐震補強を
  • 家具やパソコンなどを固定することで安全性を高める
  • いざというときに慌てないよう、事前に避難経路と集合場所を確認

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