演劇経験がライターとして意外と役立っている

ライター名:綿花
プラチナライター歴:1年

webライターを名乗って1年になりますが、以前はずっと役者を目指していました。

所属していた劇団の舞台公演用の台本や練習用のちょっとしたショートストーリーを書く機会があったことから、書くこと自体に興味を持ちライターを志すようになりました。

そのときの演劇経験は、実はとてもライターとして役に立っています。

台本読みの経験が執筆に役立つ!

演劇ではセリフを口にすることが基本です。もちろん、話し言葉と書き言葉の違いがあるので、単純にセリフを言ってきた経験がライティングに役立っているというわけではありません。

役立っているのは、セリフとして口に出す前に台本を読み込んだ経験です。間の取り方や言葉の意味をしっかり理解するために、役者は何度も台本を読み込みます。

その際に、読点の位置はとても意識します。

例えば、下記のふたつのセリフ。
「わたしは笑いながら、彼があの女の子を誘うのを見ていた」
「わたしは、笑いながら彼があの女の子を誘うのを見ていた」

笑いながら見ていたのか、笑いながら彼が誘っていたのか、読点の位置で意味が変わります。

意味が変わると、当然のことながら芝居の内容も変わってきます。そのため、台本を読み込むことはとても大切です。

そういった経験が、ライターとして意味合いを誤解させないような文章を書くことを心掛けることにつながっています。

書いた文章を読んでみる

ライティングスキル向上のコツとして、書いた文章を声に出して読んでみることがあります。声に出して読むことで、文章の言い回しの不自然さや意味が伝わりにくい部分に気付くことができます。

演劇をやっていた経験上、声に出して読むことには慣れています。セリフの言い方は芝居や表現によって変わりますが、ナレーションや朗読の際に心掛けていることがひとつあります。それは、一文一息で読むことです。

読点で息を吸わず、句点まで一息で読むと、長すぎる文章はけっこうきつくなります。その場合は、ひとつの文章が長いと判断して短くするようにしています。

たくさんのセリフや文章を実際に声に出して読んできた演劇経験から、読みやすい文章がこういう文章だったという正解が私の中にしっかりインプットされています。声に出して読んだときに、違和感を覚える部分をきちんと探り当てることができるのは演劇経験のおかげだといえるでしょう。

読みやすい文章とは、セリフや朗読を聞く相手にとって聞きやすい文章でもあります。きちんと伝える相手のことを考えて読む力は、ライティングをする上での目線としてもとても大切です。

演劇経験はライティングの経験値を挙げる

ライティングとは関わりが薄そうな演劇経験ですが、文章を読み込む力と読みやすさを意識する力はライターの仕事にとても役立っています。最初は全く別物だと考えていましたが、書く経験を積むうちに「あ、これは演劇に通じる」と思う機会が増えてきました。

演劇ほど大袈裟にしなくても、声に出して文章を読むことはライティングスキルアップのためにおすすめです。

こぶたからのひとこと

演劇経験がwebライティングに生きるんだね!
タイトルだけ見たら「え!まったく別物なのに!?」って思ったけど、読んでみて納得!

本当に、文章を声に出すって大事なこと。メリットは誤字脱字に気づくだけじゃないよね~。
耳に入れてみることで、自分の文章に対して客観的になれるというか。
違和感に気づけるようになるよね。

サグーワークスでは、ライティングの独自テストに合格したライターを「プラチナライター」と呼んでいます。
プラチナライターになると、プラチナライターのみに公開されている高単価の案件を受注することができたり、記事の改善点を知ることができたりと、収入アップ・スキルアップを実現することが可能です。テストは無料で、何度でも挑戦できます。

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