わたしの人生を変えた1冊

ライター名:郁
プラチナライター歴:10カ月

私は幼いころから本が大好きで、暇さえあれば図書館に通い本を読んでいたように思います。そんな私が1冊選ぶとしたら、中学生の頃に出会った『図書館戦争』です。この本は有川浩さんの小説で大人のライトノベル、といえるようなテンポと登場人物の繊細な人物描写が特徴的な読みやすい作品でした。

秩序ある日本にするために、不適切な本を取り締まる検閲が正当化された時代が舞台で、主人公たちはその検閲に対抗し図書館と所蔵する図書を守る図書館員です。この作品の主人公は、高校生のときに自分を守ってくれた王子様の姿を追って、検閲と戦うライブラリータスクフォースに入隊します。素直でまっすぐで、一途に王子様を追いかけて将来を決めたこと、入隊後も上官や同期と衝突しながらも自分の信念を歪めない強さをもっていることから私はこの主人公に心打たれました。

最近、人生の大きな転機を迎え、自分で将来を選択する機会がありました。そのとき、私は小さいころから好きだった本や文字に関わることのできる仕事がしたいと思い、その業種への就職にチャレンジすることにしたのです。元々自分に自信がなく、本に関わる仕事なんて夢のまた夢のようなことだと考えていました。しかし、中学生の頃に出会った『図書館戦争』の主人公が王子様という夢のような存在を道しるべにして自分の進む道を見つけられたように、私も幼いころから共に過ごした本を道しるべに今後の進路を進んでみようと思いました。

結果、私はもうすぐ本や文字に関する仕事に就くことができそうです。自分の将来の可能性を広げてくれたこの本は、私の人生を変えてくれた1冊といえるのではないでしょうか。

この『図書館戦争』シリーズは、番外編も含めると計6冊出版されており、文庫本もあります。文章が苦手な方でも読みやすい文体ですので、ぜひ手に取ってみてください。また、有川浩さんの小説は全体的に人物にリアリティがあり、感情移入しやすいので、他の作品を読んでみてもきっと共感が止まらない1冊が見つかると思います。

こぶたからのひとこと

>私はもうすぐ本や文字に関する仕事に就くことができそうです。
おお~!おめでとう!
楽しくやれることを祈っているよ★

『図書館戦争』は有名だけど、実はぼくまだ読んでないんだよね~。
アニメ化も映画化もしてるよね!見てみようかな!

サグーワークスでは、ライティングの独自テストに合格したライターを「プラチナライター」と呼んでいます。
プラチナライターになると、プラチナライターのみに公開されている高単価の案件を受注することができたり、記事の改善点を知ることができたりと、収入アップ・スキルアップを実現することが可能です。テストは無料で、何度でも挑戦できます。

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