手軽で奥が深い!書き写しによる文章力上達法

Webライターは記事を書いて報酬を得る仕事です。特別な資格は必要なく、登録さえすれば誰でもすぐに仕事を得られます。そのため、チャレンジする人の数は少なくありません。
しかし、その多くが途中で挫折することになります。理由はいろいろありますが、思ったように文章が書けないというのも大きな理由のひとつです。
確かに、今まで文章を書いた経験がほとんどない人がいきなり記事を書こうとしてもなかなかうまくいくものではありません。
ただ、誰でも実行可能で効果的な文章力アップの学習方法は存在します。それは人の文章を書き写すことです。果たしてそれによって、どのような効果が得られるのか、順を追って説明していきます。
習うより慣れろの文章上達法
文章が上手くなりたい場合、文章読本のたぐいを買ってきて系統立てて学習を積もうとする人がいますが、それは必ずしも最善の策とはいえません。
例えば、英語の学習を思い出してください。中学生になると誰でも授業で英語を学び、大学まで進学すればそれが10年間続くことになります。しかし、それにもかかわらず、日本人は他の国の人々と比べて英語が下手だといわれています。
それは学校の授業では文法や構文といった論理的な面ばかりを教えられ、実践経験がほとんど積めないからです。逆に、最初は何もしゃべれない赤ん坊は3年もたてば、文法的な知識が何もなくてもひと通り日本語が話せるようになります。
同じように、文章力を身につけようと思えば最初は習うよりも慣れろです。上手い文章が文法的にどうなっているのかを勉強するよりも、上手い文章を何度も書き写す方が遙かに効果があります。何度も繰り返して書くことで上手い文章とはどのようなものであるかを体が覚えてくるからです。
文章読本などで学習するのは基礎が身についてある程度文章が書けるようになってからにしましょう。その方が、そこに書かれている内容も実感を伴って理解できるようになり効果的です。
同一ジャンルの文章を選択することが重要
上手い文章にはひとつの型があり、それを書き写すことで自然とその型を覚えていきます。ちょうど、スポーツ選手が反復練習を行って正しいフォームを覚えていくのと同じです。ただ、その際には気をつけてほしいことがあります。それは書き写す文章は自分に合ったものを選ばなければならないという点です。
例えば、稼げるWebライターを目指すために文章力をアップしたいのであれば、どんなに素晴らしい作品であっても小説を書き写したのでは効果はあまり得られないでしょう。全くの無意味というわけではありませんが、小説とWeb記事では必要とする型が違いすぎて参考にできる部分が少ないからです。
コラム記事がうまくなりたいのであれば、ネットや雑誌などで出来のよいコラム記事を探して書き写すのが上達の近道です。それも、美容、健康、就職など、普段自分が書いているジャンルの記事を選んだ方が得られるものは多いでしょう。
文章を書き写す際の注意点
文章の書き写しを繰り返し行えば、確かに文章力はアップします。しかし、ただ漫然と行っているだけではその効果は薄いでしょう。それをより実りあるものにするにはいくつかのポイントがあります。
まずは暗記するつもりで集中して書くことです。実際に一度書いた後に何も見ずにその文章を思い出しながら再現してみるのもよいでしょう。そうすることで、より深く文章の型を身につけられるようになります。
次に、書き写すのにもある程度慣れてきたならば、今度は写しながら先の文章を予測してみましょう。なんとなく先が読めるようになってきたときが、文章の型をマスターしたときです。
こうして、上達を実感することが新たな学習意欲へとつながっていきます。そして、最後は、なるべくならパソコンではなく、手書きで書き写してほしいという点です。これは絶対条件ではないのですが、その方が予測変換に頼らずに書かなければならないので、より深く文章について学習できるというメリットがあります。
文章の書き写しはわずかな時間の合間でも実行可能な上達法です。根気強く繰り返して稼げるライターを目指していきましょう。
▼ライターとして活躍するためには粘り強く書き続けることです!
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こぶたのまとめ
文章力をアップしたければ、まずは上手い人の文章を書き写すことが重要
- 自分が書くであろう記事と似たジャンルの文章を書き写すのが効果的
- 文章を暗記するつもりで集中して書き写せば、文章の型を身につけやすい
- ある程度慣れれば、先の文章を予測しながら書き写す
- 文章を書き写す際はパソコンを使うより手書きの方が効果的