ライティングは書きたいことを書くのではなく、読んでもらう文章を書く

ライティングは書きたいことを書くのではなく、読んでもらう文章を書く

webライター初心者は「もっと文章を上手く書けるようになりたい!」と思っているはずです。上手い文章を書くためには、基本的な文章作成ルールを理解していることや豊富な知識、情報収集スキルなどが必要となりますが、それ以外にも大切なことがあります。それは「書きたいことを書くのではなく、読んでもらうことを意識して書く」ということです。そこで、読んでもらうことの大切さや読み手に興味を持ってもらう文章のコツなどについてご紹介します。

書きたいことを書くのではなく読んでもらうために書く

話をする場合や文章を書く場合には、話したいことや書きたいことがあるのが一般的です。日常的には話したいことを話し、書きたいことを書いていても何の問題もありません。友人との会話や日記を書く場合がこれに該当します。しかし、話をすることを仕事にしている講師や文章を書いて報酬をもらうwebライターは、話したいことや書きたいことを書いているだけでは十分とはいえないでしょう。

あるセミナーに参加したとして、講師が自分の話したいことばかり話していて、参加者が聞きたいことをまったく聞けなかった場合は、そのセミナーに参加したことを後悔するでしょう。webライターもまったく同じことがいえます。ライターが書いた文章は読み手に読まれることによってはじめて役に立ちます。webライターは書きたいことを書くのではなく、読んでもらうために書くことを強く意識する必要があるでしょう。

読み手の立場になって書くことが大切

読んでもらえる文章を書くためにはどうしたらよいのでしょう。これは日常生活の中にも答えを見つけられます。例えば、相手が悲しんでいる姿を見た時にどうするかを考えてみればよいでしょう。悲しんでいる理由をまず把握します。相手に直接聞ける場合もあるでしょうし、状況から判断して察することもあるでしょう。次に、対応を考えます。対応の方法としては、解決策を提示する方法と共感して一緒に過ごしてあげる方法が考えられます。

どちらを選択するかは、相手がどちらを望んでいるかを考えて行動することになるでしょう。webライティングでもまったく同じことがいえます。読み手はあるテーマに対して何を求めているのかを想像します。その上で、解決策の提示や共感を得るための事例などを書いていきます。相手の立場に立って考えて書くことが文章上達の近道です。

読み手に興味を抱いてもらうテーマの選びかたと文章構成

読み手の立場に立ってライティングすることの大切さがわかったとしても、webライター初心者は「どうすればそれができるの?」という疑問がわいてくるでしょう。読み手の立場に立った文章を書くにあたってのポイントは2つあります。

1つ目は、読み手が興味を持っているテーマを選ぶことです。自分が興味を持っていることだけを書いていては、文章上達は見込めないでしょう。2つ目は、文章構成です。先に結論を書いた方が読み手にとってわかりやすく感じる場合もあれば、課題となる事例などを先に書いて共感を得てから最後に結論を書く方が効果的な場合があります。テーマや読者層をイメージして効果的な文章構成にするように心がけましょう。

文章上達のためには読んだ感想を聞くことも大切

文章上達のためには、相手の立場に立って文章を書くことが大切ですが、自分なりに相手の立場に立って書いてみたとしても、それが効果的だったかどうかはなかなか確認できないものです。直接会話をしている場合は、返事や表情からある程度のことが読み取れますが、文章の場合は読み手の表情などから何かを読み取るのはほぼ不可能です。

そういった場合は、読み手の感想を聞くための工夫をしてみるとよいでしょう。フィードバックが得られれば、次に文章を書くときの参考になり、改善ポイントが見つかり文章上達の役に立つはずです。ブログなどのコメントなどを活用してフィードバックを得てみることも大切でしょう。

こぶたのまとめ

  • webライターは読んでもらうことを強く意識してライティングする必要がある
  • 読み手の立場に立ってライティングすることが大切
  • テーマ選びと文書構成をよく考えて書くことが重要
  • 相手の感想を聞くことで改善ができ、ライティングは上達する

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みんなの感想文

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  • Webライティングの書き方がよく分かりました。読み手の立場になって書くという説明文で、身近にある出来事の例として使っていたので理解しやすかったです。書きたいことだけを書くのではなく、読まれるということを意識して書くことの大切さがわかりました。
  • 記事を書くとなると、どうしても自分が思ったことを文章化してしまう人が多いです。しかし、書いて意味があるものではなく、読んでもらって意味があるわけですから、そこをしっかりと意識して文章を書く事が大切だとわかりました。
  • そもそも、こちらを始めるまで、webライティングの基本がわかっていませんでした。タイトルにもある「書きたいことを書くのではなく、読んでもらう文章を書く」という主旨が響き、納得出来ました。これからは読み手の立場に立ち、テーマ選びと文章構成に気をつけてみようと思います。また、webライティングやお役立ちブログと、ただ書きたいことを書く個人的なブログは別物なのだとも気づくこともが出来ました。
  • 「読み手の立場に立つ」という、執筆する上で大切なことを認識することができました。書きたいことを書くのではなく、読んでもらうためにどうすればよいかが、丁寧で分かりやすい文体で書かれていたため最後まで読みやすかったです。
  • ライターとして、読者目線で書くことはとても大切ですが、当たり前のことすぎて私には参考になりませんでした。だた、文章を上達させる上で、フィードバックをもらう機会を持つと言う考えはなかったので、文章上達のために試してみたいです。
  • ライティングを始めたばかりだと、自分が話したいことや書きたいことを書いてしまう事がありますが読み手の立場になって共感できる文章を書くことや読者層によって文章構成を変えることが大切なんだなと、参考になりました。文章からは相手の表情を読み取ることは出来ないので相手の立場に立ってよく考えて書いていこうと思います。
  • 最近WEBでの書き物を始めた身としては、できるようでできない「相手の立場にたつこと」。わかっていても、想定読者のイメージがぶれてしまったり、書いているうちに自分本位の意見を書いていたりします。この記事のように、ブログで練習して感想をもらえれば上達しそうですが、なかなかそのような環境は難しそうです。この内容を念頭に置き、書き物をしていきたいです。
  • 記事に書いてある通り、読み手の立場になって書くこと、は意識していますが、内容が良くても読みにくくては、読み手に満足してもらうことはできません。では私にかけているのは何か、ヒントがありました。『文章構成』です。結論を先に書くのか最後に書くのか。これは内容によっては印象が大きく変わるかもしれません。そして、ブログなどのコメントを活用する、というのも、ライター初心者には有効な手立てだと思いました。基本的なことかもしれませんが、改めて、文章を書くときの参考にしたいと思いました。
  • 自分が書きたいことだけを書いていて読み手のことを全く考えていなかったと気づき、ハッとしました。そして、読み手の立場になって考えるといわれても正直ピンと来なかったのですが、具体的な方法が書かれていてとても参考になりました。これからはもっと読み手の意見や感想を取り入れライターとしての実力を上げていきたいです。
  • ライティングの時に、自分が書きたいことやよく知っていることばかり書いてしまいがちなのでとても参考になりました。自分中心ではなく、「相手が何を求めているのか」つまり「何を知りたいのか」をいつも意識して書いてみようと思います。読み手の興味を持ったテーマを選び、文章構成に注意する事が大切だと教えてもらってとても良かったです。今までは常に結論から書いていましたが、これからは先に結論を書いた方が良いのかよく考えてみようと思いました。
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