「内容が薄い」で非承認になった!内容の濃い文章を書くコツ

サグーワークスの非承認理由の1つが「文章の内容が薄い」ことです。しかし、せっかく頑張って書いた記事に「内容が薄い」と指摘されても、ピンとこない、納得がいかないことがあるかもしれません。「内容が薄い」とは具体的にどういうことなのでしょうか。
ここでは、内容の薄い文章と濃い文章を具体的に比較しながら、ライティングで不可欠な、内容の濃い文章を書くコツをご紹介します。コツをふまえて効率的に情報収集を行い、ライティングスキルを上げていきましょう。
短すぎる文章には要注意!
内容が薄い文章の代表例が、短すぎる文章です。次の文章を比べてみましょう。
(3)その動物園には、目玉のライオンやチーターをはじめ、100種類の動物がいます。
どれも動物園の紹介で、飼育種の多さをアピールしています。しかし(2)や(3)の方が、飼育種の多様さや動物園の見どころがダイレクトに伝わり、「行ってみたい!」という気になりますよね。
ここで注意したいのは、短すぎる文章には最低限の情報しか盛り込めないという点です。ライティングでは、1つのポイントをシンプルに伝えるよりも、付加情報を盛り込んでそのポイントの魅力を具体的に紹介し、読者に訴求していくことが大切です。文章が短すぎて情報量が薄いと感じたら、(2)や(3)のように、動物園の魅力を引き立てるような情報を加えてみましょう。
ただし、長すぎる文章にも注意が必要です。1文あたり最大60〜70文字を目安にしましょう。
一般的な知識・情報にとどまっていると説得力なし
文章が長くても、内容が薄いという事態はありえます。
この文章を読んだ多くの人が「それって、だいたいの水族館に当てはまるのでは……」とつっこんでしまうでしょう。この文章の問題点は、誰でも知っているような一般的知識・情報しか盛り込んでいない点です。
テーマが「特定の水族館の紹介」であれば、読者が欲しい情報は、その水族館の基本情報や、他の水族館にはない魅力、アクセス方法などでしょう。この3点について、ライターが情報をまとめ、分かりやすく伝えることで、記事のオリジナリティが高まります。
このように、記事のテーマについて「読者が何を知りたいか」を意識しながら深く掘り下げることで、内容の濃い文章が書けるようになります。
記事・段落内の構成も大切
短すぎる文章、誰でも知っているような一般的な知識・情報にとどまる文章を避けることで、ある程度内容の濃い文章を書けるようになります。しかし、せっかく1つ1つの文章の内容が濃くても、それをただ並べるだけでは、単なる事実の羅列となりアピール力がありません。さらに記事全体の内容を濃くするためには、記事内・段落内の構造に気を配ってみましょう。
ポイントは、結論と根拠をセットにすること、テーマについて必要な視点を網羅することです。たとえば「むくみ対策」がテーマの記事を書くのであれば、むくみ解消法をひたすら紹介しつづけるより、むくみの原因やメカニズムを説明したうえで、むくみの解消法と予防法を紹介することで、読者が納得しやすい、説得力ある記事になります。
すぐに構成が思い浮かばない場合は、まず記事の結論を書き出し、「なぜなら」と根拠を続けてみましょう。
こぶたのまとめ
- 内容の薄い文章の代表格は、1文が短すぎること、誰でも知っている知識・情報しか書いていないこと
- テーマの魅力を最大限に活かせる情報を盛り込もう
- 読者が何を知りたいのかを意識することも重要
- 説得力ある文章構成もポイント