スマホカメラでプロ並みのハイクオリティ画像を撮ろう

スマホカメラでプロ並みのハイクオリティ画像を撮ろう

最新のスマホカメラは、画素数や撮影機能ともにコンパクトデジタルカメラ以上のハイクオリティなものが多くなってきています。スマホによっては一昔前のデジタル一眼レフカメラに匹敵するものもあります。そのため、持ち運びが便利で簡単に撮影できるスマホでも、十分プロ並みの画像が撮影可能です。

しかし、ただ単に撮影するだけでは、クオリティの高い画像は生み出せません。そこで、スマホで素敵な写真を撮る方法を詳しく解説していきます。

ブレを防ぐための対策

スマホはタッチパネル式でシャッターを押すものが多く、基本的にブレやすい構造になっています。それでも撮影画像があまりブレて見えないのは、スマホの小さな画面で見ていることと、ブレ防止機能が働いているからというのが大きいです。できるだけシャープな画像を撮りたいのなら、スマホ用の三脚で固定してみてください。ブレだけではなくピントのずれまで解消されます。

また、ブレ対策には、ズームを使わず被写体にできるだけ近づくということも挙げられます。ズームをするとほんの少しの手ぶれが大きなブレとして反映されてしまうからです。建物の全景を撮りたいのなら一定の距離を離れる必要はありますが、花や料理などを撮影する場合は、なるべく近づいてからシャッターを押してください。

キレイな写真の条件は「光」

「キレイな写真」には人それぞれ基準があることでしょう。コントラストが効いたカラフルな写真を好む人もいれば、コントラストが低いものの透明感がある写真をキレイと感じる人もいるはずです。しかし、多くの人が共通してキレイと感じる画というものがあります。それは、白がきちんと白として表現されているような、適切な光量の下で撮影された明るい写真です。

夜や暗いところで撮影される場合は別ですが、たとえば昼間にカフェでかわいいラテアートが施されたコーヒーカップを撮影したいとします。白いコーヒーカップが灰色ではなく白く表現され、かつラテアートのミルク部分も白く明るく写っている場合は、キレイな画像だと思う人が多いはずです。逆に光量が足りず暗い画像になると、写したかったのはラテアートだということはわかっても、写真自体をキレイとは思えないことでしょう。

プロが撮影する料理写真の多くは、光量だけではなく光の方向性や反射なども考えられています。だからこそキレイかつおいしそうに見えるのです。料理だけではなく、私たちの顔も光によって大きく見えかたが変わります。キレイな画像を撮りたいのなら、まずは光にこだわりましょう。

エフェクトはできるだけ行わないほうがいい

キレイな画像にこだわるなら、スマホに内蔵されているエフェクトはなるべく使わないほうが良いでしょう。調整は明るさとコントラスト、場合によっては露出補正程度で、その他はいじらないほうが無難です。エフェクトでは味がある画像を作り出せますが、一見して「撮影後にいじった」と思われる可能性があります。

キレイな画像を作るためには、できるだけオリジナルに近く、あまり手を加えていないと思わせることがコツです。撮影に際しては、できるだけあとからトリミングをする必要がないよう構図をしっかりと決めてください。ブレないよう三脚などで固定し、タイマー設定でシャッターを切るのがベストです。

スマホカメラ用レンズを使う

スマホのレンズはスマホに内蔵されているため、こだわり用がないと思う人もいるかもしれません。しかし、スマホに取り付けることができるレンズというものも販売されています。レンズの種類は豊富で、近くのものを撮るときに便利な広角レンズ、遠くのものをズームして大きく撮れる望遠レンズ、マクロ撮影ができる接写レンズなどがあります。

レンズを取り付けると、デジタル一眼レフカメラのように表現の幅が広がります。そのため、他のスマホ写真に比べて頭ひとつ抜きん出た高いクオリティの画像が手に入ることでしょう。

こぶたのまとめ

  • ブレないよう被写体に近づいたり専用の三脚で固定したりする
  • 光量、光の方向性、反射を良く考える
  • エフェクトはなるべく使わず、明るさとコントラスト、露出を変えて調整
  • スマホ用レンズを取り付ける

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