表記の乱れは駄文の兆し!美しい文章を書くための表記統一4か条

表記の乱れは駄文の兆し!美しい文章を書くための表記統一4か条

記事によってはさまざまな指定事項がありますが、その中でもよくあるのが表記の統一です。例えば「web」なのか「WEB」なのか「ウェブ」なのか、どれも意味するところは同じですが、これらは記事内で統一できていないと非常にみっともない文章になります。
これは簡単な例ですが、中にはついうっかりミスしてしまうフレーズも多々あるので新人経験者問わず思わぬ落とし穴になりかねないのです。そこで今回はうっかりミスしがちな表記の乱れについてwebライター向けに紹介していきます。

意外と気付きにくい「全角文字と半角文字」

数字とアルファベット、あとは「」(かっこ)などの記号が該当します。アルファベットは見ればすぐわかりますが、数字の全角と半角は変換ミスしやすいこともあって表記が統一されてないことが多くあるのが難点です。基本的に文章を書くときは入力モードが全角の「あ」になっているはずですが、この状態で数字を打てばもちろん全角になります。そのまま変換しても場合によっては全角のまま処理され、気付かないまま提出してしまうことも。
基本的に英数字は半角がルールなので、それを徹底しましょう。

日頃のクセが出やすい「数字」の落とし穴

またしても数字です。今度は半角や全角の問題ではなく、単位として扱う場合の注意点となります。例えば時間や期間の表記で、「~ヶ月」と書くか「~ヵ月」と書くか。本当に細かい指定です。でもこれが指定されている場合はきっちり従う必要があります。
金額の表記も罠だらけで、例えば一万円を数字で表記する場合に「10,000円」と表記するか「一〇〇〇〇円」と表記するか。これ以外にも一万円の表記はたくさんあります。それらが指定されていない場合は、半角数字で問題ないと思いますが、掲載先によっては漢字の指定をされることもあるでしょう。
最初は慣れない表記に苦戦するかもしれませんが、数をこなせばどういった掲載先でどういった表記が好ましいのかを判断する指標が自分の中に増えていきます。

「一人」なのか「ひとり」なのか、それとも「1人」?細かい形式指定の罠

「一人」以外では「程」「嬉しい」「全く」「様々」など色々とあります。つまり漢字で表記するか、それとも平仮名で表記するか、はたまた両方なのかという問題です。これらはクライアント側で指定されている場合もありますが、むしろ指定がない場合の方が厄介だと言えます。指定されていればいやがおうにも意識するので、ミスは減るものです。もちろん前もって指定事項に目を通して確認していなかった場合は例外ですが。
指定されていなかった場合は意識しなくなりがちなので同じ記事内で「一人」や「ひとり」で統一されていないことが増えがちです。あまりに表記が不統一だと同じ記事なのに複数の人が執筆しているような感覚になり、読み手はいい気持ちがしません。

気をつけるには何度も確認するしかない

表記統一はとても大切ですが、こればっかりはとにかく何度も確認するしかありません。しいて対処法を挙げるとすれば、誤字チェック機能のあるワードソフトを利用したり、執筆中に表記がブレそうな箇所をあらかじめ目立つ背景色でマークするなどでしょうか。例えば執筆後に数字やアルファベットの箇所だけ黄色くマークしていけば必ずミスに気がつきます。サグーワークスで提出する場合はページを介して提出なので、完成した文書は背景色マークしたままコピペしても問題ありません。文書ファイルで提出場合は気をつけましょう。
中には数字や引用箇所のようなミスが許されない箇所にあらかじめマークするように指示されている案件もあるので、そういった案件を多く経験するとミスを自分で正せる力が鍛えられると思います。

こぶたのまとめ

  • 数字とアルファベットは要注意
  • 全角と半角の変換ミスはしないように気をつける
  • 言葉によって漢字と平仮名の指定がある

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みんなの感想文

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  • 表記統一の重要性については、なんとなく理解しているつもりでしたが、ここまでしっかり行わなければならないということを再認識させられました。最終的には何度もチェックするしかないのですね。自分もチェックを入念にするようにしたいと思います。
  • 書いてある事は当たり前の事なのですが、その当たり前の事が出来ていないのが実情です。表記違い、半角全角など今一度基本をしっかりと徹底しようと考えさせられました。読み返す手間を惜しまないと言う姿勢も大事ですね。
  • 今まで、表記については気を払ったことがなかったので、これからは気を付けようと思いました。同じ言葉をローマ字、カタカナ、漢字、数字など統一感のない表記を使ってしまうことで、いくら内容がよくても非常にいい加減な印象を受け、書いてある内容の信憑性も疑わしいと思われてしまうかもしれないと感じました。細かいところまで気を配る必要性がよくわかり、参考になりました。
  • 表記の統一は前からしっかりとしないといけないと感じていたのですが、なかなかうまくいかずに悩んでいました。もっと楽に表記を統一できればいいな、と考えていたのですが、記事の最後に書いてあった「確認するしかない」というのは真理だと思います。
  • 確かに表記が統一されていない文章は読みづらいと感じます。英数字等の半角全角はいつも悩むところなので参考になりました。また、自分の書いた文章を何度も見直すことの重要さにも触れていて、確認することが正しい表記の仕方に繋がり、それが丁寧な仕事をするということなんだと思いました。
  • やはり、細かい文字の表記ミスがあるかどうかは、何度も確認して見つけるしかないですよね。文章を作る前には、まず細かい個別指定をチェックしてから挑むようにして、慣れるまで数をこなしていきたいと思いました。
  • サラリーマンとして仕事をしている中でも同様の確認を行いますが、やはり書式ルールが指定されていないと余計に気を付けなければならないと感じました。自分のクセが文章に反映されないよう、気を付けるべきだと再認識できました。
  • 指定された形式を守ることの大切さを痛感しました。半角と全角の違いや、数字入力の仕方によって承認されないケースがあることを学べてとても参考になりました。今後、自分の文章作成においても生かしていきたいと感じました。
  • 表記の統一がしていないと確かに読んでいる方も違和感を覚えて気持ちが悪いですよね。こればっかりはどうしようもないので自分の中で統一するルールを作るしかないですね。ワードソフトも上手に利用したいと思います。
  • 数字の表記の仕方について少し疑問を持っていたので、それがこの記事を読むことで解決出来たのが良かったです。この記事のおかげで、しっかり何度も読み返し、表記の乱れを正していくことをしようという気になれました。
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