アナタの原稿大丈夫!?書いた原稿をチェックするおすすめの3つの方法

書いた原稿そのまま納品なんてヤバ過ぎる!?

お題に関する文章を書いて、指定文字数も大丈夫。さあ、これで納品だ――というアナタ、ちょっと待って!

書いた原稿をそのまま納品するなんて、危なすぎます。アナタは「コレ以上の名文はない!」という気持で納品しているかも知れませんが、書き上がったばかりの文章は、いろいろと荒があり、誤字脱字のオンパレードだったりすることがほとんどです。

そして、書いた文章を見返すことなく納品するとクライアントから「こいつ、誤字脱字が多いな」という風に思われて、マイナスの評価をされてしまうこともあり、最悪の場合、書いた原稿をチェックしなかったがために仕事がなくなってしまった……ということだってあります!

「そう言えば、頑張って書いた文章がよく非承認になるな……」という方は、だいたい書いた原稿のチェックが甘いのが原因です。ということで、今回はクライアントに文句を言われない&絶対に非承認にならない文章のチェック方法教えます。

原稿のチェック方法① とりあえず読み返す!

「ふぅ、やっと依頼されていた記事を書き終わったぞ。さあ納品だ!」……というのはNGです。出来上がったばかりの記事はたいてい、誤字脱字があるだけでなく、全体を通して原稿を読んだ時の印象がチグハグになっていることが多いのです。

自分では「よく書けた!」と書き終えた時に思っていても、実際に読み返してみると「なんじゃこりゃ!?」と思ってしまうこともあるため、一度書いた文章でも、とりあえず一度読み返して、矛盾点や言い回し、内容の不備などを整理することが大切です。

この「とりあえず読み返す!」という段階では、全体の内容を”締める”ために、書いてある内容を重点的にチェックして、原稿の仕上がりをチェックしましょう。

原稿をチェックし、余分な表現や、本筋とは関係のない内容を締めて、加筆修正を行ったら、まず第1段階は終了です。

原稿のチェック方法② 文章を寝かせる!

出来上がった余分な表現や、本筋とは関係のない内容を締めて、加筆修正を行ったら、一端休憩してコーヒーでも飲んでから、誤字脱字のチェックに入りましょう。

この間に、他の記事を書いていても構いません。大事なのは”文章を寝かせる”ということ。

できたてほやほやの原稿を読み返して、文章の加筆修正を行っても、何かしらミスがあるものです。文字数が多ければ多いほど、ミスが隠れているものですが、文章を書き終わったばかりの段階では、なかなかこの「隠れているミス」に気づきません!

「隠れているミス」に気づくには、脳を一端、その原稿から離して、ブレイクタイム――つまり文章を寝かせることが大切なのです。ちょっと書いた原稿から離れて、30分後ぐらい(できれば翌日)に読み返すと、以外に自分が書いた文章を客観的に読みことができるので、それまで気づかなかった誤字脱字に気づくこともありますよ!

原稿のチェック方法③ 声に出して読み返す!

とりあえず読み返したし、文章を寝かせて誤字脱字も修正したから、これで納品しよう!……って本当にその原稿大丈夫ですか?

できれば、2度のチェックだけでなく、最後にもう一度「声に出してのチェック」をして欲しいところです。隠されたミスが、3回目のチェックで明らかになることもあります。

逆に言うと、2回原稿をチェックしても、ミスが残っていることがあるということでもあります。そういった”残されたミス”に気づくためにも、自分で書いた原稿を声に出して、読み返して最後のチェックをするべきなのです。

声に出して、自分が書いた原稿を読み返してみると、文章の流れや、句読点のテンポの悪さなどに気づくことがあり、黙読するよりも声に出してチェックした方が、より精度の高い文章を書くことにつながります。

「とりあえず読み返す!」「文章を寝かせる!」の最後は「声に出して読み返す!」。この3つのチェックを実行すれば、ミスのないクライアントが納得する文章を納品することが出来ますよ!

