少しでも評価が高くなるテープ起こしのコツ

テープ起こしのコツ

クラウドソーシングの案件のなかで、根強い人気にあるのがテープ起こしです。テープ起こしとは講演やインタビューなど、録音した内容を文章にすることです。

テープ起こしは記事のベースを作る作業なので、とても重要です。もし、テープ作業をいい加減に行うと、いい記事ができません。

今回は少しでもクライアントから高評価をもらえるテープ起こしのコツをお伝えします。ぜひ、この記事を参考にして「テープ起こしのプロ」を目指してください。

まずは丁寧に音を文字にしよう

テープ起こしで最も大切な作業は音を文字にすることです。つまり、録音されている発言を文字に起こす作業です。この作業をいい加減に行うと、発言とは違う内容の記事ができてしまいます。したがって、丁寧に音を拾って文字にする、という意識が大切です。

ただし、全ての発言がクリアに聞こえるわけではありません。中には聞こえにくい部分もあるはずです。そのような、部分に当たったら、まずはスロー再生してみましょう。多くの場合、スロー再生で音が拾えます。万が一、スロー再生でも分からなければ、分からない部分に印をつけます。

そして、全ての文章を文字起こしした後に、もう一度トライします。それでも、ダメならクライアントに正直に伝えましょう。文字起こしで絶対にやってはいけない行為は自信がないままクライアントに提出することです。きちんと、不明点や疑問点をクライアントに伝えたら、クライアントも理解してくれるはずです。

見やすいように工夫しよう

いくら「文字起こし」といっても、文字がビッシリと書かれてある用紙は見たくないものです。誰が見ても、話の内容の流れがわかるようにレイアウトを工夫してみましょう。レイアウトの工夫はそれほど難しくありません。

インタビューの場合は、話者が変わる度に空白を入れます。もし、一人が話し続けている場合は4行程度のところで、空白を入れるといいでしょう。ただし、全体の意味や話の流れを見たうえで、空白を入れなければなりません。もちろん、話者の名前を文章の頭に明示することを忘れないようにしてください。

講演の場合は、4行おきに空白を入れます。こちらも、話の流れが分断されないように配慮する必要があります。次に、インタビュー記事の場合は文章の頭に記す話者の名前を色分けしましょう。例えば、Aさんは赤、Bさんは緑、Cさんは青という具合です。必ず、名前の部分だけ色をつけます。本文を色分けすると見づらい場合があります。このようにすると、全体のインタビューの流れがわかりやすくなります。

時間があれば書き言葉にしよう

クライアントによっては話し言葉のままでOKの場合もあります。時間に余裕があれば、話し言葉から書き言葉に書き換えてみましょう。まずは、話す最中に出てくる「えー」とか「あー」という不必要なワードを削除します。

次に語末を中心に書き言葉に変えていきます。例えば「思うんです」を「思います」に変えます。語末を書き換えるだけで、書き言葉らしくなります。

次に省略されている主語を補います。普段、相手に話している場合は主語が省略されている場合が多いです。なぜなら、暗黙の了解で、主語を明示しなくても、お互いに主語が何であるか、わかっているからです。しかし、その場にいなかった人が聞くと、必ずしも主語がわかるとは限りません。したがって、省略されている主語を補うことは重要な作業なのです。全体の話の流れをつかんだうえで、主語を明記していきます。どうしても、主語がわからない場合はクライアントに相談するといいでしょう。

あとは、書き言葉にふさわしい表現を使えば大丈夫です。最初は難しく感じるかもしれませんが、だんだん慣れていきます。

こぶたのまとめ

  • まずは丁寧に音を文字にしよう
  • 全体の意味や流れを理解したうえで空白を入れるのがコツ
  • 話者の名前を色分けするとクライアントの満足度が高まる

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