自宅で仕事をしてお金を稼げる?仕事を選ぶ基準や在宅ワークを選ぶべき人とは

自宅で仕事

安倍内閣の働き方改革や女性活躍推進にともない、さまざまな働き方が模索されています。在宅ワークやテレワークもそのうちのひとつです。これまでのように職場へ通勤することなく、自宅にいながら仕事ができるようになりました。

ただ、通勤が当たり前だったこれまでとは異なる働き方に、戸惑う人も少なくありません。果たして、在宅ワークやテレワークで十分な収入が得られるのでしょうか。在宅勤務を希望する人には、どのような事情があるのでしょうか。自宅でできる職種や気をつけるべき点など、具体的な例を挙げながら説明していきます。

どんな人が自宅で仕事を行っているのか

自宅での仕事を希望するのは、さまざまな事情を抱えている人たちです。中でも多いのは、子育て中の主婦ではないでしょうか。出産したばかりで子どもが小さい、近所に頼れる親類がいないので子ども預けることができないなどが主な理由になっています。

また、高齢の両親を抱える世帯も、介護で生じる生活の負担を減らすために自宅での仕事が選択肢のひとつになるでしょう。完全寝たきりで常に介護が必要なケースや、精神障害があって一時も目を離せないケースなど、要介護認定のレベルが高いほど外での仕事は難しくなっていきます。自宅で仕事ができれば経済的不安も解消できるでしょう。

自身が病気を患っている場合も、外での仕事は難しいケースが多いです。定期的に通院や入院が必要になると、正社員として雇うのを躊躇する企業も少なくありません。その点、自宅で仕事ができれば、通院や入院の時期に合わせての仕事のスケジューリングが可能です。

家庭や病気など、やむを得ない事情で自宅の仕事を希望するケースは多いですが、外に出て働くのが嫌、雇われて働きたくないという人も、自宅での仕事を選ぶ傾向が高いです。

また、従業員として働きながら、副業で在宅ワークを希望する人も増えています。バブル崩壊からの経済低迷が長く、正社員であっても家計を支えるのが大変な時代です。以前は副業を禁止する企業が多く、会社に見つからないようにアルバイトをする人は、これまでも一定数いました。

しかし、ITが進化してインターネット環境が身近になったことから、簡単に自宅で仕事ができる時代がやってきました。呼応するように副業OKとする企業もチラホラ出始めて、2018年は副業元年ともいわれています。

少々古い資料ですが、2008年時点での在宅就業者数は123万5000人、そのうち副業として在宅就業している人は36万3000人でした。大企業を中心にリモートの在宅勤務制度、テレワークを導入するケースも見られます。政府の取り組みが進めば、自宅で仕事をする人の数は今後も増え続けていくでしょう。

仕事選びの軸別のオススメ職種を紹介

生活をするために何を重視して仕事を選ぶかは、非常に大切です。自宅での仕事にも向き不向きがあります。在宅ワークを選ぶうえで大切にしたい要素別に、オススメの職種を紹介していきましょう。

自分の好きなことで生きていきたい

自分の好きなことでお金を稼げるのが、在宅ワークの大きなメリットです。せっかく自宅で仕事をするのであれば、苦痛を感じながらやりたくない仕事をこなすより、好きなこと、得意なことを仕事にしたほうが良いでしょう。

ライター

クラウドソーシングの発展で、新規参入する人が多い職種です。文章を書くのが得意、好きという人が選ぶ傾向にあり、資格がなくても始められます。基本的な文法やライティングの作法、物事を客観的に見る能力のほか、専門知識があると単価も上がります。

初心者のうちは日記や簡単な説明文などの仕事が主になるケースが多く、単価も1文字0.5円以下などの低単価案件が目立ちます。専門分野があり、文章を書くのに慣れている人であれば、初めから1文字1円以上の高単価案件も見込めるでしょう。月収は1万~50万円以上と、こなす案件や数によってさまざまです。

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ハンドメイドグッズ販売

手芸や工作が好きな人は、手作りの日用雑貨用品を販売するハンドメイド作家になる方法があります。販売用のWebサイトを運営したり、登録型のショッピングサイトで販売したりするなど、通信販売でお金を稼ぐ人が多いようです。

原材料費のほか、Webサイトの運営費用やショッピングサイトの月額使用料などが経費としてかかります。売れっ子作家になると月収50万円や100万円などになる人もいるようですが、どちらかといえば月収数万~十万円ほどの人が多いようです。

