わかりやすいと感じる文章はココが違う!名文に近づくための5つのポイントとは?

分かりやすい文章5つのポイント

生まれ持った文才やセンスがなければ、誰が読んでもわかりやすいと感じる文章を執筆することはできないと思っていませんか。たしかに、元から有している文章能力に依存する部分があるのは事実なのですが、それがなければわかりやすい文章は執筆できないということではありません。

基本的には、「伝えたいことを明確にする」、「読み手にストレスを感じさせない」という2つさえしっかりと意識できていれば、それだけでわかりやすい文章へと大きく近づいていくのです。ここでは、先に挙げた2つの項目を達成するために知っておきたい重要なポイントを5つご紹介します。

一文が長くなりすぎないよう心がける

文章を読む際、多くの人は句点のタイミングで書かれていることに対して考えごとをしたり一呼吸置いたりといったことをします。つまり、一文が長くなればなるほどに読み手側にストレスを与えてしまっている可能性は上がり、何が言いたい文章なのかがわかりづらくなるのです。

もちろん記事全体の構成上、一文が長くなることがやむを得ない場合もあります。しかし、長すぎる文章が二文、三文と連続するのは極力避けましょう。句点で区切り、短く言い切った文章のほうが、読み手は強い説得力を感じるものです。

あいまいな表現を多用しない

「など」や「かも」といったあいまい表現を使えば使うほど、記事全体の信憑性は薄れてしまいます。さらに言えば「思います」などの主観表現も、明確な情報を欲している読み手にとってはストレスを感じずにはいられない要素のひとつです。

もちろん、断定できないことを自分の独断で勝手に断定するのはNGですが、あいまい表現を多用した記事には説得力がないことは理解しておきましょう。

また、「かもしれない」という内容の薄い情報を3つ記述するより、「間違いなくそうだ」という情報をしっかりとひとつ記述したほうがわかりやすい文章を構成しやすくもなります。

句読点を適度に入れる

句読点の位置に明確な決まりはありませんし、絶対に使わなければならないといったルールもありません。しかしながら、文字だけがびっしりと詰まった文章と、適度に句読点が使われた文章のどちらが読みやすく内容がわかりやすいかを考えてみてください。その答えは、言うまでもなく後者の「句読点が使われた文章」ですよね。

適度に物理的なスペースがあることによって圧迫感は薄れますし、読み手に「ここで切れているんだな」と感じてもらうことも可能になります。どこに句読点を使えばいいかがわからない場合は音読してみましょう。完成した文章を声に出して読んでみて、息継ぎする場所に句読点があればその文章の読みやすさは上がりますよ。

難しい・わかりにくい漢字は極力使わない

読み手に「わかりやすい文章だな」と思ってもらうためには、考察してもらいたいところ以外に余計な思考回路を働かせる箇所を設けないのは鉄則です。したがって、日常生活で使わないような画数の多い漢字や難しい漢字を用いるのは避けるべきですし、日常的に2つ以上の読み方をするような漢字は使わないように心がけましょう。

具体的な例をひとつ挙げるならば、「方」ですね。「こうした(ほう)がよい」や「20歳以上の(かた)は」といった場面で使うことが多いです。しかし、ひとつの記事内にどちらの文章も存在した場合、両方に漢字を使うと確実に読みにくさは増してしまいます。読みにくさはわかりやすさに直結しますので、こういった漢字の使い方にも気を遣っておかなければなりません。

結論を先に述べて説明を後ろに持ってくる

日記感覚や趣味の趣向が強いブログなどであれば、自分の好きなように文章を構成しても何の問題もありません。しかしビジネス要素のある文章では、「結論から先に述べる」ことがお決まりです。

結論を先に書いておけば何が言いたい文章なのかが伝わらないことは減りますし、冒頭に結論があることで読み手も必要な情報だけを拾いやすくなります。何らかのサービスの契約を訴求するような記事の場合は、あえて結論を最後に持ってくるというような戦略もありますが、基本的には結論から説明へと進む流れを意識しておきましょう。そうすることで、自然とわかりやすい文章が構成できるようになってきますよ。

こぶたのまとめ

わかりやすい文章を目指すならココに注意!

  • 一文が長くなりすぎないように意識して文章を区切る
  • 信憑性の薄れるあいまい表現や主観表現を多用しない
  • 句読点を適度に入れ、読みやすさを意識する
  • 難しい漢字・誤解を招くような漢字は極力使わない
  • 結論から説明へと進む流れを意識する

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