在宅ワークでよくある「こんなつもりじゃなかった」4つの心得
在宅ワークといえば、平和に自宅でマイペースな作業を続けられるというメリットがあります。「在宅ワークはストレスと無縁」と思っているライターもいるでしょう。
しかし、実際には在宅ワークにもトラブルが発生するリスクはあります。あまりにも悠長に構えていたら、いざというときにパニックになってしまうでしょう。
ここでは、冷静に対応するためにwebライターを中心とした在宅ワークで起こりがちなトラブルを4つ紹介していきます。
案件が継続的に存在するとは限らない!
会社に勤めていると、毎日会社に行けば仕事があってやるべき作業がはっきりしていました。仮に仕事がない暇な時期があったとしても、毎月の給料は保証されているので大きく困る人は少なかったでしょう。
しかし、在宅ワークでは仕事量がクライアントの事情に左右されます。安定して存在していた案件が急に消えるパターンも珍しくありませんし、そうなれば月収が大幅に下がってしまいます。月々の年収が計算しにくく、極端に上がりも下がりもするのが在宅ワークの特性なのです。
在宅ワークが作業的に楽だからといって、油断は禁物です。案件が多い時期を幸せだと感じ、集中的に仕事を受注して貯蓄するなど対処法を練りましょう。また、現状に甘えることなく常に新しい案件を見つけるための努力も肝心です。
自分の好きな仕事ばかりできるとは限らない
理想と現実の板挟みになってストレスを感じてしまうのも在宅ワークにありがちなトラブルです。webライターを始めた人の多くは、好きなジャンルについて自由に書ける仕事だと思い込み、胸を高鳴らせていたでしょう。しかし、しばらく続けてみると、むしろ興味のないジャンルについての案件が圧倒的に多いと分かってくるでしょう。
webライターは文章を使って自己表現する仕事ではありません。ライターのほか、イラストレーターやデザイナーなどを在宅で行っている人も同じ壁にぶつかると予想されます。しかし「仕事は仕事」と割り切り、稼ぐためのスキルを磨いていく意識が大切です。受注した案件を要求通りにこなしていけば、業界内での評価が上がり、やがて自由な仕事を手がけられる可能性もあるでしょう。
「在宅」と「自由」はイコールではなかった
在宅ワークは慣れた自分のスペースで仕事を続けられる仕事です。自由気ままで、楽しい毎日が広がっているとのイメージもあるでしょう。
しかし、家にいたならいたで、さまざまな用事が発生します。たとえば、主婦の人なら家事や育児にも時間を割かれるようになり、結果的に仕事が進まないおそれもあります。会社勤めをしているあいだには、言い訳をして断っていた近所づきあいにも駆り出され、ますます時間を奪われてしまう人もいます。在宅が必ずしも自由を意味するわけではないと念頭に置いておきましょう。
そのうえで、仕事と用事を両立させるには緻密なスケジューリングがおすすめです。家事や用事を優先的にスケジュールへと組み込み、空いた時間で仕事ができるように調整しましょう。空いた時間で素早くできる在宅ワークのメリットを生かし、日々の計画を立てることが大切です。
フリーランスにとっての難関「確定申告」がやってくる
フリーランスとしての経験が浅い人が悩まされるイベントが確定申告です。役所に行っても何をしていいのかわからず、係員に言われるがまま書類を記入していくと、驚くような高額の所得税が算出されてびっくりしたエピソードは、フリーランスの定番です。今までは会社が黙っていてもやってくれていた税金の計算や徴収を自分でやるようになると、いかに大変かが身にしみてわかるでしょう。
対策としては、とにかく早く税金を意識して行動するのみです。レシートは捨てずに取っておき、控除の対象にできないかを検討します。無駄遣いを止めて税金の支払いにも余裕を持って対応できるよう貯蓄していきます。税金の仕組みを積極的に勉強し、税理士などの専門家に相談しに行くのも有効な方法でしょう。予期しない請求で貯蓄を失う事態は避けるように努力したいところです。
こぶたのまとめ
在宅ワークにありがちなトラブルは
- 案件数の浮き沈みが激しい
- 好きなことばかりできると限らない
- 家の仕事に追われる
- 税金の計算が手間になる
在宅ワークは楽なことばかりではないと理解し、気を引き締めて日々を過ごしましょう。