【平成30年(2018年度)最新版】初めての確定申告!どんな準備が必要?

確定申告

ライティングで収入を得られるようになった際に気をつけたいのが確定申告です。納税は国民の義務ですから、収入の対価としてしっかりと納める必要があります。特に会社員でないライターの場合、自分でしっかりと確定申告を行わないと大変な事になるかもしれません。

ですが、確定申告と聞くと難しそうなイメージがあるかと思います。そこで、確定申告についてと準備しておくべき事をまとめます。

毎年2月中旬から3月中旬は税務署が混む

確定申告は、前年の所得を元に所得税や住民税の金額を決定し、納税するために行う手続きをいいます。

ライターのようなフリーランスの場合、会社員とは違って年末調整はありません。したがって、自分で所得税や住民税の金額を計算したうえで、税務署に申告・納税を済ませる必要があるのですね。一定額以上の収入を得ている人については、必ず確定申告をしなければなりません。

また、源泉徴収などの形で税金を払いすぎている人についても、払いすぎた税金を還付してもらうために確定申告が必要になります。

確定申告の申告期間は毎年2月中旬から3月中旬まで。また、申告のやり方については、窓口、郵送、e-Taxの3つの方法があります。窓口で提出する人もまだまだ多いのですが、確定申告の時期の税務署は大変混み合います。どうしても窓口で手続きしたい、という人は、余裕を持って準備をしておくようにしましょう。

もっとも今後のことを考えると、早めにe-Taxに切り替えるのがおすすめではあります。e-Taxを利用するメリットは、税務署の窓口の混雑具合などに関係なく、自宅ですばやく申告手続きを済ませられることです。

また、平成30年度税制改正により、e-Taxを利用しないと65万円の青色申告特別控除が10万円減額されることが決定しています。特に青色申告を考えている人なら、迷わずe-Taxを利用するべきといえるでしょう(※1)。

これまでのe-Taxは、ICカードライタが必要になるなど手続きが面倒でした。しかし、2019年からはID・パスワード方式により手続きが大幅に簡便化され、スマホやタブレットからの申告もできるようになります。

申告に必要なID・パスワードの発行は税務署で行っていますので、早めに手続きを済ませるようにしましょう。

※1
Impress Watch【e-Taxが使えないフリーランスは、青色申告で損する時代に!?】

領収書でなくてもOK!?情報をかき集めよう!

では、確定申告前にどういった準備をしておく必要があるでしょうか。
まずはとにかく情報集めです。どこでどれだけお金を払ってきたか、領収書を集めるところから始めましょう。

また、領収書でなくても精緻に描かれた家計簿やメモ書きでも情報源として認められることがあります。より正確な申告をするためには収支の根拠をきちんと税務署に示す必要があり、その書類はしっかりと保存しておくことが原則です。

そのため、自分の収入や支出に関する情報はどんな細かいものであっても集めておく必要があります。

経費として認められるかわからないものであっても、きちんと確認をすると認められるかもしれません。余計な税金を払って自らの収入を減らすことのないように、きちんと情報収集をするのが重要な準備です。

心配なら税金のプロに確認しましょう

初めての確定申告で何をすればいいのかわからないということがあると思います。その場合、ネットなどで情報収集するのも良いですが、税務署で確認するのが一番確実な方法です。税務署には確定申告の作成コーナーが設けられますので、そこで必要書類を手に入れて準備を行うことができます。その際にわからないことを税務署の職員さんに聞くことができますので、間違いのない申告をすることができることでしょう。

ただし注意が必要なのは、確定申告の時期に入ってからだと非常に混雑して職員さんも丁寧な対応が物理的に不可能になることがありえます。そのため、初めてであるからこそ確定申告が本格的に始まる前に税務署に行ってきちんと指導を仰ぐのが賢明です。なお、税務署には電話での問い合わせもできますが、何度も電話をすることはお互いにとって手間になるでしょうから、やはり必要書類をまとめた上で一度税務署に行く方が準備がスムーズにできます。

早速準備を始めましょう

これまで会社員だった方は会社が税金処理を行っていたので確定申告に馴染みがなく、難しいもののように感じているかもしれませんね。ですが、実際に必要な準備は決して難しいことはありません。

ただし、故意でなくても間違いがあると追徴課税として重い税金が課されるリスクがあるのもまた事実です。そのため、最初の確定申告は慎重に行うのが良いでしょう。

まずは手元にある領収書や情報を集め、それらを持って一度管轄の税務署へ行ってみましょう。ライターとしてこれから活躍する上で、税金によって思いがけない損害を被るのはもったいありません。稼ぐものは稼ぎ、納めるものは正しく納められるフリーランサーになりましょう。

こぶたのまとめ

確定申告のポイント
・確定申告とは前年の1月1日~12月31日までの収入と支出の報告
・e-Taxの利用がおすすめ!
・税務署が混み合う時期は2月中旬~3月中旬
・わからないことは税務署に確認!

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