文章力を鍛えるシリーズ1<文章は誰でも書ける>

文章力を鍛えるシリーズ1<文章は誰でも書ける>

世の中には特に意識せずとも自然な文章をすらすら書ける人と、なかなか上手くいかない人がいます。では両者の違いは何でしょうか?語彙力、論理的な思考力、企画力、などすぐ思いつくものだけでも色々出てきますね。しかし、その原因の根本にあるのは「苦手意識」です。

文章を書くのが苦手な人は基本的に「自分は文章力がない」という苦手意識を持っており、それが全てを妨げています。そこで今回はそんな初心者の方のために、「文章は誰でも書ける」というテーマでその苦手意識を少しずつ消し去ってもらおうと思います。

話せるのに書けない!

私はむしろ「喋るのは苦手だけど文章は得意」というパターンの方が多いと思いますが、あなたの周りには普通に喋れるのに文章だと残念になってしまう方はいませんか?

なぜそうなってしまうのかは簡単で、「話し言葉」と「書き言葉」は違うからです。更に言えば状況も大きく異なります。話すときは文法がめちゃくちゃでも一応相手には通じますし、すぐに付け足したり訂正したりすることもできます。

しかし文章の場合はどうでしょう。業務連絡であれレポートであれ、何にせよ文章で相手に何かを伝える場合は、主語述語の基本的ルールはもちろん敬語表現や起承転結などにも気を付けなければなりません。

それに喋る場合と違ってすぐに訂正もできません。当たり前のことではありますが、文章にはそれなりのルールがあります。意識せずとも自然な文章が書ける人は、もう身体が覚えているような状態ということです。苦手な方も、その基礎ルールさえ身に付ければ文章は誰でもかけます。

何から書けばいいのかわからない!

これは文章が苦手な方の口癖ですね。読書感想文に始まり、年を重ねるにつれて課題はレポート作成や小論文などの高難易度のものへと変貌していきます。しかしテーマとしての難易度が上がるだけで、やることはどれも同じだと言えます。

そもそも、「何から書くか」はどのテーマでも大体決まっています。最初に書くのは文章の基本として起承転結の「起」です。つまり「問題提起」や「そのテーマに関する基礎の部分」となります。

例えばこの記事のように「文章力を鍛える」といったテーマであれば「なぜ上手く書けないのか」という問題提起から始まるわけです。

基本的な流れは「なぜ~なのか」に始まり「どうすれば解決するのか」といった流れとなります。中間部分は具体的な事例や方法を並べ、さらに「では~するのはどうだろうか」という具合に違った視点を織り交ぜていく「転」の部分も重要です。

「論理的」という言葉が苦手

論理的というのは、要するに「相手が納得できる材料を揃える」ということです。

ラーメンブログの記事で開口一番に「あのお店のラーメンはおいしい!」なんて言われても困りますよね?なぜおいしいのかをちゃんと書いてくれないと、その記事は信憑性に欠けます。ではどうやって相手を納得させればいいのか、何を証拠とすれば読者に納得あるいは共感してもらえるのか。

納得させるには相手が欲している情報を渡すしかありません。論理的な文章とはそういった情報がしっかり入っている文章のことを指します。

まずは「論理的」という小難しいフレーズにとらわれず、「~だから~になる」といった具合に物事の理由をしっかり書くことを忘れないよう意識するのがいいと思います。

文章は誰でも書けるが、仕事にするなら基礎知識は必要

文章作成に関する資格はこれといってないため、私は今までの記事でも再三にわたって「Webライターは誰でもなれる」と言ってきました。極端な話、サグーワークスでアカウントを作ってレギュラーのタスク案件で100円稼ぐだけでwebライターのとしての仕事を完遂できたことになります。しかし、基礎的なルールが守れていなければ100円すら稼げません。

プラチナライターの場合はその基礎的なルールに加えて企画力も必要になってきます。私も最初はルールなんて何も考えずに勢いだけで仕事をしていましたが、「こぶたの鉛筆」で読点や起承転結など文章力やルールについて調べていくうちに、今まで自分が何気なくしていたことを基礎知識として再認識しました。

何気なく文章を書ける人にそのコツを聞いてもイイ返事が返って来ないのは、こういった基礎が曖昧なままだからだと言えます。自分が文章の基礎知識を持っているかどうか確認するためには、上手く書くためのコツを説明できるかどうかでわかります。

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こぶたのまとめ

普段何気なく書いている文章にもしっかりとしたルールがあるので、それを知識として理解すれば文章力は自ずと上がっていくでしょう。

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みんなの感想文

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  • 文章を書くときに、どんな点に気を付ければよいのかが具体的に頭に入りました。自分は文章を書くのは好きで、ルールも頭に入っているつもりでしたが、実は曖昧にしている点もあったと気づかされました。もう一度整理してただ勢いで書くのではなく、相手が望んでいる文章を書けるように成長したいです。
  • 自分も正直、「話せるのに書けない」タイプでした。でもこの記事を読んでいる内に、文章の書き方のコツのような物を理解させてもらうことができました。物事の理由をしっかりと書くべきという部分にも共感しました。
  • 私も実は書くことよりも話すことの方が得意でなかなか文章を書く事が出来ませんでした。しかし小学校や中学校ので学んだ起承転結などの文法をきちんと利用して機材をすると文章になる事が分かりました。今度から文法には注意します。
  • 文章は誰でも書けるけど仕事にするなら基礎知識は必要、というのは全くその通りだと感じました。私の場合はまだまだ基礎が出来ていないので経験を積みながらしっかりと勉強したいと思います。他にも初心者が躓きがちな点について解説があったので参考にしたいと思います。
  • 読み手を納得させるには納得できる情報を文章に入れること、問題提起から文章構成を考えることなど参考になりました。誰でも書ける文章だからこそ基本的なルールを守り、意識して私もいつか自然な文章を書けるようになりたいと思いました。
  • この記事を読んで、私が今までちょっとどうしたらよいのかよくわからなかった論理的な文章が理解できて良かったです。論理的という言葉だけを見てしまうと、とても難しく考えていたのですが、こういうことだったんだと納得できてよかったです。
  • 人を納得させる論理的な文章力を書くことの難しさがよく分かります。長い文章になると特に、何が一番伝えたいのかがぶれてしまうことも多いので、テーマを意識しながら書くことの重要さがよく分かりました。文章を企画や構成する力も身につけながら、人をひきつける文章を書くことができるようになりたいと思います。
  • ライティングの仕事には興味があったのですが、文章を書くのが苦手だったので諦めていました。この記事で記事を書く時のコツが知れたので、これを参考にすれば上手くできそうです。ちゃんとルールを把握し、記事作成にチャレンジしてみたいと思います。
  • 文章を書く上での基本にもなるのが、起承転結であるということは、とても参考になりました。書くのが苦手という人は、ただ単に苦手意識を持っているだけであり、誰でも容易にできることなんだいうことにも納得です。
  • 何を書けばいいのかまったくわからず時間だけが過ぎていくことがしばしばあったのですが、起承転結を念頭に置いて記述をすればスムーズに書けるようになるということがよくわかりました。最低限の基礎知識を身に着けて、相手が欲している情報を組み入れた文章を書きたいと思います。
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