文末表現でNGになるのはもったいない!きちんと違いを理解しましょう

文末表現でNGになるのはもったいない!きちんと違いを理解しましょう

記事を投稿する中で、同じ文末表現が続いているという指摘を受けたことはありませんか?この指摘はライティングを始めるとよく指摘されるポイントのひとつです。
特に「です・ます」調でという指示があると気づかないうちに2つの文末表現が連続してしまうことがあります。

同じ文末表現が連続すると、読み手に幼い印象や単調な印象を与えることになり、記事の内容が読者に伝わらなくなってしまう可能性があります。そこで、今回は文末表現の違いや注意点についてまとめます。

「です・ます」調でもいろんなパターンがある?

記事を作る中でよく目にすることがあるのがこのパターンです。丁寧な印象を与えることができるのであるトピックについてのコラムなどにおいてよく用いられます。

ですが、この2つだけで文章を作ろうとすると、気づかないうちに同じ表現が連続した文が続いてしまうことがあります。そこで使えるテクニックとして、以下のようなテクニックがあります。

疑問文によって読者を巻き込む

「〜ですよね?」「〜ではありませんか?」という表現を使うことで、読み手に疑問を投げかけながら文章が単調になることを防ぐことができます。読者を文章に巻き込み、その後の主張に興味を持ってもらうためには有効な方法です。

反語表現で暗に主張を伝える

中学校などで反語表現を習いませんでしたか?「〜ではないでしょうか?(いや、そんなことはないでしょう)」という表現です。

疑問文のように見えますが、実はその反対の内容を主張したいときに用います。この表現技法はただ主張内容を伝えるよりもより印象的に読者に主張を伝えることができます。ただし、誤解を与えかねない表現技法でもあるので、慎重に使った方がいいかもしれません。

勧誘表現で行動を促す

「〜しましょう」「まずは〜からです」というように行動を促す表現を作ることもできます。コラムなどでは自分がお勧めしたいテクニックの紹介をすることもあるでしょう。そうしたときに勧誘表現を使うことでコーチが近くにいるような印象を与えることができます。

自分オリジナルのノウハウや教えてあげたいことなどがある場合には、ぜひ勧誘表現を用いて読者に信頼感を与えましょう。

体言止めによって名詞を強調することができる

名詞で文章を終わらせる表現を体言止めと言います。小説などで多く使われる表現であり、その名詞を強調する役割や文章に余韻を残すために使われる表現です。

たとえば、「冬は寒い季節です。」というよりも、「寒い季節、冬。」という方が冬がより印象的に感じられませんか?小説でなくても、文章の結びに使ったり、話題転換する際に使うことで叙情的な表現にすることができます。
「です・ます」調の表現の中に取り入れることで文章にアクセントをつけることもできるので使用してみてはいかがでしょうか?

感嘆符は印象大!

文章が単調になってきたと感じてきたならば、感嘆符を使うこともよいでしょう。ビックリマークとも言われる感嘆符ですが、読者に強い印象を与えるとともに文章に強いメリハリをつけることができます。

コラムなどではあまり使うことがないかもしれませんが、自分が心から主張したい内容の文末にきちんと使えば、読者により強い印象を残すことができるでしょう。

単調になるのを避けて、読者にとって読みやすい文章にしましょう

同じような表現が続くと幼稚な印象と単調な文章だという印象を与えてしまいます。一旦読者がそうした印象を持ってしまうと内容が頭に入ってこないので、あなたの書いた記事は読者に響かないことになります。

せっかくいい内容であっても、文末表現のせいで読者に読んでもらえないのは非常に勿体無いことです。文章を作った後には文末表現に注目して、文章全体が単調になっていないか、読みやすいものになっているのかをチェックすると良いでしょう。

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こぶたのまとめ

文末表現でNGにならないために

  • 「です・ます」調でもいろんなパターンを使用する
  • 体言止めによって名詞を強調
  • 感嘆符を使って印象的に

この3点に気を付ければ単調な文にならずにすむかもしれませんね!
 

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みんなの感想文

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  • 自分の書いた文章を、読みやすく退屈させないものにするためには、たくさんのテクニックがあるんだと思いました。できるだけたくさんの表現を身に付けて、魅力的な文章を書けるようなライターを目指したいと思います。
  • 「です・ます調」という指定を多く見ることができる中で、そのアドバイスは有り難いものです。わかって心掛けているつもりでも、読み返してみたら「~です」が頻出していたりして。文末表現の多彩さ、より心掛けようと再認識することができました。
  • 文章を書くというのは案外難しいもので、どうしても単調になってしまったり、読み手を引き込むような文章を書くことができなかったりします。この記事に書いてあるような、体言止めや感嘆符を用いることで、文章全体が違った印象になると思いました。
  • ここで示されているように文末表現に色々あることは知っていました。単調になるのを避けるという所には共感しましたが、どうしたら単調にならないのかなどのテクニックについて記載してくれるともっと助かったと思います。
  • ですます調の記載がほとんどで、いつも語尾には気を使っています。ですます調の時に、体言止めが使えることを今回初めて知ったので、この記事を読めて良かったです。今度、名詞で止める方法を利用していきたいと思っています。
  • 「です・ます」指定の時に体言止めはありかなしか、をずっと疑問に思っていたので「可」という回答を知れてすっきりしました。また連続した表現は幼い印象を与えるとのこと、感じてはいたけれどどうすればよいのかわからなかったので、疑問・反語などの言い回しの具体例はとても参考になりました。
  • ライティングを始めた頃は、「です。ます。」調と書かれていると、単純に「です。ます。」しか使わずにライティングしていたら、まさに単調で面白くない文章になっていました。今でもまだまだ文末NGとなることが、たまにあります。疑問文、勧誘表現、反語表現、いろんな使い回しをもっともっと上手く使えるようになりたいです!
  • ライターとして記事を投稿し始めると、最初に気が付くのが自分の力量のなさでした。とくに同じ文末表現を繰り返してしまうことで、採用されたなかったことも多くあります。記事を書いたら一度読み通して、読者目線で修正が必要ないかチェックすることは大切ですね。
  • この記事はすごく参考になりました。文末表現の具体的な使い回しの紹介は今後の記事作成時の引き出しが広がりました。です、ます調はどうしても、意識的にです、ますで終えてしまいがちでしたが、工夫を加える事で読み手の印象もガラリと変わるのが分かりました。
  • この記事を読んで体言止めなど日本語用法の大切さを知ることができました。これまでの自分の文章を振り返ると単調だったのが悩みだったのですが、この記事を通じて自分の文章にさらに磨き上げていくことができそうです。
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