「わすれられないおくりもの」になるように

ライター名:AsAz
プラチナライター歴:5ヶ月

物知りなアナグマは、自分の死期すら悟っていました。そして、それを悲しむこともせず、ただただ残していく友達が悲しまないようにと願っていました。

そんなある日、いつもなら「おはよう」とみんなの前に現れるアナグマが姿を見せません。心配したみんなはアナグマの家に集まり、アナグマが死んでしまったことを知ったのです。

悲しみに暮れるみんなは、一人一人アナグマとの思い出を振り返りました。モグラもカエルもキツネもウサギも、みんなそれぞれアナグマとの楽しい思い出がありました。

そこで、みんなは気付いたのです。アナグマは、自分が居なくなったあとにも宝物になるような「知恵」や「工夫」を残してくれたのだと。ハサミの使い方を教えてくれたアナグマ、おいしい料理の作り方を教えてくれたアナグマ、どれも楽しい思い出であり、みんなが助け合うための知恵でした。

いつしか、悲しみも消えていました。みんなが楽しい思い出を話せるようになったからです。「ありがとう、アナグマさん」モグラは、アナグマが残してくれた贈り物のお礼が言いたくなりました。

これは、「わすれられないおくりもの」という絵本の内容です。

私が小学生の頃に買ってもらってから、一番好きなお話です。誰しも、いつかは死んでしまいます。私には、それが今日なのか、10年後なのか、30年後なのかは、アナグマと違ってわかりません。ですが、私が出会った人のなかに「なにか」を残せたらいいな、と思いながら生きています。

ライターとしてお仕事をさせてもらっていて、なによりもうれしいのは「記事が残る」ということです。私の名前は残らなくても、私の書いた記事を誰かが読んでくれる。そして、なにかの役に立つかもしれない。数年後、ふとしたときに思い出してくれるかもしれない。

そう考えると、顔も知らない全国の誰かと記事を通してつながっているような気がするのです。だからこそ、読みやすい記事にしたい、役に立つ内容にしたい、というモチベーションになっています。

私の生き方を変えてくれた本、といっても過言ではありません。この本に出会ったからこそ、ライターという仕事を楽しめているのではないかとも思います。

こぶたからのひとこと

あー!ぼくも小学生の頃に読んだよ!

やっぱり「残る」仕事っていいな~って思うよね。
例えその記事の掲載が終了したりして読めなくなっちゃったとしても、
それを読んだ人には知識として残り続けるなんて素敵だよね★

サグーワークスでは、ライティングの独自テストに合格したライターを「プラチナライター」と呼んでいます。
プラチナライターになると、プラチナライターのみに公開されている高単価の案件を受注することができたり、記事の改善点を知ることができたりと、収入アップ・スキルアップを実現することが可能です。テストは無料で、何度でも挑戦できます。

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