来年こそ狙え芥川賞！？魅力的な文章を書く3つのポイント
もはやインターネットを使っているという意識もなく当たり前にインターネットを使う時代。不特定多数の多くの人に自分の文章を見てもらえる可能性は格段に高くなりました。自分の中にある想いを文字にしてより多くの届けたいと願う人も多いのではないでしょうか。
しかし、そういったものに熱心に取り組むほどに、多くの人は壁にぶつかることになります。それは、自分が表現したいことに文章力が追いついていないという悩みです。
あなたが満足する文章を書けない理由とは？
自分のライティングスキルに課題があると感じていますか？もしそうならば、それはどういったところでしょうか？「書いてる途中で、何を言いたいのか分からない文章になってしまう」、「ボキャブラリーが乏しく、有名小説家のフレーズを繋ぎ合わせた結果、読みづらい文章になってしまった」、「なかなかいい表現が浮かばないので、とにかく書くのに時間がかかる」。そういった悩みが多いのではないでしょうか？
魅力的な文章とは？
文章を書くからには、誰しもそれを魅力的なものにしたいものです。しかし、魅力的な文章とはどのようなものでしょうか？ここで初心者がよく勘違いするのは、上手い人の真似をすれば、良い文章が書けるのではないかと考えることです。もちろん、他人から技術を学ぶことは大切なことではあります。
しかし、実際には、表面だけを似せようとするあまり、肝心の内容が薄くなってしまうことが多いのです。まずは、自分は文章を書くのが下手だからとか、人に変に思われたらどうしようといった気持ちを捨て、思ったことを素直に書く訓練をしてみてください。そうして書きあげたものが、他人にはないあなたのオリジナリティであり、魅力的な文章の根源となるものです。同時に、自分の心に素直な文章を書くことで、上達の速度も上がっていきます。
その段階までいってから、次のようなテクニックを学んでも遅くないでしょう。
テクニック1：人の心が動かす
まずは人の心を動かすテクニックです。文章の上手い下手に関わらず、当たり前のことを当たり前に書いたのでは人の心は動きません。同じテーマで書くにしても、そこに意外性を持たせることが大切なのです。
例えば、「文章力を高めるには読書が大切です」と書くよりも、「文章力を高めるにはスポーツをすることが大切です」と書いた方が読者は意表をつかれて興味を引くはずです。そうしたことができるようになるためにも、日頃から物事を色々な角度から考える訓練をし、頭を柔軟にしておく必要があります。
テクニック2：読みやすさ
当然ながら、魅力的な文章に読みやすさは欠かせません。これも、初心者がよく行う間違いなのですが、知的でカッコいい文章に見せようとして、やたら難しい漢字やまわりくどい言い回しをする場合があります。
例えば、上記の「当然ながら、魅力的な文章に読みやすさは欠かせません」というこの文章を、以下のように書き換えればどうでしょうか？
「論を待たないことではあるが、蠱惑に満ちた言の葉の繋がりを具現化するには、それ自身の瞭然たることが必須である」
読者は間違いなく頭を抱えるでしょう。この例は極端ですが、文章を書き始めた頃はどうしても気取ろうとする傾向があるものです。しかし、よい文章の理想は、小学生でも分かる平易な表現で、必要な情報を読者に伝えることにあります。
小説における特別な意図をもった表現でもない限り、虚飾は必要ないのです。そのことを忘れないでください。
テクニック3：感情に訴えかける言葉を使いましょう
商品の説明書などはどれを見ても無味乾燥な文章が並んでいて、読み物としては、決して楽しいものではありません。同じように、ただ事実だけを羅列した文章というのは読み手にとっては退屈なものです。理屈一辺倒では人の心は動きません。
例えば、「アメリカでの実験の結果、ダイエット効果の有意性が認められた方法です」と書くより、「アメリカで生まれた魔法のダイエット術です」と書いた方が読み手の心には響くでしょう。
また、「わくわく」とか「うっとり」とかいったオノマトペを適時使っていくことも読者の心を動かす有効な手段です。いかに感情に訴えかける言葉をチョイスするかも、魅力的な文章の条件のひとつだと言えます。
テクニックよりも大切なこと
ウォルト・ディズニーの言葉に「失敗から学び、また、挑戦せよ」という言葉がありますが、文章を書くことも同じです。とにかく書いて、読者のリアクションから至らぬことを知って、新たな方法を構築すれば、必ず文章は上達していきます。
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みんなの感想文
はい・・・7人 ／ いいえ・・・3人
- 過去に読んだことのあるような、内容でした。これと言って参考になるような内容が書かれていなかったのが、残念です。短い文章を、いかに肉付けしていくか。いかに表現力をつけるか、そういう点を教えて欲しいと思いました。
- 私も学生時代は小説を書きたいと思っていました。素直な気持ち、そして感情に訴えかける言葉も納得しました。惜しいと思ったことは最後のまとめが唐突で強引だと感じました。大見出しに何かもう1つつながるタイトルを加えてスムーズに読みたい内容です。
- 文章を書くにあたり魅力的な文章を書こうと思ったことが今までありませんでした。この記事を読んで、ただ思ったことを書くだけではつまらないのだなということです。ただ、自分の思ったことを書く事は悪いことではなくそこから自分のオリジナリティを見つけていきたいと思いました。
- 根性論みたい印象を受けたのであまり参考にはならなかったですね、本当に文章力を向上したいなら本を読むことが一番だと思ってるので自分との感じ方の相違が激しかったので参考にならないと感じました。記事を要約すると数をこなせという事でしたね。
- 魅力的な文章は、そう、明快さです。本当にそう思います。芥川賞は無理でも紹介されていた3つのポイントを心がけて魅力的な文章作成を目指そうと思います。物事を色々な角度から考えて、さまざま方法で言い換える技術を身に着けたいです。
- 高校時代に友達が言っていたことを思い出しました。10代にてありがちと思うのですが、優等生タイプ等の中に変な漢字など回りくどい文章を書く人がいて読みにくいという話を10年以上ずっと覚えているので、明快に書くようにしています。好きなことは要約しやすく体験から直観も磨かれるのでいいですね。
- 今回の記事を読んで、まさに自分のライティングスキルに限界があるなと感じていたので、とても参考になりました。魅力的な文章を書くことってすごく難しいですが、やはり上達のこつは書き続けるしかないなと思いました。どんなにへたくそでも、続けていけば何かしらの形にはなっていくのかなと思います。
- やたらと難しい表現の文章では、読者に気持ちは伝わらないということが分かりました。無駄に飾り付けた文章よりもシンプルな文章の方が確かにわかりやすいと思いました。これからは、頑張って自分らしい魅力的な文章を書けるようになりたいです。
- サグーワークスをやっていて久しいですが、なかなか名文と評価してもらえることが少なく自分の文章のスキルについて疑問を感じていました。この記事を読んで、人の心に訴えかける文章を書くためのコツがわかった気がします。
- わたしもライティングの仕事をしているのですが、いつも明快で読みやすい文章を意識して書いています。しかし、人の心を動かすことや感情に訴えかけることはできていないかと思います。今後、それらの点を意識して、自分の文章力を上げていきたいと思います。
