執筆記事が非承認にならないために!客観的な文章を書くコツ3つ

執筆記事が非承認にならないために!客観的な文章を書くコツ3つ

webライターにとって執筆した記事が非承認になってしまうのはショックな出来事です。特に、時間をかけて創意工夫した文章がボツになってしまうと、後に引きずるほど落ち込んでしまうケースもあるでしょう。クライアントからの要望の無視と並んで、非承認になる大きな理由として挙げられるのが「主観に偏りすぎている」ことです。

承認率を高めるためには客観性を身につけましょう。ここでは、客観的な文章を書くコツを紹介します。

文章の根拠は?リサーチ力を高めよう

どうして主観的すぎる文章が採用されにくいのかというと、一言でいうなら「危険だから」です。薬事法や税制などについて、事実とは異なる文章がネット上にあふれ、処分を受けた企業もあります。主観的な文章は事実を踏まえていないケースも多く、トラブルを避けたいクライアントは非承認にする傾向が見られます。

「炎上」への危機感も主観的な文章が嫌われる原因でしょう。思想的に偏った文章は読者からの猛反発を受けて「炎上」を招くリスクを高めます。社会的信用の失墜さえも導く「炎上」を防止するため、クライアントは客観性の高い記事を求めているのです。記事の客観性を高めるには、根拠となる統計や法律を調べ、出典を明確にするようにしましょう。根拠がある意見に対しては反論が起きにくく、トラブルの火種になりえません。

また、参照元は個人のブログやネット辞書ではなく、その道の専門機関に頼るのが賢明です。どんなに人気のある個人ブログでも、事実誤認がないとは限りませんし、鵜呑みにするのは得策ではないでしょう。個人ブログで知った情報でも、ソースを遡って信頼のおけるものかどうか調べるのが大切です。

断定を避ける表現方法を覚えよう

自分では客観的な意見を述べているつもりなのに、主観的な意見だと解釈されて納品記事が非承認になる人もいます。そんな場合は、自分の文章の「癖」を振り返ってみるといいでしょう。気づかないうちに主観的だと思われてしまう表現を書いてしまっている可能性があります。

たとえば「女性は恋に落ちやすい」という意見があるとします。こうした意見を個人が抱くだけでは大きな問題になりにくいでしょうが、web記事として発表すると「意見が偏っている」としてトラブルを招いてしまうのです。それでも、どうしてもこの意見を書きたいのであれば、客観性を持たせる表現を工夫してみましょう。たとえば「女性のなかには恋に落ちやすい人がいます」と書くと、すべての女性が対象ではないので反感を買いにくくなります。また「○○が言うには、女性は恋に落ちやすいとのことです」と有名な発言主を示せたなら、一個人の意見として判断されやすくなるでしょう。

そのほか「という可能性もあります」「とも考えられます」など断定を避ける語尾を覚えていくと、文章から主観性が薄まり、承認率を高められる「可能性があります」。しかし、この語尾使いすぎてしまうと、逆に信憑性のない内容になってしまうので、使うときには十分に注意しましょう。

世論を知っておけば主観に偏らなくなる

主観的意見をつい書いてしまう人には、性格や生活習慣が関係している場合もあります。たとえば、何かを主張したい欲求が強い人は、つい文章に自分の意見を忍ばせてしまいがちです。自分の意見を貫くのは悪い行為ではないのですが、堅実に事実を積み重ねていくwebライティングの世界との相性はよくないといえるでしょう。ブログなどの自己表現できる環境を別に設定し、webライティングでは客観的な文章を綴ることに力を注ぐのがおすすめです。

また、世論に疎い人は、どんな文章が反感を買うのかを把握しておらず、何気なく主観を込めてしまう傾向があります。こうしたライターは、修正点を指摘されても意味が理解できず、また同じようなミスを繰り返してしまう可能性があります。

効果的な対処法としては、とにかく世間の声に耳を傾ける努力です。そのため、新聞を読んだり、外出を多くして世間の空気に当たったりすることをおすすめします。個性ある主観的意見で人を引きつけるライターもいますが、少なくとも駆け出しのライターは、クライアントの要望に客観的文章で応えていく術を身につけましょう。

こぶたのまとめ

客観的な文章を書くには

  • リサーチを怠らない
  • 断定を避ける
  • 世間の声を知る

主観も役に立つことはありますが、まずは客観的事実をしっかりと書けるライターを目指しましょう。”

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