主婦はどんな在宅ワークをやってみたい?ランキングトップ3

在宅ワークをするならどんな仕事を選びますか?

ひと口に在宅ワークといっても、その仕事内容は多岐に渡ります。平成24年度の厚生労働省委託事業「在宅就業調査報告書」によると、その数は20種類以上。専門スキルと経験が必要な仕事も多いですが、専門スキルがなくてもできる仕事もたくさんあります。その中から主婦に人気の在宅ワークをランキング形式で紹介していきます。主婦にとってどういった点が重視されているのか、そのポイントについてもわかりやすく説明します。

主婦の在宅ワーク選び!重視するのはこんなところ

主婦の在宅ワークを選ぶポイントは、どんなところにあるのでしょうか?全国の女性100人にアンケートでうかがってみました。

在宅ワークをするならどんな仕事を選びますか?

コツコツか楽しくか……どっちにしても苦にならないのがポイント!

アンケートの結果『誰でもできる簡単な単純作業』が34人で最も多くなり、その理由は以下の通りです。

  • 資格などなくてもできるし空いた時間にコツコツできる作業の方が自分に向いていると思うので。(30代/女性/専業主婦/既婚)
  • 難しい作業はこなす自信がないため、簡単で単純な作業をコツコツしていく方が性に合っています。(20代/女性/専業主婦/既婚)

単純作業は難しいスキルが必要ないため、すき間時間にやりやすいという回答がトップでした。次に多かったのは、単価が多少は安くても趣味なら苦にならないという意見です。

  • 趣味ならあまり稼げなくても楽しい時間を過ごせるのでストレスを感じずに過ごせるからです。(40代/女性/専業主婦/既婚)

スキルや経験を活かしたいという回答も。

  • 事務職を4年近くしていたので、データ入力やライディングなどパソコンのスキルを活かせる仕事を選びます。(20代/女性/専業主婦/独身)

どの回答でも、自分に合った仕事を選ぶ人が大多数ということがわかりました。たしかに、自分に合う仕事なら自宅で楽しみながら仕事ができそうですよね。では、これらの仕事について詳しく見ていきましょう。

第1位:誰でもできる簡単な単純作業

主婦に人気の在宅ワーク第1位は、特別なスキルや資格が必要ないことから「誰でもできる簡単な単純作業」になりました。ひとりでひたすら作業をするのが好きという人も多かった印象です。

具体的にはデータ入力や書類入力などがこれにあたり、クライアントが用意したフォーマットにデータを入力していきます。仕事のコツとしては、最初はゆっくりでもいいので入力ミスに気をつけて正確に打ち込んでいくこと。単純作業を選んだ理由の中に「頭を働かせる必要がないから」という意見も多く見受けられました。

しかし、いくら考えなくていいとはいえ、ミスが多ければ信用を失ってしまいます。同じクライアントから仕事をもらえなくなってしまう可能性もあります。きちんと誠実に仕事をこなすことが次の仕事につながると思って、ていねいに作業することを心がけましょう。

仕事に慣れてくれば入力スピードは自然と上がってくるでしょう。ブラインドタッチができればパソコンのモニターと資料にだけ目を向けていられるので、仕事効率も良くなります。スピードと正確さは仕事量と比例するため、ゆくゆくは仕事量を増やして報酬を増やすことも可能です。未経験の人でも無理なくできますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

第2位:趣味と実益を兼ねた仕事

第2位の「趣味と実益を兼ねた仕事」を挙げた理由は、好きなことなら楽しく続けられそうという回答が多く見られました。仕事に対してお金だけではなく、生きる喜びや楽しみなど精神的な対価を求めている人が多いようです。確かに、好きなことでお金がもらえたらとてもうれしいですよね。仕事を続けるためのモチベーション維持にもなります。

在宅ワークはいつどこで仕事をしようとその人の自由ですが、逆にモチベーションがなくなると仕事を続けにくくなります。パートやアルバイトの場合、仕事をしたくなくてもとりあえず職場に行けば仕事をせざるを得ませんが、在宅ワークの場合は自宅が職場です。在宅ワークを続けるには、モチベーションの維持が鍵となります。

在宅ワークで「趣味と実益を兼ねた仕事」と言えば、ライティングではないでしょうか。文章を読んだり書いたりするのが好きな人はたくさんいますが、これを職業にするのはなかなか難しく、誰でもできることではありませんでした。しかしインターネットの技術が発達するにつれ、自社のサービスや商品にあった記事を求めている企業は一気に増加しました。

Webライターを募集しているクライアントはたくさんあります。いろいろ吟味して選んでみるといいでしょう。

第3位:パソコンスキルを活かせる仕事

第3位の「パソコンスキルを活かせる仕事」を選んだのは、事務職を経験している人に多く見受けられました。オフィスワークではパソコン操作が必須なため入力に慣れている人が多く、ExcelやWordなら問題なく使用できるという人も。

こういった人たちにおすすめなのは、テープ起こしや文書作成などです。テープ起こしはインタビューや会議、講演会などの録音テープを聞きながら文字に起こす作業です。なるべく効率よく作業するためには、聞いた内容を即座に入力できるタイピングスキルが必要。入力に手こずると文字起こしに数日かかる場合もあります。しかし、作業した分だけ報酬になるので、パソコンスキルに自信がある人はぜひ挑戦してみてください。

文書作成の場合、Wordを使えることを必要条件としていることが多いようです。仕事内容は、会議の資料や業務マニュアル、宣伝広告のためのチラシ作成などです。クライアントから指定された資料や文書作成に関する条件を確認し、わかりやすく作っていく能力が求められます。文書作成の場合、クライアントの要望によってやるべき業務内容も変わりますが、パソコンスキルのほかにビジネス文書が書けることや、文章を要約できる力などがあると強みになります。

まとめ

今回紹介した在宅ワークは、どの年代の主婦でも挑戦できる仕事ばかりです。「スキルがないから」「自信がないから」と思っても、仕事はやっていくうちに慣れるもの。まずは簡単にできそうなものから始めて、少しずつ自信をつけていきましょう。仕事の完成度によっては修正依頼がくる場合もありますが、その際どの点を注意すべきかきちんと説明してくれるクライアントもいるので勉強になります。仕事に慣れてたくさんの量をこなすことができれば、それだけ家計も楽になるはずです。


【アンケート概要】
調査地域:全国
調査対象:【性別】女性 【年齢】20 – 29 30 – 39 40 – 49 50 – 59 【職業】専業主婦主夫
調査期間:2016年12月06日~2016年12月12日
有効回答数:100サンプル

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