取材先で災害が発生したら?事故や自然災害から身を守る対処法

取材先で災害が発生したら?事故や自然災害から身を守る対処法

取材はさまざまな所に行くことが多く、土地勘がない場合もたくさんあります。関東では大震災が来るという心配もされていますし、ミサイルやテロの問題なども懸念されます。このようなリスクがあるなかで、取材先で災害や事故などに遭遇したときにはどう対処すればいいでしょうか。

ここでは、普段から持っていると便利な携行品の紹介や、場所によって分けたい適切な避難場所について解説します。取材先で起こりうる突発的な災害の備えを考えておきましょう。

事前に携帯しておきたいものとは?

取材先で災害に遭遇してからのことを考える前に、外出先で被災したときのために携帯しておきたいものを解説しましょう。コンビニやドラッグストアなどで調達できるものもあるので、気になったら現地に着いてから購入するといいと思います。

  • 防塵マスク
  • ウェットティッシュ
  • 飲料水(ペットボトル)
  • 携帯用非常食
  • ライト
  • スマホ充電器
  • 絆創膏
  • 軍手または革の手袋
  • 折りたたみのぺたんこ靴

ライトはスマホのアプリに使えるものがいろいろあるので、入れておくと荷物が増えずに済みます。スマホ充電器は薄型のものがおすすめです。スマホにフル充電が2回以上可能なものが出ていますし、小型のライト機能が付いているものもあります。取材ではスマホの使用頻度は高いので、いずれにしても充電器は必須アイテムではないでしょうか。

非常食はコンビニなどで売られているバータイプのもので十分です。1本で1日分の栄養素が摂れるものを選びましょう。空腹を紛らわせるにはキャンディーなどもおすすめです。

最後の「ぺたんこ靴」は女性の場合ですが、普段ヒールを履いている人は持っていると安心できます。普段からぺたんこ靴の人は大丈夫ですが、震災などで路面が崩れた場合は歩行困難になることが想定されるからです。袋に入っている折りたたみタイプのものがあると、旅行にも持っていけて重宝します。それから、冬はできるだけマフラーやスヌードなどをつけていると、いざというときに頭部の保護に使えて便利です。

地震の時には何処に避難すればいいのか?

地震に遭遇したときの避難場所は何処が適切でしょうか。昔はまず外に出るということがいわれていましたが、場所によっては逆に危険が想定されます。東京など高層ビルが密集した場所は屋外看板やガラスの破片が落下しやすいので、いきなり外に出るのはNGです。建物が密集した地域にいて屋内で地震が起こったときには、できるだけガラスから離れて待機しましょう。照明器具や棚など落下物や倒れてくるものがない場所を選ぶことです。ただし、天井が落ちるということは実際に起こっています。老朽化が見られる建物の場合は出口付近で様子を見るといいかもしれません。

逆に建物が密集していない地域は、外に一旦出るほうが安全な場合があります。その際はできるだけ建物から離れましょう。そして、津波が心配される地域の場合は、地震の規模に応じてできるだけ高い場所に避難することです。神社や寺院はほとんどが水害に遭いにくい位置に作られています。近くに神社や寺院が見えるときには避難場所としておすすめです。

取材には公共交通機関の他に車で行く場合もあります。車で走行中に地震が起こったときには、ひとまず道路の端に駐車して様子を見ましょう。その際は可能な限り橋などの崩れる可能性のある場所は避けることです。車で移動するときにはさらに荷物が増やせるので、簡易トイレなども積んでおくと近くに使えるトイレがないときに役立ちます。

暴風雨など水害が予想されるときは、できるだけ冠水しやすい低い場所は避けましょう。土地勘のないところではなかなか判断ができないので、建物の2階以上に避難するなど周囲の状況を見ながら判断することが大切です。
また、ミサイルやテロなどの懸念もあります。内閣官房の国民保護ポータルサイトの注意喚起を読んでおきましょう。

内閣官房国民保護ポータルサイト:http://www.kokuminhogo.go.jp

身近な人に自分の行き先を伝えておこう

そしてもうひとつ忘れてはいけないのが、家族に行き先を伝えておくことです。そして、異変が起こった時点でできるだけ早めに連絡をしておきましょう。万が一何処かに閉じ込められたり、歩行での帰宅が必要になったりした場合でも状況が予測できれば家族も安心できます。一人暮らしの人は、SNSなどを活用して友人や離れて暮らす家族に拡散しておくといいでしょう。大きな地震などが起こったときには、スマホや携帯電話が使用不能になることがあります。できるだけ取材に行く前に行き先を知らせておくことがポイントです。

取材で不特定な場所によく外出する人は、SNSなど何らかの手段で行動が分かるようにしておくことを習慣にしましょう。家族や友人に直接自分の行動を伝えられない場合でも、大きな災害や事故の場合は「巻き込まれているかも」という判断をしてもらえます。

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