思い出も一緒に詰まった、私にとって大切な2作

ライター名:CTY
プラチナライター歴:3カ月

この夏に出かけた海外で、現地の方に英語で話しかけられました。思えば、今までは先に頭の中で文章を準備してこちらから話しかけることばかりで、相手から突然話しかけられたのは初めての経験です。答えの英語訳がとっさに出ず「えっと」などと日本語でつぶやくうちに「もういいわ」と現地の方は去って行きました…。

皆さんこんにちは。「元・自称英語それなりに話せます」のCTYです。その後は英会話の本を読みあさる日々ですが、今更どうなるのでしょうか。今回は読書の秋ということで、そんな私の人生に影響を与えた物語を2作紹介します(英会話の本は紹介しませんのでご安心ください)。

まずは、吉川英治著・三国志(全8巻)。中学生時代に夢中になり、その後の私に読書の習慣をつけてくれた大切な物語です。三国志は中国の三国時代の話で、劉備・張飛・関羽との出会いから軍師・諸葛亮孔明の登場など、スケールが大きくて登場人物も多い話が読みやすくまとめられています。前記の4人以外にも、魏の皇帝となる曹操などが魅力的に描かれています。何度読んでも、読む度に違った魅力を感じられる物語です。

次に紹介するのは、有川浩著・三匹のおっさんです。定年を迎えた3人の幼馴染が、地域のためにさまざまな活躍を見せる痛快な物語です。有川浩さんは好きな作家の1人ですが、この物語には特に思い入れがあります。私は数年前に急に体調を崩して入院し、点滴をして一週間ほど寝たまま過ごした時期がありました。暇を持て余していた私のためにと妻が置いていってくれた本が、この「三匹のおっさん」です。時折笑いの要素も入ったストーリーは、私に元気を与えてくれているようで、入院期間中に何度も繰り返し読んだ記憶があります。人生初の入院で投げやりな気持ちになっていた私を救ってくれた、大切な1冊です。

実は、今回の記事を書き始めた当初は「この本の、このフレーズが私を変えた」のようなネタを探していました。しかし、私にとってはどうしても忘れられないのがこの2つの物語なので、自分自身の心に忠実になって今文章を進めています。たとえば、以前流行った曲やよく聴いた曲を耳にすると、聴いていた当時の思い出なども一緒によみがえってきますよね。私は、本にも同じ効果を感じています。本の内容とともに、夢中になった当時の思い出も、大切な1ページとして加わるはずです。

もし、来年も同じような読書の話題をし始めたら、私はきっと、去りゆく現地の方の後ろ姿を寂しげに見送る1年前の自分を思い出しながら、英会話の本を得意げに紹介していることでしょう(?)。

そこで英会話の本を紹介していなかったら…。「この人、やっぱり英会話挫折したのね」と同情の目で見てやってください。

こぶたからのひとこと

「印象に残った本」って、本の内容が良いのはもちろんだけど、
読んだ時の自分の状況とか、その時に受けた衝撃や変化した価値観とか、
いろいろなものが合わさって印象深くなってるってのはあるよね~!

サグーワークスでは、ライティングの独自テストに合格したライターを「プラチナライター」と呼んでいます。
プラチナライターになると、プラチナライターのみに公開されている高単価の案件を受注することができたり、記事の改善点を知ることができたりと、収入アップ・スキルアップを実現することが可能です。テストは無料で、何度でも挑戦できます。

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