動画配信

小学生の将来の夢にユーチューバーがランクインするほど、動画配信は人気の職種になっています。動画配信の主な収入源は広告収入です。たとえばYouTubeの場合、パートナープログラムに登録をしてから動画を配信し、再生回数が1万回以上になると、審査を経て広告掲載ができるようになります。

広告の再生数やクリック数によって収入は増減します。月に何百万円も売り上げる人がいる一方で、動画の再生数が少ないと月数万円もいかないケースもあり、人によって収入差の激しい職種といえるでしょう。

自分のスキルを活かした仕事をしたい

在宅ワークの良さは、以前の仕事の実績や資格、スキルなどを活かせる点です。クラウドソーシングの発展によりフリーランスに転向する人がさらに多くなっています。

システム開発・SE

アプリやシステムの開発に携わってきた実績があると、フリーランスでも仕事が取りやすいです。クラウドソーシングや人づて、企業の求人など、さまざまな方法で募集がかかっています。

フリーでも年収500万円以上は難くなく、一般的なサラリーマンの平均より高収入が狙えるでしょう。JavaやPython、C++など、汎用性の高い言語を習得していると仕事探しも楽になります。

デザイナー・コーダー

WebサイトのデザインをするWebデザイナーや、デザインをもとにプログラミングをするコーダーは、実績があればフリーランスとして活躍できます。システム開発を行うSEと比較すると収入は落ちる傾向にあり、年収300~400万円くらいを想定しておくと良いでしょう。

Webデザイナーもコーダーも、インターネットに上げるWebサイトを構築する仕事です。しっかりと稼ぐなら、htmlとcssの基本はもちろん、JavaScriptやPHPなどの動的言語や、Photoshop、Illustratorなどを使いこなすスキルが必須条件でしょう。

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添削

塾や予備校などで行なわれたテストの添削を行う仕事です。通勤型と在宅ワークの2タイプがあり、在宅ワークの場合は出来高制がほとんどです。1件につき単価は100円以上で、時給1000円を超えるケースも珍しくありません。

クラウドソーシングで募集しているほか、一般的なアルバイト情報サイトなどでも求人があります。必要な資格はありませんが、短大、大卒以上の学歴が必要な場合が多く、添削能力を測るための筆記試験を行うケースもあります。

翻訳

さまざまな職種の人が利用できるクラウドソーシングで仕事を探せますが、翻訳専門求人サイトのほうが募集数は多い傾向にあります。

単価はジャンルによって異なり、たとえば英文から和訳する場合だと、医学・医療関係は1文字35円、工業技術は1文字28円です。和文から英訳する場合はこの単価から5円ほど下がります。TOEIC800点以上を求められるケースが多く、トライアルに合格すると仕事をもらえるようになります。

DTP

DTPオペレーターとしての実績があれば在宅も可能です。しかし、雑誌や新聞などの媒体は縮小傾向にあり、フリーランスになるなら仕事が取れるだけのツテがあるかは非常に重要です。編集プロダクションやデザイン会社から仕事を請け負うほか、クラウドソーシングでも募集がかかっています。

単価は1案件、数千~数万円と幅があります。納期が厳しいことも多く、いかに単価の高い案件を短時間でこなせるかが鍵になるでしょう。

映像編集

パソコンや編集ソフトなどを使って、映像編集を行います。クラウドソーシングで募集がかかっているのは、YouTube用の動画作成や企業のPR動画、サンプル動画などの編集が多く見られます。単価は1案件数千円から数万円と、映像の長さによって異なります。

必要な資格はありませんが、仕事を取るためにはAdobe Premiere ElementsやAdobe After Effectsなど、代表的な映像編集ソフトを扱えること、編集実績があることなどが重要です。

在宅コール対応

企業の商品お問い合わせや通信販売の受付など、顧客からかかってくる電話を企業のスタッフとして受ける仕事です。コールセンターを作ることなく受電業務ができるため、募集する企業が増えています。人と話したりコミュニケーションを取ったりするのが好きな人であれば続けやすいでしょう。

単価は時給制が多く、通常のコールセンターのアルバイトより若干安い1000円前後が目安です。仕事はアルバイト情報サイトや在宅コール専門企業で見つけられます。

簡単な作業で収入を得たい

専門知識やスキルはないけれど自宅で仕事をしたい人には、もっと簡単な作業で収入を得る方法があります。子育てに時間が取られてしまう人でも、簡単な作業で家計の足しにできます。

