アンネの日記を読んで思ったこと

ライター名:松納言
プラチナライター歴:1年9ヶ月

アンネの日記との出会い

みなさんも経験があると思いますが、小学生の夏休みの宿題には、読書感想文があります。私は小学校三年生のとき、読書感想文を書くためにアンネの日記を読みました。

そのころは戦争とかユダヤ人とか、難しいことは考えず、自分と同じくらいの歳の女の子がこれほど有名になっていたことに興味を持って本を手に取りました。

アンネの日記を読んで学んだこと

21世紀の日本に生まれた私たちは、住む場所、食べるものに困ることはほとんどありません。その当たり前が、どれだけ大切なことなのかを学ぶことができました。

当時小学生だった私にとって、「戦争はいけないものでありこわいもの」でしたが、決して身近に感じられるものではありませんでした。しかし、アンネの日記を通して学ぶ戦争は、日常の延長線上にあるものでした。

最初の方は、アンネの日記をそれほど面白いと感じませんでした。友人と遊び、恋の悩みを打ち明け、それは一見普通の生活でした。ただ、何気ない少女の日記の中に、少しずつ戦争の色がみえてくるようになりました。屋根裏の暮らし、人種差別、連行、特に印象的だったのは、咳も出せないほど物音に注意して生活しないといけない点です。少女の目を通して、等身大に語られる戦争というものを見たように感じました。

読み返す大切さ

私がアンネの日記をはじめて呼んだのは、10歳のときでした。それから定期的に読み返しています。書かれている内容は、当たり前ながら同じです。けれども、自分が成長するにしたがって、その本から学ぶことは変わってきます。アンネの歳を超えたとき、二十歳を迎えたとき、そして家庭を持ち母になったとき、それぞれで思うことは変わってきます。

これはアンネの日記に限らず、どの本にもいえることだと思います。何歳のときに読むかによって、その本に対する印象は変わります。だから私は、昔は面白く感じなかった本も、あえて読み返すことがあります。

こぶたからのひとこと

>何歳のときに読むかによって、その本に対する印象は変わります。
そう!ぼくもそう思うよ!

昔は「単調で盛り上がりがなくて面白くない」と思った本が、
大人になって感情の機微が分かるようになってから読み返してみると号泣したりするよね~。
あとは立場が「社会人」や「人の親」に変わっていくと理解できることが増えたり…。

本を定期的に読み返すと、そういう面白い発見があるよね★

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