パートと同じくらい在宅ワークで稼ぐ方法
お小遣い稼ぎとしてアルバイトやパートに精を出す主婦(主夫)はたくさんいます。彼女たちは実際、月にどれほどの収入を得ているのでしょうか。そして、より多くの収入を得るためにはどんな方法があるのでしょうか。ここでは主婦(主夫)のお小遣い事情についてまとめました。
主婦(主夫)のお小遣いは毎月いくら?
主婦と主夫100人を対象に行ったアンケートでは毎月のお小遣いの額は以下のようになりました。
ほぼ50パーセントの主婦と主夫が1万円から3万円のお小遣いを得ていると回答しています。その使い道も聞いてみました。
- 好きな本を買ったり、ときどき自分へのご褒美に子どもに内緒でおいしいお菓子を買ったりしています。 (40代/女性/パート・アルバイト)
- 携帯料金や、食費が主に使い道です。 (30代/男性/専業主夫)
- お茶を飲む程度です。 (40代/女性/自由業・フリーランス)
多かったのが趣味や貯金という答え以上に食事代でした。主婦や主夫にとって、友人と出かける外食は重要な気分転換であり、社交の場になっていることが窺えます。少しだけ贅沢なランチを食べることが毎日の家事を行うことへの活力となっているのでしょう。
また、急な友人からの誘いにも応えられるようにするには余裕を持ったお小遣いを稼ぎたいところのようです。
パートと在宅ワーク。どちらの方が働きやすいの?
主婦や主夫にとってお小遣い稼ぎの方法としては大きく二つに分けられます。アルバイトやパートなど外で働く方法、そして在宅ワークという方法です。
パートでは気分転換が可能になるというメリットがあります。家事に追われる毎日では交友関係もおざなりになりがちです。しかし、定期的に外出することで新しい情報も得られますし、何より人と触れ合う機会が増します。社会の中で自分が必要とされているという実感を味わえるのも大きな魅力でしょう。
一方で、家事や育児、あるいは介護など家の中の作業に支障をほとんどきたさないのが在宅ワークのメリットです。在宅ワークといえば造花作りのような内職のイメージを持つ人も多いでしょうが、近年注目されている在宅ワークはインターネットを駆使したタイプが増えてきています。
特にクラウドソーシングを利用してのお小遣い稼ぎは人気が急上昇しています。クリエイティブ業やWebライターの仕事を簡単に見つけられるクラウドシーシングは、働きたい時間で好きなだけ働ける新しい在宅ワークとしておすすめです。
在宅ワークで月5万円を稼ぐにはどんな方法があるか?
主婦のわずか9パーセントしかもらっていない月5万円以上のお小遣いを在宅ワークで稼ぎ出すことは可能なのでしょうか。
まず、方法としてはクラウドソーシング上で大きな案件を受注することです。イラストレーターやデザイナーの技術がある人は自己アピールと実績次第でそれも可能でしょう。しかし、多くの人はいきなりそれほどの高額案件にありつけるわけではありません。
そこで誰でもできる袋詰めや造花などの内職を行ってみるとどうなるでしょうか。
これらの単純作業は1個あたり10円未満が多く、ここでは仮に5円とします。一つの作業が15秒として1分で20円、休みなく働いて1時間で1200円、トイレ休憩も無しでの計算です。では、お小遣いサイトなどでのアンケートモニターではどうでしょうか?1回答が3秒かかって1円として、1分間で20円、やはり内職と同程度の金額です。
これがクラウドソーシングで行うWebライターではどうなるでしょう。
1字1円の案件を受けたとして2000字の案件を1日1時間でこなせば、月で6万円の収入となります。作業の充実感や労力からしてもWebライティングのほうがコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。
在宅ワークをするために必要なことは?
在宅ワークをするには環境を整えることもまた大切です。
たとえば、内職をするなら素材を置けて作業を行えるだけのスペースを確保する必要があります。必要な道具は素材に同封されてくることもありますが、ハサミやペンチなどの工具は用意しておいたほうがいいでしょう。
お小遣いサイトではスマホさえあれば十分です。ただし、目が疲れる場合には大きな画面のパソコンで行うことも必要です。クラウドソーシングの仕事をするのであればパソコンは不可欠です。
また、クライアントとのやりとりが発生するときはスカイプを使用可能な状態にすることを義務づけられることもあります。
クリエイティブな仕事を行うときは専用ソフトをインストールしなければいけませんし、メールやワープロの環境も整えておくことが大切です。
しかし、ここまで挙げた準備物は、専用ソフトを除けば多くの家庭で標準的に備わっているものだといえます。
在宅ワークのメリットは手に入れやすいものを使って仕事が行えることも大きいのです。後は本人の向上心にそって必要な資料や参考書を購入することもおすすめします。
パートも在宅ワークも自分に合った働き方を選びましょう
パートと在宅ワーク、どちらのほうが魅力的かを判断するのは難しい問題です。能力のある人なら1時間で数千円にもなる在宅ワークのほうが稼げるように思えますが、パートでは毎日の労働時間が確約されているうえ、所得税の支払いなどの心配もありません。
また、一人でコツコツ行なう在宅ワークと他人と協力しながら働くパートとでは、どちらが楽しいかは人それぞれでしょう。本人が自分に合っている働き方を見極め、選択を間違えないことが大切です。
主婦や主夫にとってお小遣い稼ぎとは単に良い暮らしをするための手段ではなく、家計を助けるための思いです。
へそくりと言えば聞こえが悪いものですが、子どもの学費に困ったとき、家族が急病で医療費が必要になったとき、へそくりが重要な役割を果たすこともありえるのです。そして、家庭に貢献しているという思いも強くなり、誇りを持って毎日を過ごすことができるでしょう。
パートも在宅ワークも種類が増え、嫌なことを無理してこなす必然性は薄まっています。自分が心から楽しみとやりがいを持って働ける仕事を見つけ、家庭と両立させる意識で続けることが大切なのです。
【アンケート概要】
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年12月01日~2016年12月08日
■有効回答数:100サンプル