フリーライターが個人事業主になった時には、どんな申告手続が必要?!

フリーライターが個人事業主になった時には、どんな申告手続が必要?!

ライターとして活動して実績を積んできたら、フリーライターとして自由に活動することに興味が湧いてくるという方がいるかもしれません。自由度が高く、働く場所も時間も自分で管理できるというのは多くの人にとっては魅力的に映るのではないでしょうか。

ただ、そんな働き方を実現したい!と思った時にどうすればそうなれるのかがわからない、というかたもいらっしゃるかもしれません。そこで、今回はフリーになるために必要な申告手続きや、なった後の確定申告についてまとめたいと思います。

フリーライターになると決めたらまずは税務署に行ってみましょう

自由を求めるためにまず向かう場所が税務署と聞くとなんとなく違和感があるかもしれません。ですが、個人事業主として自ら直接税金を納めるようになるので、まずはその登録手続きが必要になるのです。
一人で活動するために必要な書類はほぼ税務署に揃っていると言っても過言ではありません。
実際、提出が必要な書類は以下の通りであり、いずれも提出先は税務署です。

  • 開廃業届出書
  • 所得税の青色申告の承認申請書
  • 青色事業専従者給与に関する届出書
  • 減価償却資産の償却方法届出書

おそらく初めてフリーランスになろうと考える方にとっては見たことも聞いたこともない書類かもしれません。ですので、一度実物を確認し、書き方について聞いてみるためにも税務署に行ってみるといいでしょう。こうした手続きを支援してくれるサービスも増えてきているようですが、自分で手続きを踏むことによってこれから独立するんだという

気概が高まってくることでしょう。自分のスタートラインを自分で作るくらいの気持ちで最初の手続きについて調べてみると気分も高まってくると思います。

思いの外難しくない?確定申告について

もしビジネスパーソンとして会社勤めを経験したことがあるならば、年末に会社に生命保険料控除の書類などを提出したことがあるのではないでしょうか?

あの書類は会社が税金処理の手続きをあなたの代わりにしてくれており、その手続きに欠かせないので求められているのです。ですが、フリーランスで活動するならば、そうした年末の税金処理、いわゆる確定申告も自分で行う必要があります。

フリーライターとして活動する場合、パソコン代や作業用の場所代、そして通信費など、実に多様な費用が業務で必要になってきます。そうした費用を経費とするか、それとも私的な費用とするかでも確定申告の内容は変わってきます。そうした微妙な判定が多々含まれたり、そもそも領収証などの書類が非常に膨大で事務が煩雑といった理由から、確定申告はどうしても難しいものというイメージが持たれがちです。ですが、最近ではそうしたイメージも過去のものになりつつあります。

最近では確定申告用のパソコンソフトやアプリケーションが充実していたり、税務署のホームページから確定申告書類の記入方法が調べられたり、オンラインで確定申告の大部分を終えられるようになっています。そのため、ある程度知識がある方にとってはさくっと手続きができる環境が整いつつあると言えます。

確定申告に関する注意点

確定申告のインフラが整ってきているとはいえ、費用と経費の見極めだったり書類の記入方法など、難しく感じる部分が多いのも事実ですので、最初は税務署で確定申告書類の書き方指導を受けるのがよいでしょう。ただ、その時に注意が必要なのは確定申告が始まる1ヶ月程度前に相談に行った方がいいということです。確定申告が始まると多くの個人事業主や申告者で税務署がごった返すため、職員も指導に回りきれないことが予想されます。ですので、時間に余裕があるうちに書類を準備すると良いでしょう。

また、確定申告については申告したら終わりというものではありません。きちんと領収証などの証拠書類はわかるように保存しておくことが求められているので、紛失したりすることのないように十分注意してください。

こぶたのまとめ

・フリーになるためには税務署に提出すべき書類が複数ある
・確定申告は思ったよりも難しくはないが注意点はある
・税務署に一度行ってみると学びが多い

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みんなの感想文

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  • いくらお小遣い稼ぎといっても、一定の収入を稼いだら確定申告が必要になります。私は、まだそこまで稼げていないのであまり気にする必要はないかと思いましたが、将来のことを考えると、確定申告について見てみるといいかなと思いました。
  • 今は別の仕事もしていますが、将来的にフリーライターとしての道もゼロでは無いので、非常に参考になりました。ただ、読んでいてもすべてを理解するまでには至らなかったので、申告をする際は改めてチェックしようと思います。
  • フリーライターが個人事業主になった際、税務署に行かなければならない事や提出しなければならない書類について主に4つ挙げられていた事が興味深かったです。確定申告書類の書き方指導を受ける事を望んでいるなら確定申告がはじまる1ヵ月前が望ましいなど具体的な注意点を含めて下さっている事も参考になりました。
  • 個人事業主になるときの提出書類や手続きについて、よくわかりました。自分自身はまだライター稼業は副業ですが、いずれは個人事業主として独立してみたいという夢はあります。会社と違って年末調整をしてくれないので、確定申告が必要なんですね。少し面倒な気もしますが、それも含めて独立後の楽しみと考えて、これからも書き続けたいですね。
  • 税務関係は難しいなで自分では無理だと思っていましたが、こちらを読んで自分でも早め対処できる環境を整えれば難しいものではないことがよくわかりました。フリーになると確定申告が必要なのも解りやすくてためになりました。
  • フリーライターの場合、こんなに届け出しなければ行けないのかと驚きました。が、サラリーマンで働いている人も会社の書類とか役所への書類とか結構面倒な書類を日頃書いているかと思うと意外に大した事ない様にも感じて来ました。要は慣れと恐怖心、苦手意識を持たずに挑戦すると言う事ですね。
  • フリーライターとして仕事をはじめても、どの程度稼いだら確定申告をしなければならないのか、それについてはなかなか素人では分かりにくいです。確定申告などに関して不明な点は、インターネットで調べてそれでもわからない場合は、税務署に相談にいこうと思いました。
  • 確定申告に関しては、どうしたらいいのか気になっていたのですが、調べてもよくわからなかったので読んでいてスッキリしました。いつかは自分も確定申告が必要になるくらい稼げるようになりたいので、必要な書類や申告の時期など参考にしたいです。
  • フリーライターとして仕事をしていく方々向けの、個人事業主なるために必要な手続きについてのノウハウでした。私程度のスキルレベルだと、扶養範囲を遥かに下回る金額しか稼げないので、縁のない話でした。しかし、ライターとして本格的に活動していきたい方々のためにはとても役に立つ情報です。
  • 在宅ワーカーとして、まだまだ私は内職の域を越えないレベルの収入しかありません。しかしいつかは文章作成能力をもっと向上させて、個人事業主としてバリバリと活躍したいと思います。その日が来たときに現実にどんな手続きが必要か、この記事は知らせてくれます。
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