個人事業主になるには?ライターとしての個人事業主になるメリット・デメリット

個人事業主になるには?ライターとしての個人事業主になるメリット・デメリット

ライティングは場所を選ばずに活動できる仕事です。そのため、ライターとして活躍する中で、ライティングを自分の仕事として自由に働きたい、独立したいと思われる方は少なからずいることと思います。そう思ったときに気になるのが、個人事業主として活動するために必要な手続きにはどういったものがあるのか、という点ではないでしょうか。そこで、今回は個人事業主になるために必要な手続きや個人事業主になることによって得られるメリット・デメリットについてまとめたいと思います。

最初の入り口が少し大変!

個人事業主になりたいと思っても、すぐになれるわけではありません。最初に様々な書類の提出が必要であり、その手続きが少し煩雑なために個人事業主になる敷居が高いと思われがちなのです。ただ、その手続きもどういったものかを知ることで思ったよりも敷居が高くないと感じるかもしれません。必要な提出書類は以下の通りです。

  • 個人事業の開廃業届出書
  • 所得税の青色申告の承認申請書
  • 青色事業専従者給与に関する届出書
  • 減価償却資産の償却方法届出書

これらの書類はいずれも税金に関わるものであるため、税務署へ提出する必要があります。
そして書類はいずれも税務署にありますので、一度現物を確認してみるといいかもしれません。
なお、いずれの書類も提出期限があり、開廃業届出書は開業から1ヶ月以内、その他はその年の確定申告期限までになります。
ただ、これらの書類はあくまでも他に従業員を雇わずに個人のみで開業する場合です。
従業員を雇う場合には別途社会保障関連の提出書類もありますので、その点はきちんと押さえておきましょう。

専門家の助けを借りるのも方法の一つ

様々な提出書類があり、かつ書くことが初めてな方がほとんどだと思いますので、書き方がわからないこともあるでしょう。
そうしたときは、専門家の助けを借りるのもいい方法です。書類の書き方だけであれば税務署で教えてもらうこともできますが、個人事業主として開業するのであれば間違いがあると大変ですので、開業支援を行なっている専門家の指示を仰いだ方が確実でしょう。
ただ、専門家の助力はあくまでも方法の一つであることは覚えておきましょう。個人事業主として独り立ちするスタートラインですので、
難しく感じる手続きをあえて一人でやりきることで独り立ちへの強い意欲をさらに高めることができるかもしれません。
間違いがあっては大変なのは事実ですが、自分の腕でやっていくという強い思いがあるならば自分で調べて自分のスタートラインを自分で作るくらいの強い思いでこうした手続きを踏むのもいいかもしれません。

個人事業主になって得られるメリットとデメリットとは?

晴れて個人事業主になったとして、どういった恩恵があり、どんなリスクがあるのでしょうか?
まず恩恵からいうと、一番は自分の腕で稼ぐことになるので自分の能力次第では収入を大きく増やすことができるということでしょう。
また、税金面でも業務に関連する様々な費用が経費と見なされれば税金面でも負担を緩和することができるという点もあります。
そして会社や組織に縛られないために自由なワークスタイル、ライフスタイルを実現できるのも大きな魅力でしょう。

一方、デメリットとしては自分の腕で稼ぐということの裏返しですが、収入面が不安定という点があります。
また、税金面や確定申告などの事務もきちんと自分で管理しなければならないため、本来の業務以外にも注意しなければならない業務が増えてくるということもデメリットかもしれません。もちろん、そうした手続きを外注するというのも方法の一つかもしれませんが、それにもお金が必要なので、できることならば自分で管理できるようにした方が無難です。

こぶたのまとめ

  • 個人事業主になるためには様々な提出書類があるため、最初は少し大変
  • 専門家に頼るもよし、自分自身でやりきるのもよし
  • 自分の腕で稼ぐことができるというのはメリットであり、リスクでもある

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みんなの感想文

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  • 個人事業主になってみたいという漠然とした気持ちがあったのですが、このような記事ならいざというときに参考にできそうです。届け出が少し面倒な気がしていましたが、専門家という手もあるので安心しました。事業を行うときの知識だけでなく、一般常識としても参考になります。
  • 青色申告とともに、個人事業主も気になっていましたから、とても勉強になりました。拝読して本当に良かったです。自分で確定申告をしていますが、次回はさらに税金について詳しく調べてから税務署に行きたいと思いました。
  • 個人事業主になるために提出しなければならない届け出は、4種類あるのですね。個人事業主になることのデメリットについては、収入が不安定になることと、事務処理を自分でしなければならないという例が上がっていました。その他、健康保険についても影響があると思うので、しっかり調べてから行動に移した方がいいですね。
  • お小遣い稼ぎを少しできれば良いなと考えて始めたものでしたが、子供を保育園に入れたいと思った時に、仕事をしているという証明が必要になるので、個人事業主として届出を出せば、正式に仕事をしていることになるのだということを知ったので、とても参考になりました。
  • ライターの仕事をメインでやる場合、法的な手続きをどうしたら良いか悩んでいたので、とても参考になりました。やっぱりちゃんと仕事にしようとすると、色々な手続きが必要になるんですね。こちらの記事を参考に、開業届などを出してみたいと思います。
  • 個人事業主はとてもハードルが高い印象があったのです、行政と相談してしっかりと手続きを踏めば自分でも簡単にできそうで心強かったです。しかし個人事業主になることによってリスクも多くあるのでトラブルに巻き込まれぬように見極める心構えも必要ですね。
  • 個人事業主のメリット、税金の優遇はとても魅力的ですね。いつかライター一本で生活ができるようになれそうなら、個人事業主になってみたいです。手続きが大変そうと思っていたのですが書類の提出だけで大丈夫なんですね!
  • 個人事業主になるためには最初の提出書類などは少し難しいということを知りました。しかし難しくてわからない時には、専門の人に手助けしてもらうことで、個人事業主に無事なれるということを知りました。また、確定申告も必要になるのだなと思いました。
  • 個人事業主、いつまでもサラリーマンで働くより、真剣にライティングに取り組めるので稼ぎが増えそうですし憧れますね。書類の提出なども少しめんどくさそうだなと思っていたのですが、きちんとした専門家に頼るのも一つですね。
  • 在宅ワーカーで、個人事業主にまでなろうとしてる方は、少ないんではないかなぁと思いました。ただ、個人事業主になるためには、どのような届け出が必要で、どのような手続きか必要か分かったのは参考になりました。
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