最後まで読んでもらう!その心がけを持てたことがライターの基礎に

ライター名:SeeLight
プラチナライター歴:2年8ヶ月

自分のライターとしての基礎は、どこで培われたのかを考えてみました。これまでライティングの参考書はいくつも読みましたが、それはレベルアップのためです。基礎はそれ以前につくられた気がしています。

私が文書のクオリティに気を使うようになったのは、大学院で学会論文を書くようになってからです。学部生のころも学内向けの論文を書いていましたが、文書としては稚拙なものだったと思います。おそらく教授も学部生には高度な執筆力は求めていなかったのでしょう。

しかし、大学院に進学してからは違っていました。教授に学会論文のチェックを依頼したところ、紙面に大きくバツ印を付けて返却されました。書かれていた指摘事項は「読めるように」という一言だけです。

それを見て、非常に衝撃を受けたことを覚えています。意味が分からずに教授に質問にいったところ、内容は悪くないが、言い回しや文章構成に不備が多いとのことでした。それが分かった時点で、もう読む気がなくなったそうです。

学会論文は学会誌に掲載されますし、公式サイトなどでダウンロードできるケースも少なくありません。また、他の研究者の論文に引用される可能性もあるなど、不特定多数の人の目に触れることになります。

しかし、その人たちに最後まで読んでもらえるとは限りません。内容にあまり興味がない人は、文章の質が低いと感じた時点で、読むのをやめてしまうでしょう。そうなると、研究の成果を十分に知ってもらうことはできません。教授はそれが分かっていたので、前述のような指摘をしてくれたのだと思います。

それ以降、内容と同じくらい文章の質にこだわるようになりました。特に心がけているのは、最後まで読んでもらえるように書くことです。また、企業に就職してからも、論文や報告書などを書く機会は多くありました。そこで身についたのは、内容をコンパクトにまとめて読みやすくするという意識です。

企業では効率が重視されるため、冗長な表現を避けることは非常に重要でした。このように、大学院や企業で執筆した経験が、ライターの基礎として生きていると感じています。まだまだ至らぬ点も多いため、それをベースにいっそう精進していくつもりです。

こぶたからのひとこと

レベルの高い論文を書くために鍛え上げたスキル、webライターとしても大きい武器だね!

>学会論文は学会誌に掲載されますし、公式サイトなどでダウンロードできるケースも

>他の研究者の論文に引用される可能性もあるなど、不特定多数の人の目に触れることになります。

「広く公になる、厳しく正確性が問われる文章を書く」という意味でも良い経験だったのかもね!

サグーワークスでは、ライティングの独自テストに合格したライターを「プラチナライター」と呼んでいます。
プラチナライターになると、プラチナライターのみに公開されている高単価の案件を受注することができたり、記事の改善点を知ることができたりと、収入アップ・スキルアップを実現することが可能です。テストは無料で、何度でも挑戦できます。

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