SEOの知識はwebライターにも必要？押さえておきたいポイント

SEOとは検索エンジンで上位に表示させるための知識・テクニックのことです。webライターをやっていると、クライアントからSEOを意識した文章を書いてほしいという要望を出されることがあります。SEOといえばITエンジニアが身につけておくべき専門的な知識というイメージがありますが、webライターでも基本的なことは押さえておいたほうがよいでしょう。

時間を見つけてSEOについてわかりやすく解説した入門書を一冊読んでおくこともおすすめです。

SEOライティングってなに？

webサイトにアクセスをする人は、大きく分けると「TOPページやお気に入りからアクセスをする人」と「検索エンジンで検索をしてアクセスをする人」の2種類があります。webライターは個別の記事によって読者獲得を目指すことを求められるので、後者の検索エンジンからアクセスしてくる人のほうを意識するべきでしょう。

SEOライティングでは、個別の記事が検索エンジンで上位に表示されることを意識したライティングのことを指します。SEOの知識とはいってもとても幅広いので、どの分野から勉強をしたらいいのか迷うことでしょう。そこで、ライターの人には「SEO対策のためのwebライティング」といったようなSEOライティングについて書かれた書籍やサイトを参考にすることがおすすめです。

キーワード対策が重要になる

キーワード対策として最初に意識しておきたいのが、タイトルです。キーワードがきちんとタイトルに入っていることはもちろんですが、テーマを1つに絞ったタイトルを作成することも重要です。目的がはっきりせず、キーワードを盛り込んだだけのタイトルは検索エンジンからの評価が下がってしまいます。

文字数は長いほうがたくさんのキーワードを盛り込むことができますが、やはり長すぎると検索エンジンでヒットされにくくなりますので、28文字前後が目安となります。

キーワードを選定するときにはSEO管理分析ツールなども役に立ちます。無料で利用ができるSEO管理分析ツールもたくさん存在していますが、やはり有料のツールのほうが優れたものが多いようです。

意外と知られていない？文章構造も重要

見出しのつけ方については、意外と見落としてしまっているライターの人が多いのではないでしょうか。見出しのタグとしては、h1～h5までを使うことが多いですが、h1は基本的には最初の1回だけです。h2を使った後にh3をとばしてh4を使ってしまう人もいますが、これは検索エンジンからの評価が下がるやり方になります。h1→h2→h3→h4という順番で使うようにしましょう。

見出しも検索エンジンで優先されるポイントなので、見出しの中に積極的にキーワードを使っていくことが重要です。しかし、キーワードをいくら盛り込んでも内容が薄い文章は検索エンジンから評価されませんので、専門用語なども用いつつ、テーマに合致した中身のある文章を書くように意識をしましょう。

将来の独立にも役に立つ？

SEOはwebマーケティングの極意の1つです。webライターの人の中には将来的には独立をしてwebコンテンツを立ち上げるという夢を持っている人も多いでしょう。SEOの知識を身につけておくと自分が将来独立をするときにも役に立ちますので、勉強をしておいて損はありません。

検索エンジンのレベルは技術の進歩によって上がってきています。インターネットが普及したばかりの頃には、キーワードをただたくさん盛り込んだだけのサイトでも上位に表示されることがあったようですが、現在ではそのようなサイトはむしろはじかれる傾向です。

逆に言えば、SEO対策をしっかりとしたサイトを作成すれば、ただそれだけでいくらか優位に立てるということでもあります。webライターとしてのスキルアップにも、将来の独立のためにも、SEO対策の基本的な知識は身につけておきましょう。