アンケート回答・データ入力

アンケート回答は、スマートフォンがあればどこでも短時間でできるのが魅力です。1つのアンケート1つにつき1~数十円と単価は安いですが、複数のアンケートサイトに登録しておけば数をこなせるので、ひと月1万円近く稼げるケースもあります。

データ入力は決められたデータを入力する単純作業で、1件数円とやはり単価は安いです。アンケートサイトや単価の安いライターサイトに登録するほか、クラウドソーシングで求人があります。

テープ起こし

インタビューや公演などの音声データを文字に起こす仕事です。クラウドソーシングや企業の個別募集などで探せます。自宅でできる事務系の仕事では非常に人気が高く、クラウドソーシングで応募しても、実績がないと仕事を取るのは難しい傾向にあります。

音声を聞きながら同時にパソコン入力する作業は意外と難しく、月収20万円以上を安定して稼ぐには、ある程度のスピード感を持って仕事をする必要があります。

シール貼りや箱詰め

いわゆる内職の仕事です。シール貼りはシール1枚につき0.1~2円、箱詰めは1セットにつき0.3~20円と物によって収入に幅があります。いずれも単価は安く、時給を上げるにはその分数をこなさなければなりません。

しっかり稼ぐというよりは、自由に使えるお小遣いを稼ぐといった感覚です。手先が器用な人や、黙々と仕事をするのが好きな人に向いています。

通販サイトの在庫整理・発送・検品

通販サイトの運営者がクライアントで、海外から仕入れた商品を自宅で受け取り、検品・梱包して発送する業務です。クラウドソーシングでの募集が多く、専門スキルは必要ありません。

単価は1件100円前後で、数をこなせば時給1000円になります。子育てや介護の合間に少しだけ仕事をしたい人にオススメです。ただ、商品を顧客に発送する仕事なので、喫煙者やペットを飼っている人は仕事を受けられない場合もあります。

商品モニター

開発中や新商品として発売する予定の製品を、商品化前にお試しする仕事です。食品、コスメ、サプリ、洗剤などジャンルは多岐に渡り、アンケートサイトや商品モニター専用サイトなどに登録をして仕事をもらいます。

発売前の商品が試せるうえにお金がもらえるのでお得感がありますが、企業が指定する使い方をしたうえで感想を記述しなければなりません。やり方を間違えると報酬が出ないケースもあります。月収は数千~1万円以上と、お小遣い稼ぎに最適です。

その他内職

内職のなかでも単価が高いのは、ハンダ付けや縫製などです。ハンダ付けは1つにつき1~8円ほどになり、簡単なネジ止めのみより単価が高くなります。縫製は仕様書通りにビーズやリボンを縫製したり、刺繍をしたりなど、作業の種類はさまざまです。

1つこなすと50円~数千円になりますが、単価が高い仕事は経験者のみ募集可だったり、自宅に業務用のミシンがあることが条件になっていたり、仕事を受けるためのハードルは高い傾向にあります。内職専門のサイトに登録すると、仕事が見つけやすいでしょう。

▼サグーワークスには校正・校閲のお仕事もあります。
サグーライティング校正・校閲者

雇用されずに大金を稼ぎたい

雇用されるよりも自由に大金を稼ぐ方法があります。手間のかかる労働をする必要がなく、自宅でかなりの高収入が見込める反面、初期投資が必要なこと、ギャンブル性が高くて誰もが確実に稼げるわけではないことに注意が必要です。

FX

外貨の売買によって利益を得るFXは、少ない手数料で売り注文から参入できる投資方法です。最大20倍までレバレッジをかけられるので、売買がうまくいけば少ない元手で莫大な利益が見込めます。

そのかわり、レバレッジが大きいぶん、損害も大きくなります。証券会社やFX専門業者で口座を開設すれば取引を開始できますが、投資に関する知識がまったくない状態でチャレンジするのは、非常にリスクが高いといえるでしょう。

株式投資で利益を出す方法は2つです。1つは、株の値上がり益で利益を得る方法です。分散投資を心がければ、1つの株が値下がりしても大きな損害を防げるでしょう。デイトレードはギャンブル性が高く億単位で資産を形成している人がいる一方で、破産寸前まで追い込まれてしまう人も跡を絶ちません。

