障害は治せないけど、自分から伝えて「卒業」を目指す

ライター名:かにゃ
プラチナライター歴:2年半

もうすぐ卒業式シーズンですが、今の私が卒業したいのは「おっちょこちょい」です。もう、何十年も「いい加減何とかしたい」と思っています。でも、これは生まれつきのもの(発達障害のひとつ・注意欠陥障害と診断されています)ですし、今のところ治したり完全に取り除いたりする方法はありません。せめて、おっちょこちょいがライター業において悪影響が出ないようにしたいです。

誤字脱字や情報の間違いがないように気を付けて書くのはもちろんですが、ひとりでやれることはとても限られています。そう実感し始めてからは、自分の障害をクライアントに伝え、どうすればおっちょこちょいが減るかを一緒に考えてもらうことが多くなってきました。クライアントに伝えるようになってからは、おっちょこちょいも減りはじめ、モチベーションの向上にもつながったと思います。あとは、自分の書いた文章に責任を持って、書き上げる最後までしっかりとやり遂げるしかないのかなあと思います。ライター業が好きなので、これからも続けていくために、少しずつ取り組んでいくつもりです。

発達障害が原因で周りに迷惑をかけるのは、当事者の意識の低さや甘えだと言われることも多々あります。しかし、ひとつ見方を変えると、障害を生み出しているのは社会そのものです。なりたくて発達障害者になったのではないのに、私をはじめ当事者たちは、社会の枠組みに沿うよう生活することを強いられています。もちろん私の「おっちょこちょいを矯正する」ことも含まれています。発達障害の特性上、その枠組みに沿って生活することはとても難しく、当事者にとっては大きな精神的・肉体的なストレスでしかありません。それができず、私は会社勤めをあきらめ、在宅ライターになりました。社会には、物事を円滑にすすめるためのルールやマナーがありますが、それが発達障害者の居場所を奪っているのです。

「おっちょこちょい」に引っ張られすぎてもまた精神的なダメージを受けてしまうので、うまく障害の特性と向き合いながらが理想です。卒業できるのであれば、ライター業においてだけでいいかなあと思います。私が私であり続けるためにも。

こぶたからのひとこと

誤字脱字か~。ある程度ならワードとか校正ツールとかでチェックできるかも!
自分なりのやり方が見つかるといいね★

サグーワークスでは、ライティングの独自テストに合格したライターを「プラチナライター」と呼んでいます。
プラチナライターになると、プラチナライターのみに公開されている高単価の案件を受注することができたり、記事の改善点を知ることができたりと、収入アップ・スキルアップを実現することが可能です。テストは無料で、何度でも挑戦できます。

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