チェックは何回やってもやり過ぎるということはありません!

原稿の量にもよりますが、1000~5000文字クラスの原稿を仕上げた場合は、ご紹介した3回のチェックで十分です。しかし、心配性な人は納品する前に、4回目のチェックを入れてもOK!

また、1万文字を超える原稿の場合は、3回のチェックを1セットとして、修正した内容をもう1セットをチェックする、ぐらいの慎重さが欲しいところ。

文章を書くことに比べれば、文章をチェックすることは楽しくないですが、すべてはクライアントに満足してもらって”お金”をゲットするため。お金をもらって仕事をするなら、そこら辺は割りきって、しっかりと原稿のチェックを行うようにしましょうね~!

こぶたのまとめ

① チェックしていない原稿を納品すると最悪契約が打ち切られることも
② とりあえず書いたばかりの文章を読み返して、文章を”締める”
③ 締めた文章を寝かせてから、もう一度誤字脱字をチェックしよう!
④ 最後に書いた文章を声に出して最終チェックを!
⑤ 1万文字以上の原稿の場合は、最低でも2セットは記事のチェックを行って!

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みんなの感想文

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  • 記事を書き終えてから読み返すことはありますが、声に出して読み返すことまではしていなかったのでとても参考になりました。お金をもらって仕事をするからには、もう少し責任を持って仕事に取り組みたいと思います。
  • 原稿を書き上げると、安心してすぐに納品してしまう傾向にあるので、最低でも3回チェックするべき、という指摘は参考になりました。3回目は、声に出して読むことにより、よりチェックの精度があがるというのは納得です。
  • 意外とライティング後のチェックを怠っていたことに気付かされました。ライティング中の変換ミスには気をつけていたのですが、ライティング後はささっと見返す程度だったので、今後はしっかりと見返したいと思いました。
  • 私も仕事や友人に送ったメールで誤字脱字を発見して、恥ずかしくなることがあります。いちおう見直ししているのですが、自分では間違いに気付かないものです。音読することで、間違いを発見するというチェック方法は目からウロコでした。真似させてもらいます。
  • 原稿のチェック方法で、「文章を寝かせる」という所が勉強になりました。私も、仕事上、報告書など、記載しますが、文章を寝かせたことがほとんどありません。今後は、文章を記載し終えた後は、30分以上のブレイクタイム後、客観的に読み返してみようと思いました。今まで気付けなかった誤字脱字に気づけるかもしれいないですね…。
  • 読み返してチェックしたらすぐに納品したくなってしまいますが、そこで寝かせてみるのも効果がありそうだとわかりました。あとは声に出して読んでみて流れや句読点のテンポなども意識してやってみると、また技術力が上がりそうなので試してみたいです。
  • 自分で文章を書きあげた際は、記事に書かれているように声に出して読んだり、3回くらい見直しているので「うんうん」と頷きながら読みました。書き上げた後に一度パソコン画面から離れるというのも、なるほどなぁと参考になる文章でした。
  • 文章を書いてからしばらく寝かせるという方法は、わたしも実践しています。勢いで書いているときは、最高の文章ができたと思っていても、後から読み直してみると欠点が目につくことが多いので、書いてから一定の時間が経過してから再読するのは効果的だと思います。
  • わかり易い文章で書かれたコラムで、ライティングの後に自分が書いた文章をチェックすることの重要性も同意見ですが、私とは次元が違うプロのライターさんの話でした。「書き終えた文章を寝かしてから読み返す」ことで文章がさらに良くなることも事実だと思いますが、私はタスク形式の仕事しかしていないので、これは活かせません。しかし、プロのライターさんには役に立つアドバイスのはずです。
  • 内容的には常識的なことしか書かれていないという印象でした。また、書いたものを寝かせるとか、翌日に再チェックするとか、理想としてはわかりますが、自分のレベルではあてはめられないことなので、役に立つとは言い難いと思いました。
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