ライティングの基礎が学べる『実践的ライター入門』

ライティングの基礎が学べる『実践的ライター入門』

『実践的ライター入門』は2004年に出版されました。そのため、主に紙媒体で活躍しているライター向けに書かれています。しかし、Webライターであっても、知っておきたい基礎情報が目白押し。これらの情報やアドバイスを知っているか、知っていないかで大きな差が出るでしょう。また、コンパクトサイズなので、持ち歩きやすいのもポイントです。ぜひ、今回の記事を参考にして『実践的ライター入門』を手に取ってみてはいかがでしょうか。

シンプルな構成のおかげでサクサク読める

『実践的ライター入門』の大きな特徴はシンプルな構成です。章立てはアドバイスごとになっており、47章で構成されています。それぞれの章は4ページから5ページなので、気になった箇所をササッと読めるのがポイントです。また、目次は章のタイトルが羅列しているだけのシンプルなもの。そのため、「読みたい」と思った箇所を瞬時に探し出せるので、急いでいる時にも重宝します。

『実践的ライター入門』は冒頭でも述べた通り、紙媒体のライターに向けて書かれた本ですが、Webで活躍しているライターにとっても役立つ本です。例えば『文章では「はしゃぎすぎる」と失敗する』の賞では筆者はニュースやグルメ番組の例を使って、ハイテンションの状態で文章を書く怖さを伝えています。具体的な事例を使ってイキイキと書かれているため、楽しく読めるだけでなく、なるほど、と納得させられることでしょう。

また、アドバイスには書籍や雑誌から引用してきた文章も掲載されています。そのため、説得力が増しています。アドバイスは47もあるので、最初の頃は全てのアドバイスが頭には入らないかもしれません。しかし、ライターにとって大切にしたいコツは把握できるのではないでしょうか。

コンパクトサイズなので片手でも読める

コンパクトサイズなので片手で読めるのもおすすめポイントの一つです。ライター向けの本に限らず、多くのマニュアル本は単行本サイズとなっています。中にはハードカバーの本も。ハードカバーですと、電車の中で読むのは一苦労です。その点『実践的ライター入門』はコンパクトサイズなので、場所に困りません。新書サイズではありませんが、男性の手ですと、片手で読むことも可能です。朝ラッシュ時の電車の中でも、楽に読み進められます。

また、デスクでも場所をとりません。また『実践的ライター入門』は中のレイアウトはシンプルですが、外見は目立ちます。私は手軽に読めるように、カバーを外しています。カバーを外すと赤一色に。そのため、どこに置いてあっても、すぐに見つけられます。特に、原稿でデスクが覆われている方におすすめです。

サクッと読めるので、読破するのにそれほど時間はかかりません。何回も車内で読むなど繰り返し読むと、自然とアドバイスが頭に入ってくることでしょう。書く際に『実践的ライター入門』に書かれているアドバイスが自然と実践できたらしめたもの。『実践的ライター入門』に限らず、マニュアル本、アドバイス本を購入する際は本のサイズにも注目しましょう。

文章を書く全ての方におすすめできる本

『実践的ライター入門』は「ライター」と銘打っていますが、文章を書く全ての方におすすめできる本です。それぞれのアドバイスは難しくありません。読んだその日から、実践できるものばかりです。また「書く」を趣味にしたい方にもおすすめです。

例えば『自分史を書きたい人への一つのモデル』では、定年退職後に自分史を書きたい方に向けて書かれています。ライターのアドバイス本のなかで、自分史の書き方を指南している本は少ないのではないでしょうか。『実践的ライター入門』に書かれている内容は基礎的なアドバイスが多いので、ここから専門別の書籍を読み進めるといいでしょう。価格も購入しやすい値段設定になっているので、ぜひ手に取ってみましょう。

今回紹介した本について

  1. 書籍名:「売れる・読ませる」文章が書ける 実践的ライター入門
  2. 著作者:松枝史明

この記事をシェアする

みんなの感想文

この記事は役立ちましたか?
はい・・・9人 / いいえ・・・1人
  • 実践的ライター入門のことを全く知らなかったので、ライティングスキルを向上させるためにも購入してみようかと思います。プラチナライターの方がお勧めする本はぜひ購入したいので、もっとお勧めの本のことを知りたいです。
  • 私は先月からサグーライティングを始めたのですが、学生の頃に小論文を書いたぐらいで、あとは子供の作文を手伝う程度でした。なので、今まできちんとした文章を書いたことはありませんでした。こぶたの鉛筆に出てきた「実践的ライター入門」という本にとても興味を持ちました。基本を知りたいと思うので、今度本屋さんで探してみます。
  • 確かに本の特徴や、どういう際にどういう人に読んでもらえるか、といった情報、コンパクトな作りでいつでも読める気軽さ、などは伝わってきましたが、肝心の本の内容についてがよく分からない文章であると感じました。
  • 簡潔に書籍の概要が説明されていて、実際に購入したくなりました。内容のみならず、書籍の説明をする際おろそかになってしまいがちな判型や装丁に関する記述があるおかげで、実物を目にしていないのにもかかわらず、書店で手に取ったときのような購買意欲がわきました。
  • ライターとしての参考書や実用書を一度きちんと読んでみたいと考えていたので大変参考になりました。自分で調べると、いろいろな本がありすぎて悩んでしまうので最初の一冊として、ピンポイントで推薦してくださっているのがとてもありがたいです。
  • 今まで文章を書くために何かを学ぼうと思ったことがなかったので、大変参考になりました。本格的な本だと挫折してしまいそうですが、これならサクッと読めそうです。すぐに実践に活かせそうなのも嬉しいポイントですね。
  • 紙媒体のライターさんに向けての本だそうですが、具体的な例が出されていて確かにウェブでのライターさんにも参考になりそうです。47個ものアドバイスが書いてあるのに、コンパクトな大きさでで持ち歩くことができるのは、いつでも確認できて便利ですね。
  • コンパクトサイズで読みやすいなど、この本特有の長所が挙げられており、実際に読んだ人がオススメしているのかな、という印象を受けました。この本を選ぶかは分かりませんが、マニュアル本を選ぶときの参考になりそうです。
  • 参考になった点は、本のサイズについてです。本の中身についても確かに気になりますが、実際手に取って読むときのシーンを考えると読みやすい大きさというのは大切だと気づかされました。本全体の構成もイメージしやすく紹介されていて、購入の参考になりやすい情報だと感じました。
  • 『実践的ライター入門』についての記事でした。1度では頭に入らないかもしれないが何度も読み返すことで自分のものになっていくという紹介から、長く使っていける本なのだと感じました。また、この本の内容についてだけでなく、サイズやデザインの情報も入っていて、実際に買った際にどのように使っていけるのかイメージしやすいです。どのような本を買うべきか迷った際に読むと参考になる記事だと思いました。
ページトップへ戻る