納品後のデータはどうしてる?バックアップが欠かせないワケ

納品後のデータはどうしてる?バックアップが欠かせないワケ

納品後、作成した記事データは用済みなので捨ててしまうという習慣が身についているなら、すぐにでもバックアップを行うように切り替えましょう。ライターの仕事は納品が完了したからといって、すべて終わりというわけではありません。データのバックアップは不測の事態が起きたときに、クライアントからの信頼や自分自身の身を守るために必要です。ここでは、保存したデータが活躍する場面と、実践しやすいバックアップの方法をご紹介します。

メディア掲載後にトラブルがあったとき

あってはならないことですが、納品してメディアに掲載された後にクライアントから間違いの指摘があったとします。webに掲載するデータなら、修正した内容を迅速に再掲載する必要があるでしょう。ライターはクライアントの指示に従って直しを行います。

修正の際、クライアントから以前納品したデータを送ってくれるようなことがあるでしょうか。おそらくその可能性は低いと思われます。クライアントはデータをライター自身で保管していることを前提に話を進めるでしょう。クライアントは急いでいるというのに、ライターがデータを紛失してもたついているようでは今後の仕事に対する信用を失ってしまいます。

クライアントがデータを紛失してしまったとき

クライアントがなんらかのミスをして納品データを削除してしまうことも考えられます。そうなったとき、多くのクライアントはライターに再度同じデータの送付を希望するでしょう。納品した途端にデータを削除してしまうライターがいることはクライアントにとって想像しにくいことなのです。クライアント側の不手際であっても、要求されたときにもう消してしまったとは答えにくいのではないでしょうか。ここでスムーズに相手の要求に応えることができれば、クライアントから感謝の気持ちを受け取ることができ、仕事の依頼のリピートにもつながるかもしれません。

報酬が支払われないとき

納品を済ましたというのに、クライアントから一向に報酬が支払われないときのことも考えてデータのバックアップは必要です。納品したデータと合わせて、クライアントと打ち合わせしたメールがあればそれも保存しておきましょう。クライアント側が支払い期日を間違えていたり、既に支払いを終えたと勘違いしていたりする可能性もあります。

しかし、故意的に支払いを無視される場合には、ライター自身がクライアントから確かに依頼を受けたことや、依頼に従ってデータの作成を行ったことを証明しなくてはなりません。証明するためには納品データが手元に残っていると有利になります。泣き寝入りすることにならないよう、証拠をきちんと揃えて受け取るべき報酬を受け取りましょう。

データのバックアップはこうして行う

納品データを保管しなくてはならないとわかっていても、ライターとして年数を重ねていけば作成したデータの数は膨大になります。いつまでもパソコンの中に保存していては容量が不足する一方です。その上、物はいつか壊れます。パソコンが前触れもなく突然故障してしまった場合、中に保存していたデータも一瞬で消え去ってしまいますから、何か他の打開策を考えなくてはなりません。

そこでおすすめしたいのがオンラインストレージです。Google DriveDropboxが有名です。こういったオンラインストレージに保存することを習慣づけていれば、パソコンが壊れた場合も別端末からオンラインストレージにアクセスすれば良いのでデータに傷はつきません。クライアントごとに納品データをフォルダ分けするなど、後で見直すときに保管場所がわかりやすいよう整理しましょう。無料版は容量制限が施されていることが多いので、より機能を充実させたいなら有料版にアップグレードすると良いでしょう。

こぶたのまとめ

  • 納品後のあらゆるトラブルに対応できるよう、記事データのバックアップは必ず行おう
  • バックアップにはオンラインストレージの利用が便利

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みんなの感想文

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  • 確かに納品時のデータのバックアップは必然的に必要だと思います。ただ、データの量が増えればパソコン内のハードディスクの容量を圧迫するというのはリアルに感じていました。その点について、オンラインストレージの利用はとても有意義な情報でした。
  • 確かにデータを納品したら仕事が終わったと感じるのは当然かもしれません。しかし、納品しただけで安心するのではなく、将来のことも考え、データ管理はルール化しておくべきでしょう。クライアントに対する責任といったことは当然のことながら、自分自身のライブラリーとしてもデータは保存し、守秘義務の範囲内で将来の自分や仕事に活かすことができるようになれば、さらに自分をステップアップすることができると感じました。
  • ライターの仕事をする時に書いた記事は、とっておくと色々役に立つことがわかりました。特に相手との取引で重要になりやすく、トラブルの解消に使える点は参考になりました。オンラインストレージを使ったバックアップの話は分かりやすく、私にもできそうでした。
  • ライターという仕事は正直、書いて納品して終わりと思っていました。しかし、実際はトラブルやクライアントによる紛失など問題が発生する危険性も多いと改めて実感しました。今回の記事に記載されていたツールを今日から習得し、いざという時に備えようと思います。
  • ライターにとってデータのバックアップをとっておくことはとても重要なことだと思いました。クライアントからの信頼を得るという意味でも必ずやらなければいけない作業です。また、何かトラブルが発生した場合も自己防衛としてバックアップをとっておくことが大切だなと改めて実感することができました。
  • バックアップに関しては、必要だろうと頭の隅で思いつつもしたりしなかったりという現状の自分が恥かしくなってしまいました。ライターにとって「書くこと」とは別に管理能力というものが必要なのが明記されていたことに、改めて気が引き締まる思いです。
  • 納品が終わった記事でも、ある程度の期間はデータを保存しておく習慣をつけることは大事だなと思いました。フリーランスは自分自身を守るために、不測の事態への対処を蜘蛛の巣のように張り巡らしておくことが、自分自身を守ることにつながるのではないかと思います。最近はオンラインストレージも充実しています。それらを駆使してデータのバックアップをしないといけないなと思いました。
  • 今までデータを残すということをあまりしていなかったので、記事を読み、バックアップの大切さがよくわかりました。また、膨大なデータをどのようにして保存すればいいのかについても提示してあり、勉強になりました。
  • 納品後のデータバックアップの重要性について、実際に起こりうる具体的な例が記載されていたので自分の立場に置き換えて考えることができました。確かにクライアントからすれば、受注者は納品データを保存していてしかるべきだと思います。また、データ保存の方法についても記載されていてすぐに実践に活かせる内容だと感じました。
  • 語彙力を上げるためには読書がベストとは聞いた事があります。ジャンルを問わず、色々読んだ方が良いのもその通りだと思います。この記事には、それだけではなく、漫画や歌の歌詞も参考になる事、本を読みながら良いと感じたものはメモするなど、具体的に語彙力の上げ方が説明されている所がわかりやすいです。
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