確実に文章力が身に付く?学生時代に実践した夏休みの宿題の中身とは

ライター名:にゃんこ
プラチナライター歴:3年4ヶ月

9月になると長かった夏休みもやっと終わり、ほっと一息ついているご家庭も多いのではないでしょうか。学生にとっても長い夏休みは嬉しい反面、大量の宿題に苦労する時期でもあります。中でも子供たちが特に苦労するのが作文ですが、ライターを生業としている人ならばむしろ得意分野かもしれませんね。

私が通っていた学校では夏休みにある名物的な作文の宿題があり、20年以上たったいまでも忘れられないものがあります。それは聖書をすべて読んで1章ずつ作文を書くというものでした。

世界一読まれている書物は聖書!

私が中学から短大まで通っていた学校は、ミッション系の女子校でした。プロテスタント系の学校のため生徒は全員信者ではありませんでしたが、教師はすべてクリスチャンで、毎朝の礼拝と日曜日の礼拝は欠かせません。朝から聖書を読み、讃美歌を歌って過ごしていたものです。そのため、生徒ひとりひとりが自分の聖書と讃美歌を持っているのですが、夏休みになると聖書の中から好きな物語を選び1章ずつ感想を書いてくるというユニークな宿題がありました。

実は聖書の物語は非常に長く、すべてを読破するのはかなり困難です。そのため、ミッション系の学校に通っている生徒でも聖書を一冊丸ごと読んだことのある生徒はほとんどいません。また、1章について書かれていることが非常に抽象的でわかりづらいことが多いのでその内容に頭を悩ませることも多いのです。聖書は世界一読まれている書物として有名ですが、人によって内容の解釈もさまざまで非常に奥の深い書物です。活字中毒を自称する私ですが、聖書を完全読破するのは骨が折れました。しかし、想像以上に聖書の中は非常に魅力的な物語で溢れていたのです。

聖書を読み解くことで読解力が身につく!

我が家は両親ともにクリスチャンではなく、中学校に入学するまでキリスト教とは全く無関係の生活を送っていました。私自身もクリスチャンではありません。ただ、書物としての聖書は非常に奥が深く、思春期の人格形成に深くかかわった思い出の深いものでもあるため、手放すことはできませんでした。

実は聖書には生活の知恵がたくさん書かれていることをご存じでしょうか。たとえば、旧約聖書の中には豚を食べてはいけない、という記述があるのですが、これは豚には寄生虫が多く、食中毒を起こすため戒めているという説が有力です。キリストの言葉の中にはそのままことわざとして残っているものも多く、「明日は明日の風が吹く」「豚に真珠」などもキリストの教えのひとつです。意外と身近にあるキリスト教の世界観にへえ、と考えさせられることも多くありました。

こうしたひとつひとつの言葉を深く考えていくのが宗教学なのですが、表面的な言葉だけでなくその時代に生きた人の事情、その当時の考え方など、時代背景を考えて読み解くとずいぶん新しい発見がありました。物語の真意を読み解く作業が読解力となっていまのライターの仕事に役立っているのかもしれません。

長い話なので途中で挫折してしまうことも多いですが、手にする機会があれば一度読んでみてはいかがでしょうか。

こぶたからのひとこと

聖書は教養を得るためにも、読んでおくと良いって言われたりするよね!
国際化の時代だし、キリスト教の人じゃなくても、どんな内容か知っておくと良さそう!

あと、「これはどんな背景で書かれたんだろう?」っていう読解力は
確かにライターにも大事な力だね★

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