上級者のスキルを参考にする!練習で書き写しをするススメ

上級者のスキルを参考にする!練習で書き写しをするススメ

webライター初心者にとって文章力向上は切実な課題です。文章力が低ければ大型案件や専属案件を任せてもらえません。また、文章力が高くなると自然と執筆スピードも上がるので、記事を量産できるようになります。それでも、効果的な練習方法が見当たらずに悩んでいるライターは多いでしょう。

そこでおすすめしたいのが、上級者の文章を書き写して練習する方法です。ここでは、書き写しのメリットや書き写しの対象にしたい文章について解説します。

書き写しをする意味やメリット

他人の書いた文章を模倣して、自分の記事として納品するのはwebライターの禁止事項です。もしも発覚したら二度と同じクライアントから仕事をもらえない可能性すらあります。

しかし、あくまでも練習のために上級者の文章を書き写すのは問題ありません。むしろ、書き写しを続けるうちにライターとしての能力を大幅に伸ばせる可能性があります。

書き写しのメリットとしてはまず、上級者の思考法を体感できる点です。文章は普通に読んでも、どうしても「読者の視点」に立ってしまうために細かい解析ができません。しかし、自分で書いてみるとライターとしてどんな工夫がなされているかが理解できます。表現や構成、些細な語尾へのこだわりなど、見えづらかった要素が手に取るように分かるでしょう。そして、上級者の優秀さをかみしめられます。

そして、自分でも書いてみると名文を記憶しやすく、今後の参考になります。一度覚えた教訓が脳に刻み込まれ、文章力を高めてくれます。同じようなジャンルの案件を手がけるときにも、大いに役立つでしょう。

書き写しを行う際の注意点

書き写しはただ文章をコピーすれば実になるわけではありません。効果的な手順を踏まなければ、時間を無駄にしてしまう恐れもあります。

まず、機械的に書き写さないことです。内容をしっかりと踏まえたうえで、一文一文をかみしめるようにして書き写しましょう。一度じっくりと読んでみてから書き写すのがおすすめです。また、脳に強く刻みこむためには声に出して読みながら書き写すのもいいでしょう。

次に、一度にたくさんの記事を書き写さないことです。むしろ、同じ記事や同じライターの記事を集中的に書き写した方が、記憶に入りやすくなります。無理に手を広げてさまざまな文章を集めてくる必要はありません。真の名文を何度も書き写すと気づく点が多く、勉強になるでしょう。

そして、書き写した文章をどこかで使用してしまわないようにするのが肝心です。悪気がなくても、記憶違いで、覚えていた文章を自分で思いついた文章のように使用してしまうことはありえます。もしも努力せずに美しい文章を思いついたときには、他人の文章ではないかと疑いましょう。

どんな文章を書き写すべきか

書き写す文章としては、マンガや詩、ブログなどはおすすめできません。いずれも素晴らしい文化であり名文もありますが、webライターの仕事とはかけ離れている文章だからです。webライターに求められているのは正確に事実を表現しつつ、他人の印象に残る文章です。自分の手がけている案件と近いジャンルで、書き写せる文章を探すといいでしょう。

書き写しに適しているのは報道メディアや、情報サイトなどの記事です。特に新聞記事は徹底した客観性と中立性がこもっているので、表現の節々にまで注意が払われています。わずかなニュアンスが記事に主観を持ち込む恐れがあるからです。大手の新聞記事を書き写すと、事実を伝えるための文体を深く学べるでしょう。

ただし、あまりにも専門用語が多い記事では、単語が邪魔をして文体が頭に入ってこない場合もあります。新聞の社説などは比較的平易な言葉で文章が綴られているので、書き写しに相応しいでしょう。また、新聞ごとのカラーに影響されないよう、複数の新聞から記事を選ぶのが得策です。

こぶたのまとめ

練習で上級者の文章を書き写すのは

  • 上級者のテクニックを体感できる
  • 自分の仕事で書き写した文章を使わないようにする
  • 報道記事を中心に写す

文章力を高めたいライターは積極的に書き写しを行いましょう。

この記事をシェアする

ページトップへ戻る