ライターとしてのステップアップ!美容系記事の一次情報はどうやって見つける?

美容系記事の一次情報

一次情報とは人づてに聞いたり、転載が繰り返されたりしたネタではなく、加工がなされていない状態の信用性が高い情報を意味する言葉です。

webライターにとって一次情報の確保は大切な問題ですが、特に美容系ライターは一次情報へのアンテナをはりめぐらせておく必要があります。美容記事は流行り廃りが激しいうえ、薬事法などに抵触するリスクもあり、発信源の正確性がものをいうジャンルだからです。

ここでは、一次情報の入手方法について解説します。

とにかく現場に足を運ぶ

一次情報を入手するには、とにかく自分の目で見て耳で聞いた情報を取り扱うことです。まとめサイトやSNSで入手した情報は、どれだけ多くの人に流通していたとしても二次情報以上の序列にはなりません。一次情報を仕入れてくるライターにはある程度の取材力が備わっています。

美容系の一次情報を探すのであれば、新商品の発表会や説明会などにも積極的に足を運びましょう。商品の関係者から直接話を聞けるので、会場は信用に足る情報の宝庫です。また、エステやサロンのモニターになってみるのもおすすめです。

どんな話も体験に勝るものはありません。ライター自身が美容法の被験者となれば確実な情報を得られますし、読者からの興味をひきつけられるでしょう。

重要人物の話を聞きにいく

口コミや一般人の感想は、一次情報に相当する情報とはいえません。その道の専門家ではない人が意見を述べていても信憑性が低いからです。ましてや、ライターの主観で書かれた記事も根拠が弱いために、読者からの支持は得にくいでしょう。基本的には誰かの感想を「具体的な根拠」として記事に盛り込むのは避けたい行為です。

ただし、一個人の主観でも一次情報にあてはまるケースがあります。それは、感想を述べた人物が対象に深く関係しているときです。

たとえば、ある美容成分について、成分の発見者が述べた主観は大きな意味を持つでしょう。美容法の感想であったとしても、大手エステグループの経営者が発した言葉であれば重みが違います。特定ジャンルの重要人物の発言は一次情報になりえます。

アンケートを行って統計を得る

ライター自身が一次情報を収集する方法もあります。もっともシンプルなやり方はアンケート調査でしょう。たとえば「20代女性がエステに来る目的」を調べたいのであれば、該当する店舗に協力をお願いし、アンケートを配布してもらいます。協力店と回答数が記載されているのであれば、ライター自身が行った調査も一次情報として有効です。

気をつけたいのはSNSなどでアンケートを募った場合です。確かにSNSでは大量の回答が期待できますし、調査方法も楽です。しかし、回答者の大半が匿名になる可能性があり、厳密には「一次情報」と断言できない部分があります。SNSでの調査はあくまで記事を盛り上げる「参考」程度に留めておいて、一次情報と同等の扱いをしないようにするのが無難でしょう。

書籍やニュースは「裏づけ」が大切

専門家の書いた書籍や、美容に関するニュースも一次情報として扱える「可能性」があります。あくまで「可能性」としたのは、書籍やニュースが100パーセント正しいことを言っているとは限らないからです。たとえば、ニュースで気になる情報があったとしても、情報提供者が「業界関係者」のように曖昧な書き方をされていたら、途端に信用度は下がります。

書籍やニュースを引用するときにはライター自身でも裏づけを取るようにしましょう。他のメディアで矛盾する内容が報道されていないか、発信者が信用に足る人物かを確認します。

もしも間違った情報をもとに記事を書いてしまうとwebライターとしてのキャリアに傷がつくので、情報の引用には細心の注意が求められます。

こぶたのまとめ

美容系記事の一次情報を手に入れるには

  • 現場に足を運ぶ
  • 重要人物の話を聞く
  • 自ら調査を実施する
  • 書籍やニュースの情報でも裏づけをとる

信頼できる一次情報を扱えるライターは業界内でも重宝されるようになるでしょう。

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