もう1つの方法は、株主優待をもらう方法です。金券や割引券、企業の商品などをもらえるので、収入とは少々違うかもしれませんがお得感があります。株を始めるには、FX同様証券会社に口座を開設して資金を入金すればOKです。

仮想通貨

国が管理している法定通貨に対して、世界共通で使用できる実態のないお金が仮想通貨です。仮想通貨取引所に口座を開設すると、仮想通貨の売買ができるようになります。仮想通貨の取引が活発化したのは2010年代以降で、歴史の浅いジャンルです。

仮想通貨の値上がり益により一攫千金を狙える一方で、FXや株同様に大きな損害を被ったり、サイバー攻撃によって資金が流出したりするなどのリスクもあります。

自宅を活かして仕事をしたい

自宅が一軒家で広いスペースがあれば、自宅の建物を使っての仕事もできます。この仕事を始めるには、専門スキルや知識、実績があることが大前提です。人に教える仕事が主なので、信用の高さも重要になるでしょう。

英会話

自宅で英会話教室を行うには、税務署に開業届を提出すればOKです。英会話教室は競合が多く、英語ができるのはもちろん、教える側のTOEICの点数や留学経験などが信用につながっていきます。

月謝は生徒1人あたり5000円くらいで、人数によって月収50万円を超える場合もあるようです。ただし、フランチャイズの英会話教室を開く場合は、本部にロイヤリティーを払わなければならないので月収がまるまる手元に残るわけではありません。

ピアノ教室

ピアノに関する知識とスキルがあれば、ピアノを教えることはできます。どの年齢層を対象にするかにもよりますが、特に小さい子どもを習わせる親は、先生の実力やスキルは気になるところです。音大卒か、音楽能力検定制度のヤマハグレード5級以上、カワイグレード6級以上は取得しておいたほうが良いでしょう。

ただ、ピアノ教室は競合が多いうえに不況が続いており、高収入を得るのは難しい状況です。多くの生徒を取るなら、有名なコンクールでの受賞歴がある、海外の音楽学校に留学していたなどの実績がないと厳しいといわれています。

自宅で仕事をするメリット

自宅で仕事をすると、どのようなメリットがあるのでしょうか?多くの人がメリットとして感じやすい点を3つ紹介します。

自由な時間が確保できる

外で働くうえでネックになるのが、通勤時間と就労時間の長さです。
2016年の調査によると、片道通勤時間に1時間以上かかる人は、全体の50.2%とのことでした。1日の通勤時間が2時間以上、通勤にともなう準備などで1時間程プラスすれば、就労時間以外で労働に関わる時間は3時間にも及ぶ計算です。ここに一般的な就労時間の8時間を合わせると、労働に関わる時間は11時間になります。

自宅での仕事なら、通勤時間はかかりません。子育て中や介護家族がいる人は、生活スタイルに合わせて自由な時間を確保しながら、収入を維持できるでしょう。

最低限のコミュニケーションで仕事ができる

仕事をするうえでコミュニケーションは大切ですが、なかには他人とのコミュニケーションが煩わしく、外での仕事に苦痛を感じている人もいます。
自宅での仕事は業務上必要な分だけコミュニケーションを取ればいいので、黙々と1人で仕事をしたい人にとっては大きなメリットになるでしょう。

インターネット環境が当たり前になってからは、メールやチャットなど、会話をすることなくやり取りができます。対面や電話でのコミュニケーションはつい雑談が混じってしまう場合もあり、ビジネスライクなコミュニケーションを望む人にとって在宅ワークはうってつけといえます。

人間関係に悩まない

職場の人間関係で悩む人は多く、厚生労働省の調査によれば、全体の30.5%の人は対人関係に強いストレスを感じていると答えています。そのなかにはセクハラやパワハラを含み、悩みの深刻さを伺わせます。

特別なハラスメントがなくても多くの仕事ではチームプレイが重要です。連携がうまくいかなければ業務上のトラブルに発展する可能性があり、そこから職場の人間関係にヒビが入るケースもあるでしょう。その点、自宅での仕事なら、煩わしい人間関係に悩まされることはありません。

自宅で仕事をするデメリット

長く自宅で仕事をしていきたいなら、メリットだけではなく、デメリットも把握しておかなければなりません。どのようなデメリットがあるのか、具体的に紹介していきます。

自分の希望の仕事が見つかりにくい

自営業の難しさは、いつもやりたい仕事があるわけではない点です。
雇われなら、あらかじめ用意されている仕事も自営業ならすべてを自分で準備しなければなりません。たとえコミュニケーションが苦手なことを理由に在宅ワークを選んだとしても、仕事がなければ自分で探さなければなりません。

