今も人生に大きな影響を与え続ける、大好きな2冊

ライター名:うい
プラチナライター歴:3ヶ月

私に影響を与えた本、それは小学生の頃に読んだこの2冊です。ポプラ社から発行されている『ピンクのバレエシューズ』と、その続編である『バレリーナの小さな恋』。作者はロルナ・ヒル、長谷川たかこが訳しています。

父親を亡くした14歳の少女イレーヌは、南フランスに住む親戚の元に引き取られることになります。バレリーナを目指しパリでレッスンを受けていたイレーヌの夢は、田舎での暮らしによって断たれるかに思えました。しかし、イレーヌのひたむきな思いは、やがて彼女の未来を大きく切り開いていくことになるのです。

私はこの本をきっかけに、フランスという国に興味を持ちました。物語の中で描かれる南フランスのみずみずしい自然、パリの風景。フランスの生活が間近に感じられるような生き生きとした描写の数々は、子供だった私にはまるで夢の世界の景色のようで、きらきらと輝いて見えたものです。大人になってからフランス語を独学で勉強しようと決めたのは、間違いなくこの物語の影響です。残念ながら簡単な挨拶程度しか覚えられませんでしたが。

何よりも私がこの2冊の本から学んだのは、「諦めない気持ち」です。夢を叶えるためにはもちろん才能が必要。でもそれだけでは足りず、努力や地道な鍛錬も大切。そして運やタイミングも重要。それらのどれが欠けても成功にはたどり着けないのだと学ぶと同時に、何よりも核となるのが「その道が好きだということ」、そして「夢を諦めない気持ち」なのだと、私はバレリーナの夢へまっすぐに突き進むイレーヌの姿から強く感じたのです。それは私の人生の指標となるくらいに大きなものでした。

主人公であるイレーヌのまわりを固める登場人物たちもまた魅力的です。ミステリアスだったりいじわるだったり、若者たちのエネルギーが文章のあちこちに溢れています。もちろんバレエの描写も読み応えがあります。まったく未知の世界だったバレエについて初めて触れたのがこの物語であり、表現するとはどういうことなのかを初めて考えたのもこの物語でした。

大人になった今でも手元に置き、何度も読み返すほど大好きな作品です。読み返すたびに色彩豊かな風景が私を包み、「もう少し頑張ってみよう」という気持ちになってくる、私の宝物です。

こぶたからのひとこと

ういさんの素敵な描写のおかげで、ぼくもフランスに行きたくなっちゃうよ~

大人になっても読み返せて、「もう少し頑張ってみよう」って気持ちにさせられる本があるっていいね!
「好き」という気持ちと「諦めない」気持ちで、ライターとしても良い文章をたくさん書いて
ガンガン活躍してってね★

サグーワークスでは、ライティングの独自テストに合格したライターを「プラチナライター」と呼んでいます。
プラチナライターになると、プラチナライターのみに公開されている高単価の案件を受注することができたり、記事の改善点を知ることができたりと、収入アップ・スキルアップを実現することが可能です。テストは無料で、何度でも挑戦できます。

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