webライターに必要な論理的思考って何?育て方を解説!

webライターに必要な論理的思考って何?育て方を解説!

論理的思考という言葉を聞いてもピンとこない人は多いかもしれません。論理的思考とは簡単にいうと、筋道を立てて考える方法やわかりやすい説明の仕方のことです。感情的になって論理の飛躍をしたり自分だけが納得できたりするものではなく、誰もが理解できる考えや説明が一般的に論理的思考と呼ばれます。

この論理的思考はwebライターにとって身につけておきたい重要なスキルのひとつですが、論理的思考はどうすれば養えるのでしょうか。

論理的思考の具体例とは

論理的思考ができれば、相手に対して自分の意見を納得させられる確率が上昇します。論理的思考で重要なことは、まず何を言いたいのか結論をはっきりとさせることです。論理的思考がうまく行えない人の特徴には、自分の気持ちをただ言うだけだったり、単に状況を説明するだけにとどまったりすることがあります。論理的思考はあくまで思考の一種なので、考えることが必要です。

論理的思考では結論を導くのに必要な根拠を明示することも大切になります。具体例を挙げてみましょう。議論の主題が少子化であれば、「子供を増やすためには個人の努力だけではなく政治の力が必要」と、まずは主張したいことの結論をはっきりと述べます。結論はなるべく冒頭に持って行き簡潔にまとめると、第三者に意見が伝わりやすくなります。その次に「根拠は3つあります」などと具体的な数字を用いて結論の裏付けを行います。ここでもまず3つの根拠を最初に言っておきましょう。その際はもっとも重要だと思われる根拠を最初に持ってくることが大切です。

論理的思考は文章作成に必須?

論理的思考は相手が納得できるような説明をすることも含まれるため、webライターにとっては必要不可欠なスキルといえます。webライターにおける論理的思考とは、資料や統計などを用いて客観的に事実を分析することに他なりません。案件の多くは第三者目線で書くことが求められるため、体験談やライター目線の文章以外では「〜だと思います」といった個人が思ったことや感じたことをそのまま書くのはNGです。

根拠の裏付けを示す場合は「資料によると〜」「〇〇が行った統計では〜」などの客観的なデータを基にして書く必要があります。文章は第三者目線で書いているのに、根拠の裏付けは自分の経験や周りの人の意見などにはならないように気をつけましょう。

論理的思考を育てるには

webライターが気になるのは、論理的思考の育て方ではないでしょうか。日常的に筋道を立てて物事の結論を考えるよう訓練していけば、論理的思考は自ずと身につくことでしょう。冷蔵庫の中で食品が腐っていたとしましょう。ただ単に「腐ってるから捨てよう」と思うだけでは論理的思考は身につきません。まずなぜ食品が傷んだのか原因を考える必要があります。

「腐ったのは賞味期限が大幅に切れていたからだ」、「購入した翌日に3日間旅行に出かけた」、「そのうち買ったのを忘れて放置していた」などの腐った理由として重要だと思われるものをピックアップしていきます。最終的に論理的思考によって結論に達する必要がありますが、この場合は「旅行前に食品は買わないようにする」というのが結論のひとつとして導かれることでしょう。

このように日常生活の中で起きたことの原因や理由を考えるようにすると、論理的思考が自分の中に育っていきます。人と喧嘩したときなどは感情が論理的思考を邪魔することがあるので、理性で感情を抑える訓練をすることも必要不可欠です。

自分の考えたことが正しいかどうか客観的に判断するためには、行った論理的思考を紙に書いて時間が経ってから読み返してみることがおすすめです。論理的思考は訓練である程度は身に付けられるものなので、頭を鍛える意味でも普段から行っておきたいものです。

こぶたのまとめ

  • 論理的思考はwebライターに必要なスキル
  • 論理的思考は鍛えることができる
  • 論理的思考においては結論とともに根拠や裏付けを提示することが重要
  • 論理的思考には客観性が伴う

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