フリーライターになりたいなら、知っておきたいこと

フリーライターになりたいなら、知っておきたいこと

会社などの組織に所属しないで、自分のライフスタイルに合わせた生き方が注目されています。いわゆる「フリーランス」(自由業)ですが、その一つとして「フリーライター」があります。ここでは、フリーライターになりたい人が知っておきたい情報についてまとめました。

どうすればフリーライターになれるの?

フリーライターとは、自由契約の文筆家や記者などのことをいいます。つまり、特定の出版社などと契約しないで、自分のペースで仕事ができる点が大きな特徴です。また、自分が頑張った分だけ収入に反映される、大変やりがいがあるお仕事ではないでしょうか。
フリーライターになるためには、自分の書いた記事を出版社に売り込んだり、作品募集情報を探して積極的に応募したりする方法があります。そのためには、書くことが好きなこと、調べものをすることが苦にならないことが大きな条件です。

インターネットの普及により、webライターとして活躍できる道が大きく開けてきました。webライターのお仕事は、インターネット上で発信される記事全般が対象になります。また、納品はもちろん、クライアント様との打ち合わせもインターネットで完結可能ですので、フリーライターになりたい人はwebライターを選択肢の一つにするのはいかがでしょうか。

フリーライターに確定申告は必要?

たとえば、既婚者がフリーライターとして働くときは配偶者の扶養範囲内を意識するほか、税務署に「開業届」を出して「個人事業主」になる方法も選択肢の一つです。個人事業主になると、所得税や住民税なども自分で収める必要がでてくるため、確定申告が大きな課題になってきます。
確定申告が必要ないケースとして、その年(1月1日~12月31日)の所得(収入-必要経費)が38万円以下の場合が挙げられます。「基礎控除」(38万円)を差し引くとゼロになるからです。しかし、確定申告をすることで、健康保険料の軽減(7割・5割・2割)の対象になるなどのメリットがでてきます。マイナンバー制度の稼働により、税務署に所得を把握されますので、面倒なことを避けるためにも確定申告をしておくと間違いないでしょう。

確定申告では、「青色申告」(65万円の特別控除)を選ぶことがポイントです。税務署の窓口では「開業届」(開廃業届出書)のほか「所得税の青色申告の承認申請書」など、必要書類の記載を行います。その上で、確定申告(毎年2月中旬から約1カ月)のときには、書類にある「青色申告特別控除額」に関する欄の記載(複数箇所あり)を忘れないことが大切です。

青色申告(65万円の特別控除)を受けるためには複式簿記にもとづく帳簿の作成が必要になりますが、簿記が苦手な人は税理士の無料記帳指導などを利用するとよいでしょう。また、会計ソフトを導入すると経理の手間暇が軽減できるなどのメリットがあります。確定申告もインターネットを利用すると大変便利です。

確定申告のためには、書類作成のもととなる帳簿への記帳を日常的に行いましょう。通帳も含め、家計費と完全に分けることも大切です。経費計上のためには領収書やレシート(原本)の保存が必要ですので、確定申告が終わっても、帳簿類も含めて7年間はなくさないようにしましょう。

フリーライターになるメリットとは?

フリーライターになる大きなメリットは、自分のライフスタイルに合わせてお仕事が受けられることです。家事や育児、親戚づきあいなど、自分のライフスタイルに合わせて仕事を調整できるのがうれしいですね。もちろん、いったん受けたお仕事はどんなことがあっても納期に間に合わせる必要がでてきます。そのためには、想定外のできごとに備えて納品を前倒しすることが大きなポイントになります。

また、webライターのメリットとして、家から一歩も出なくてもお仕事ができることが挙げられます。記事を作成するためには情報収集が不可欠ですが、インターネットを利用すると複数の情報収集が効率よくできるからです。在宅でお仕事ができるメリットとして、衣服費や交通費などを大幅にカットできる点も見逃せません。打ち合わせでお仕事の相手と会うときは、手土産を用意することもありますね。もちろん、その分は経費(接待交際費)として計上できますが、webライターとしてお仕事をする場合はそのような費用が抑えられることも知っておきましょう。

フリーライターとして生活するためには確定申告が大きな課題になりますが、自分で行うことで日頃からの経費節減にも役立ちます。また、家計の見直しにもつながるなどいろいろなメリットもあるのではないでしょうか。

こぶたのまとめ

  • フリーライターになりたい人はwebライターも選択肢の一つ
  • 開業後は確定申告を!青色申告・65万円の特別控除がおすすめ
  • 確定申告をすると日頃の経費節減や家計見直しなどのメリットも

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みんなの感想文

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  • フリーライターでも確定申告をしないといけないと言う意識がなかったです。また申告の仕方にも注意しないといけないので勉強になりました。また経費になる部分もあるので、しっかりと領収書なども取っておかないとだめですね。
  • ライターになるというと何となく難しそうなイメージがありましたが、意外と簡単になれることが分かりました。またフリーライターになると確定申告が必要となり、それが多少厄介にも思えますが、それ以上のメリットがライターにはあるように感じます。
  • 税金のことを何も知らないので、確定申告のことはたいへん勉強になりました。これから仕事量を増やすつもりなので、来年からは思い切って青色申告にチャレンジしてみようと思っています。少しでも税金が減るならやってみる価値がありますよね。
  • 稼げるようになると確定申告の必要があることは知っていましたが、家計の見直しに繋がることは知らなかったです。確定申告について無知なのでしっかり勉強し、より稼げるライターに、節約できる主婦になりたいと思います。
  • フリーライターになるのに税金のことまで考えていませんでした。確かに考えてみれば、経費計上できることが増えるのだから、メリットがありますね。経費で色々なことができるというのは私には魅力的です。まずは領収書集めから始めようかな。
  • フリーライターについて詳しく知ることができました。メリットなどもわかりやすくまとめてあり確定申告などの細かい部分も知ることができました。フリーライターになりたいけど具体的な方法がわからない人にはためになる記事だと思います。
  • フリーライターになるための方法があまり書かれていなくて参考になりませんでした。逆に言えば誰でも簡単にできるということなのかもしれません。しかしそうであれば、フリーライターとして生き残る戦略も必要なのではないのかな、と感じました。
  • フリーライターの仕事内容が良く分かりました。フリーで作成していくだけの力量がある人にとっては最適な職業かと思います。特にインターネット検索や対外的な手間が省ける点は利点です。確定申告のポイントなど目指す人にとっては有効的な記事です。
  • フリーライターになるには調べ物をしたり確定申告もしないといけないので意外と大変そうだなとおもいました。ただ時間の自由が利くことや家から一歩も出ずにできるなどメリットも沢山ありとても魅力的だなと思います。
  • フリーライターの確定申告事情は、まったく無知だったので詳しく知ることができ大変ためになりました。青色申告という言葉は聞いたことがあったのですが、今後納税するにあたって手続きの際に検討したいなと感じました。
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