ニーズに合った文章を書くために心がけておきたいポイント

得意ジャンルを複数もつ

webライターとして長く活動をしていくためには、得意ジャンルが多いに越したことはありません。しかし、あれこれと手をつけ過ぎてしまって、どれも中途半端な実力しかないのも考えものでしょう。必要とされる文章は時代と共に変化していくことを念頭に置くことは大切です。

そのうえで、自分の強みをきちんと打ち立てていくためにはどうすればいいかを考えてみましょう。webライターとして、得意ジャンルをどう捉えていくかについて詳しく見ていきましょう。

1つの得意ジャンルに絞ったときのメリット・デメリット

どんな仕事であれ、自分だけの強みを持つことは大切です。それはwebライターにとっても同じであり、何でも書けるというよりは「このジャンルは強い」とアピールできるほうが案件を獲得することにも有利に働きます。特定のジャンルで確かな実績が示せるため、クライアント側からしても安心ができるものです。

また得意なジャンルであれば、情報収集のやり方が効率的でもあります。ジャンルの範囲内であればある程度、勝手が分かっているため調べ物にそれほど時間を割かなくても済むでしょう。その分だけ執筆に時間をかけられるため、結果的に多くの案件をこなすことができます。

ただデメリットとしては、得意とするジャンルの業界からの仕事が少なくなってしまったときに収入が不安定になってしまうことです。自分の力ではどうにもならないところで、世の中の動きに変化があってしまうと痛手を被ってしまうことにもなるでしょう。どんなジャンルであれ、時代と共にニーズが変化していくことは念頭に置いておいてください。

複数のジャンルをこなすときのメリット・デメリット

1つのジャンルだけに絞らずに、複数のジャンルにまたがって仕事をしていく方法もあります。この場合のメリットは時代の変化にそれほど過敏にならなくて済むため、安定的に仕事をこなしていけることです。何か特定の業界に変化があったとしても、それによって仕事が激減してしまうといったリスクを減らすことができます。

また幅広いジャンルで原稿を書いていくことで、それまで意識をしてこなかった部分で新しい発見を得ることにもなるでしょう。webライターとしての視野を広げるには、さまざまな経験を積んでおくことに越したことはありません。

ただその一方で、複数のジャンルをこなしていくと得意ジャンルができづらいといったデメリットもあります。もちろん、長く続けていくのであればそれぞれが得意ジャンルになってはいきますが、そこに至るまでには時間を必要とする面もあるのです。1つのジャンルに絞って原稿を書くのと比較して、実力が中途半端になってしまいがちなことは意識をしておきましょう。

無理のない範囲で得意分野を広げていくことが肝心

結局のところ、webライターとして仕事を続けていくためには「複数のジャンルをこなす」方向で活動していくのがいいでしょう。

私自身も初めのうちは特定のジャンルだけに絞って仕事をしていましたが、ある年を境にパッタリと仕事がこなくなってしまったことがあります。複数の取引先を抱えていたものの、どの会社からも仕事がこなくなってしまったのです。

少なくとも、私自身の原稿に問題がなかったため、時代の変化というものにさらされた瞬間でした。その後は自分の中で書けそうなジャンルには積極的に挑戦をしていき、複数のジャンルの原稿が書けるようになりました。それに伴って収入も安定し、仕事の段取りを組みやすくなったといえます。

ただ私の中で気をつけていた点は、やみくもにジャンルを広げないことです。たとえば美容のジャンルが得意だとしたら、読み手の層が重なるジャンルを広げていきました。グルメや旅行、結婚といったジャンルです。

そうすることで執筆にも無理が出ませんし、各ジャンルを多角的に捉えられるようになったため、クオリティの面でも向上しました。自分の強みを少しずつ広げていくことを意識してみましょう。

こぶたのまとめ

  • 得意ジャンルが1つだと強みをアピールできる反面で、時代の変化に弱い
  • 複数のジャンルだと収入は安定するが、強みがアピールしづらい
  • 得意ジャンルを核として関連するジャンルを書ければ、安定した状態を作れる

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