文章力を学ぶ教材に!webライターが新聞を読むメリット4つ

webライターが新聞を読むメリット

webライターはネットユーザーを相手にする仕事ですが、だからといって情報源をネットだけに頼るのは賢明ではありません。ネットとあわせて新聞も読みたいところです。

そもそも新聞はネット以上にメディアとしての歴史は古く、蓄積された報道のノウハウはwebライターにも多くの面で参考になるでしょう。新聞を読む習慣はwebライターに新しい視点を与えてもくれます。

ここでは、webライターが新聞を読むメリットについて解説していきます。

高度な文章力が身につく

新聞で徹底されているのは「客観的かつ中立的な立場を貫く」ことです。新聞は報道機関であり、事実を正確に伝えることが優先されます。社説などで新聞ごとの意見は反映されもしますが、それも客観的に事実を報道しているからこそ説得力を持つのです。

そして、客観的な報道のためには高度な文章力が要求されます。少し言葉足らずだったり、単語の選択を間違えたりするだけで、「事実」は揺らいでしまいます。新聞記者は限られた時間の中で正確な文章を執筆し、発表する責任重大な仕事なのです。

webライターはクラインアント次第でくだけた文体が許されるケースもありますが、文章の幅を増やすためには新聞を読み、高度で正確な文章表現を参考にするといいでしょう。

世の中の流れが分かる

webライターにとって大切な資質は「トレンドをつかむ」能力です。社会でどんな事件が注目されているのか、どんな商品が流行しているのかを知れば読者のニーズを理解しやすくなるからです。

「ネットがあればトレンドはリサーチできる」という人もいるでしょう。しかし、ネットで目にする意見の大半は「ネットユーザーの傾向」を反映しているだけという落とし穴があります。積極的にネットを利用していない層の流行までは押さえられないので、より客観的で偏りのない情報が求められるでしょう。

そこで、重要になってくるのが新聞記事です。新聞が信頼できるデータをもとにして公表した記事は、トレンドを押さえるために役立ちます。世の中の動きを知りたいなら新聞を読むようにしましょう。

語彙力を増やすことができる

webライターにありがちな悩みが「語彙の不足」です。たとえば、「実行できる」という意味の言葉を、一記事の中で何度も使わなくてはいけないとして、表現のバリエーションにつまずく人は多いでしょう。「行う可能性がある」や「できる確率が高まる」などの不自然な日本語に逃げるライターもいます。語彙力はライターの能力を左右する大切な要素です。語彙力を磨くためにはとにかく多くの文章に触れるしかありません。それも、高度な文章であればあるほど理想的です。

そこで、新聞記事は大いに役立ちます。新聞は毎日簡単に入手できますし、内容は高度な文章の宝庫です。自分一人では思いつかなかった言い回しも数多く吸収できるので、ライターの勉強になるでしょう。

いろいろな角度からの意見を知れる

webライターは「思い込み」から記事を書いてしまう失敗がよくあります。自分では客観的な意見を述べているつもりなのに、気がつけば狭い一部の界隈の思考で物事を捉えているケースが生じがちです。そして、思考が偏っている人は往々にして、自分ではそのことに気づいていないのです。

思考のバランスをとるためにおすすめしたいのは、複数の新聞を読み比べする習慣です。同じデータや事件でも、新聞によって書き方が変わることに気づくでしょう。新聞は客観的な報道機関ではあるものの、「理念」を抱いたメディアでもあります。重要視している思想が新聞ごとに異なるため、記事内容にもバラつきが生まれます。さまざまな意見に触れることで、自分とは異なる価値観も受け入れるきっかけができるでしょう。

こぶたのまとめ

webライターが新聞を読むと

  • 文章力が上がる
  • 世間が分かる
  • 語彙が増える
  • さまざまな意見を知れる

などのメリットがあります。ネットだけでなく新聞を読むのはおすすめです。

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