ある程度まとまった収入を得たいのであれば、これまでの仕事実績や専門スキルなどのアピールが必要になります。そもそも、求人自体が少なければ、仕事ができません。職種によっては繁忙期と閑散期がはっきりわかれるケースもありますので、必ずしも希望の仕事ができるわけではない点を把握しておきましょう。

管理が難しい

従業員なら、給与や労働時間、業務内容など労働に関わるすべてにおいて会社が管理してくれます。しかし、自営業ならそれらのすべてを、自己管理しなければなりません。収入の計算や仕事の量、仕事の仕方、主婦なら家事との兼ね合いも考える必要があるでしょう。

自宅での仕事はやろうと思えばいくらでもできるので、1人ブラック企業状態になる恐れもあります。自営業は心身の健康が資本で、体調や集中力、モチベーションの管理もすべて自己責任です。1人で管理しなければならないことがとても多いので、実務からプライベートにおけるまで、いかに自己管理していけるかがポイントです。

自宅で仕事をするうえでしなければいけないこと

せっかく自宅で仕事をするのなら、仕事の安定化を図りたいところです。そのためにやるべきこと、やったほうが良いことなどのポイントをしっかり押さえていきましょう。

自己管理方法の確立

どの仕事もそうですが、自宅での仕事は特に責任感が重要です。しっかり仕事をして信用をつなげていくために、健康やモチベーションの管理方法を確立しましょう。

自宅での仕事は時間が自由に使えるぶん、ダラダラと仕事を続けてしまいがちです。仕事は朝9時から15時まで、8時間以上は仕事をしない、1日30分は必ずウォーキングをするなど、自分なりの仕事のルールを決めていきましょう。

ある脳の研究では、人の集中力の持続時間はわずか40分程度しかないことがわかっています。集中力を維持しながら仕事をするには、定期的な休憩が大切です。仕事の合間にコーヒーを入れたり家事をしたり、気晴らしをしながら効率よく仕事をしていきましょう。

収入とそれに応じた税金について理解する

収入によって税金の額は異なります。自宅で仕事をするなら、いくらまで稼ぐか目標金額を設定しましょう。個人で仕事をするなら、まずは基礎控除額の38万円を目安にします。

在宅ワークで獲得できる収入は、基本的に事業所得か雑所得です。この所得が38万円以下なら、実質所得は0円になります。もし、配偶者が給与所得者なら、配偶者特別控除の利用も可能です。

一方、給与所得を得ている人の副業では、20万円が目安になります。給与所得や退職所得以外が20万円以下であれば、確定申告は必要ありません。収入額に応じて確定申告の必要性や控除額が変わりますので、配偶者がいる人は配偶者特別控除も考慮に入れて、在宅ワークの収入を決めると良いでしょう。

確定申告

給与所得をもらっていれば、1年の終わりに会社が年末調整を行ってくれるので、確定申告とは無縁という人も多くいます。しかし、自宅で仕事をしているなら自分で確定申告をしなければなりません。

通常、フリーランスの収入はクライアント企業が源泉徴収をしたうえで報酬を支払います。これらの源泉徴収で生じた過不足分は、確定申告をすれば還付金として戻ってきます。確定申告をしなければ税金を払いすぎてしまう可能性が高いので、注意しましょう。

確定申告は毎年2月15日から3月15日の間に行います。国税庁の確定申告書等作成コーナーで行えるほか、市販の確定申告用ソフトを利用すれば手作業よりも簡単に申告書の作成可能です。また、所得があるのに確定申告をしないのは、脱税行為にあたります。税務調査が入ればすぐにバレてしまい、数年分の滞納分と延滞税を払わなければなりません。確定申告は忘れずに行いましょう。

自分が大事にしたいことを考えて働き方を決めよう

どのような働き方であっても、仕事を決めるうえで大切なのは、生活のうえで何を優先したいのか、何を大事したいのかです。

自宅での仕事は大変な面もありますが、好きなことを仕事にしたり自由に時間を使ったりなどメリットも大きいです。しかし、在宅ワークも自分に向いていなければ意味がなく、従業員として働くより大幅に収入を減らしてしまう可能性のほうが高いです。

自分にあった働き方は何か、どうすれば目的にあった働き方ができるのか、よく考えたうえで仕事を選ぶようにしましょう。

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