書き直しループが止まらない!何回見直ししたらいいの?

書き直しループが止まらない!何回見直ししたらいいの?

記事を書き終えた後、投稿する前に文章を確認すればするほど不安になってなかなか投稿できないという声がオフ会では多く聞かれました。そのような悩みを抱える人は、読み直すたびに気になるポイントがずれていき、いつまで経っても仕事が完了しなくなってしまうようです。

確かに、そうなってしまうとこなせる仕事の量が限られ、効率的とはいえません。ある程度のところで切りを付けて先に進む必要があります。今回は、効率良く見直しをする方法を考えてみましょう。

何回見直しても安心できない

記事を書き終えた後に何度も何度も見直しをすると、読み直すたびに違うところが気になって、いつまで経っても投稿できなくなることがあります。特に初心者ライターは、見直せば見直すほどかえって「本当にこれで大丈夫なのか」と心配になってしまう人が多いようです。

なぜこんなことになるのかというと、投稿するかしないかの基準がレギュレーションに沿っているかどうかではなく、自分が完璧だと感じられるかどうかになっているからです。もちろん、お金をもらって書く文章ですから完璧なものを出さなければならないと考えて当然ですが、我々ライターが書く文章はどこまで書けば完璧なのかがわかりにくいものです。

しかも、書いた記事の良し悪しはライターにとっての100%ではなくクライアントにとっての100%ですから、ライター側が100%と思ってもそれがクライアントの100%と一致しているとは限りません。完璧を基準に置いているのにどこまで書いたら完璧なのかがわからないのですから、そのような基準で投稿しようとすると当然投稿できなくなってしまいます。

見直しのルールを決めておく

効率良く見直し作業をするためには、あらかじめ見直しのルールを決めておくことが大事です。「自分が納得するまで見直す」などという曖昧なルールにしておくと、見直すたびに直したい部分が出てきてしまい、いつまで経っても投稿できない可能性があります。誤字脱字がなくレギュレーションに沿っていれば、違和感なく読めるものでOKというくらいまでハードルを下げてみましょう。

そうしないと、仕事としてライティングする場合は効率が悪くなってしまいます。我々ライターが記事を書くときに大事なことは、自分が納得できる文章にすることよりもクライアントが求める文章にすることです。効率良くクライアントの求めを実現するためには最低限何が必要なのかを考えて、見直しのルール作りをしておきましょう。

見直し回数は1回で十分

「見直しは何回すればいいですか?」という質問を受けたことがあります。サグーワークスのライターが集まった席で、パネルディスカッションに登壇したライターは全員「1回で十分」という意見でした。ただし、ざっと目を通すだけの1回では「見直し」になっていないことがあります。目で追うだけだと誤字脱字の見落としが多くなるということは、私自身が実証してしまいました。

レギュレーションで指定されている部分が網羅されていることを確認したら、1回声に出して読んでみるという見直しの仕方がおすすめです。声に出して読んでみて違和感のない文章であればOKというようにしておけば、効率良く作業を進められます。1記事書き終わった時点で始めから終わりまでざっと通して読むというやり方をする方法と、1段落書き終わるたびに読んでみて、違和感が無かったら次の段落に進むというやり方があります。

まとめ

自分の書いた文章の見直しは簡単なようで案外難しいものです。正しく書いている前提で見てしまうため、誤字脱字に気が付かないこともあります。そのため、見直し作業をいい加減に行うと承認者に負担をかけることになります。実際に、それで承認者に迷惑をかけた経験がある私が言うのですから、そこが注意のしどころであることは間違いありません。サグーワークスでのライティングの場合、いざというときは承認者が最後の砦となって間違いを防いでくれます。しかし、たった1回の見直しですからライター責任でしっかり見直しするようにしましょう。間違いがある前提で見直しをするとチェックしやすくなります。

こぶたのまとめ

  • 見直しはあらかじめルールを決めておくことが大事です。
  • 見直しをする回数は基本1回でOKです。
  • 見直すときは間違いがある前提で読みましょう。
  • 声に出して読んで違和感のある部分が直すべきところです。

いざというときには承認者が最後の砦になってくれますが、
1回の見直しはライター責任でしっかり行うようにしましょう。

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みんなの感想文

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  • 自分も記事を書いている途中でこの中身や内容で十分か不安になることがあったので、とても参考になりました。記事に載っていた見直しのルールを自分でも実践して、声に出して記事を読んで確認していこうと思います。新米ライターなので記事の見直しにも気合を入れて頑張っていきます。
  • 私自信、自分の書いた文章がこれで良いのか不安で、何度も見直しをしていました。しかし、こちらの記事を読んで、見直しのコツを掴むことができました。これで、ライターとしてのお仕事が今までよりも、はかどりそうです。
  • 見直しに関しては私自身も悩むことがあるので、自分以外にも悩んでいる人がいることを知ることが出来て安心しました。声に出して読むという解決法は簡単なようで、案外実践はしていなかったので、一度試してみたいと思いました。
  • 誤字をチェックするときに声に出して読んでみるというのは目からウロコでした。確かに目で追ってるだけでは誤字を見逃す場合があります。これからは文章の誤字チェックをするときは声に出して読んでみようと思えました。
  • 書き直しループというのは、ライティングを始めた頃はありませんでしたが、少し経った今は思い当たります。見直しに慎重になり過ぎると効率が悪いし、きりがないのでもっともだと感じています。記事の見直しルールを決め、声に出すなど、一回で済ますようにするというのは、参考になりました。
  • 私は短い記事であっても何度も読み直し、確認とわずかな修正を繰り返してしまい、いつも投稿するのに時間がかかっていました。少しでも良い記事にしたいという思いからそうしていましたが、そこには明確な見直しの基準がなく曖昧なルールの中でやっていたんだという事に気づかされました。クライアントの求めているものやレギュレーションを具体的に把握して作業をすることが大事だと思いました。また、声に出して読んでみるというのも良い見直しの仕方なので実践してみたいです。
  • 自分も同じように見直せば見直すほど不安になり次の工程に進めない、ということが多々あります。この記事を読んでそう考える人は沢山居るのだなと思えました。また、何回も見直すより1回だけと回数を決めて見直した方が確実だなと考えられました。
  • 自分が読んで100%の文章ではなく、クライアントにとっての100%を目指さなければならないというところが難しいところです。記事の見直しはもちろん必要ですが、自分が書いたものが主観に沿っているのは当たり前なので、ある程度客観的な立場からの評価基準を作成しておいてそれに当てはめて最終的な見直しをすると良いと思いました。
  • 見直しのルールを決めておくことで、効率よく作業できるという事がよく分かりました。回数が1回で十分な理由も具体的な根拠が有りとても参考になります。見直しの際に、間違っている事が前提ということを意識してみようと思いました。
  • 書いた文章に自信が持てないという点には共感しました。私自身まだまだ実力不足で承認されないことが多いです。しかし、誤字脱字、不自然な文章かどうかなどの基本的なミスは、きちんとした見直しによって防げるものだと感じました。
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